屋根瓦の種類からリフォームに最適な性能や耐用年数、デザイン性を考える

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屋根瓦の種類からリフォームに最適な性能や耐用年数、デザイン性を考える

更新日:2020年08月03日

屋根瓦といえば日本では古くから様々な建物に使われている屋根材です。しかし、多くの人が瓦とイメージするのは粘土を焼いた粘土瓦のことだと思いますが、実はそれ以外にも様々な種類や特徴を持った瓦が存在します。
このページでは一般的な粘土瓦をはじめ、セメント瓦やコンクリート瓦についてご紹介いたします。

瓦の種類

屋根瓦の種類

瓦は粘土瓦の一種である和瓦だけでなく、西洋の建物でも使われる洋瓦などもあります。一口に瓦といっても形も違えば、瓦の違いによって建物の雰囲気が大きく変わりますので、材質と機能、さらにはデザインといった視点で考える必要があります。

 

釉薬瓦

粘土瓦ではありますが、ガラス質の釉薬(ゆうやく)を表面に塗って焼き上げた瓦を釉薬瓦といいます。釉薬が塗られていることで、表面に色艶が出て、見た目的に華やかな印象になります。日本では愛知県の三州瓦や島根県の石州瓦が産地として有名です。
釉薬を使っていない無釉薬のいぶし瓦と比較し、変色が少なくきれいな景観が長続きすることや耐水性に優れているという特徴がありますが、基本的には無釉薬と大きな性能の違いはありません。
しかし、無釉薬瓦よりも釉薬が使われているため、瓦自体の費用は割高となります。

釉薬瓦 石州瓦

無釉薬瓦

釉薬が使われていない粘土瓦です。釉薬瓦の色艶がないことでとても落ち着いた雰囲気があります。そのため、寺社仏閣の屋根にも多く使われている瓦です。
無釉薬瓦の中でもいぶし瓦や素焼き瓦と分別があり、いぶし瓦は窯で焼き上げた後にその中で蒸し焼きすることで、表面に炭素の膜を作ります。この工程は燻化(くんか)とも言われ、「いぶす」という意味からいぶし瓦と呼ばれるようになったようです。燻化することで表面が灰色に着色され独特の雰囲気があります。
いぶし瓦は時間が立つと、表面のいぶした色が落ちて色ムラになることがありますが、それがまた建物を趣深い印象にさせます。この色ムラが気になる場合は、いぶし瓦専用の塗料を使って屋根塗装することも可能です。
続いて素焼き瓦についてですが、いぶし瓦のいぶす工程を抜いた瓦で、粘土を窯で焼き上げるシンプルな瓦です。粘土を焼いたままの色となるので、瓦産地の粘土材によって様々な色合いのものがありますが、基本は赤みの強い茶色で赤瓦とも言われます。多くは南欧風の建物に使われており、日本では沖縄の昔からの住宅にも使われています。釉薬やいぶすことて、瓦をコーティングするものがない分、軽量であることが特徴です。

色あせしているいぶし瓦 素焼き瓦

セメント瓦

ここまで粘土瓦についてご紹介してきましたが、セメント瓦とは名前の通り材にセメントや水、砂が使われています。粘土瓦と比較して断面にザラつきがあるのが特徴です。また、粘土瓦は窯で焼くことで粘土が収縮が激しいため、生産の過程で割れたりし、廃棄物も発生しますが、セメント瓦は安定して製造ができるため生産コストを下げられ、それとともに価格も割安です。
しかし、セメント瓦は耐用年数が短く10年~20年ほどと粘土瓦よりも長持ちしません。定期的に塗装をすることで寿命を延ばすこともできますが、やはり屋根材交換が必要な時期が来れば交換も必要になるため最近では使われることが少なくなりました。

セメント瓦 セメント瓦の断面はざらっとしている

モニエル瓦

モニエル瓦はコンクリートを材料に作られた瓦です。コンクリート瓦とモニエル瓦はよく比較されますが、大きな違いは断面にあります。ちなみにコンクリートはセメントに砂利を混ぜて固めたものですので、断面が凸凹になっています。それに対してセメント瓦は比較的大きな凸凹はありませんので見た目で判断することが可能です。
また、モニエル瓦はスラリー層が表面にあり、それによってコンクリートを保護しています。経年劣化によってこのスラリー層が傷んでくると内部に水分が侵入して傷みを加速させることになりますので、塗装が必要になりますが、実はスラリー層には塗料が乗りにくいため塗装の前にスラリー層を除去する工程が必要です。

モニエル瓦 

 

瓦の種類別、耐用年数と重さの比較

種類 耐用年数 1枚あたりの重量※1
釉薬瓦(陶器瓦) 50年ほど 2.8Kg
無釉薬瓦(いぶし瓦・素焼き瓦) 30年~60年 2.6Kg
無釉薬瓦(素焼き瓦) 40年~50年 2.5Kg
セメント瓦 10年~40年(10年周期で塗装が必要) 2.8Kg
モニエル瓦  10年~40年(10年周期で塗装が必要) 4.5Kg

※1 瓦のタイプによって重さが異なるので、あくまで目安としてお考えください。

瓦の重さは釉薬・無釉薬で微妙にことなりますが、約2.8Kgほどとなりますがモニエル瓦は4.5Kgとかなり重さが変わってきます。
屋根を葺き替える場合は今まで使っていた屋根材よりも重い屋根瓦を使う場合、柱や梁などの躯体が十分耐えられる重さであるか調査を行う必要があります。
逆に今までよりも軽量な屋根瓦を使うことは問題なく、屋根が軽量化されたことで建物が受ける負荷を軽減するだけでなく地震による揺れからのダメージも少なくなり建物が長持ちするようになります。

 

屋根瓦のメンテナンスについて

粘土瓦はとても長寿命で、メンテナンスも必要ないと言われていますが、実は屋根瓦よりもその下に設置されている防水紙(ルーフィング)や野地板などのほうが先に傷んで補修が必要になるケースがあります。防水紙は大体20年ほどで寿命を迎えるので、傷んでいる場合は屋根葺き替え工事などの屋根材を交換する工事が必要です。もちろん屋根瓦に傷みがなければ屋根材を再利用する、屋根葺き直し工事もありますが、その場合は事前に調査を行い屋根葺き直し工事が可能か判断する必要があります。
そのままの屋根材を再度使うため、工事の費用は屋根葺き替え工事よりも安くなりますが、その分屋根葺き直しができる条件を満たしていなければなりません。
街の屋根やさんでは屋根瓦の調査に加え、最適な工事のご提案を無料にて実施しております。屋根瓦のことでお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

防水紙に穴が空いている 防水紙が劣化して変色している

 記事内に記載されている金額は2020年08月03日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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