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良いか悪いかは貴方次第!屋根材ごとのメリット・デメリットを比較しメンテナンスに活かしましょう!
お住まいで使用される屋根材には様々な種類がありますよね?最近多いのは軽量な化粧スレートや金属屋根材ですが、塗装が必要ない瓦や複雑な形状にフィットするアスファルトシングルも魅力にあふれています。 実際屋根材を決められる際に「どの屋根材がベストなのか?」と悩まれる方は多いと思いますが、実際は皆さんが望まれるポイントに合わせて決めるべきです。そこで今回はどの屋根材が皆さんのお住まいに適しているかの比較をしてみたいと思います。どの屋根材がベストになるのかは皆さんの考え方次第です!
1.化粧スレート
近年主流となっているのが化粧スレートと呼ばれる厚み約5㎜のセメント系の屋根材です。比較的安価な為、莫大な費用がかかる新築時のトータル費用を抑えるために使用されることが多く人気が高い屋根材です。セメント系の為、表層塗膜の保護が欠かせず10年程度で塗り替えを行っていく必要がありますがイメージチェンジ、補修時に屋根カバー工法ができる便利な屋根材でもあります。お住まいのイメージを変えたい、導入時のコストを抑えたい、そんな方に化粧スレートは非常にオススメです。
2.瓦
日本で昔から使用されている瓦屋根は吸水率が低いため塗装の必要もなく、瓦自体の劣化がありません。非常に重たい屋根材の為、地震や台風が猛威を振るう現在では瓦から軽量な屋根材へ葺き替える方も増えてきていますが、施工方法も進化し続けていますので、「すぐにずれる」「地震で落ちる」等のマイナスなイメージは感じにくくなっています。瓦自体のメンテナンスはありませんが、防水紙や漆喰は経年劣化で傷んでしまいますのでやはり定期的な補修は欠かせません。劣化しない瓦は葺き直し工事にて再利用することも可能です。 ※瓦のずれ防止に《ラバーロック工法》を行った瓦に関しては再利用できないケースがほとんどです。
また瓦といってもセメント瓦・コンクリート瓦は塗装が必要です。施工されてから年数も経過していると思いますので、これらに関しては葺き替え工事を検討しなくてはならない時期に差し掛かっております。重厚感溢れる和風住宅にあこがれる、メンテナンスコストを抑えたいという方にオススメな屋根材です。
瓦の種類
「瓦」と一言で言っても、実は様々な種類があるのをご存知でしょうか?同じ「瓦」の文字がつくものでも種類によってメンテナンス方法も変わってきます。
日本瓦
みなさんが「瓦」と聞いてイメージされる一般的な瓦です。粘土瓦とも呼ばれ、粘土を焼いて作られています。耐用年数は50〜100年とも言われるほど長持ちな屋根材で、1400年たった今でも当時の瓦が使われている場所もあるそうです。瓦自体はとても丈夫なのですが、瓦よりも先に防水シートや野地板、漆喰の寿命がきてしまうのでメンテナンスは欠かせません。
洋瓦
日本瓦は日本の伝統的な瓦で和風のイメージがありますが、洋瓦は日本瓦よりもカーブが大きいものや平なものがあり、洋風なお住まいによく合います。実は洋瓦は江戸時代末期には日本にあったと言われており、意外に歴史のある瓦なのです。洋瓦は日本瓦とは形が違いますが、粘土を焼いて作られており、メンテナンス方法も日本瓦とほぼ同じです。
セメント瓦・コンクリート瓦
名前の通り、セメントやコンクリートで瓦の形に作られている屋根材です。現在ではほとんどが廃盤となっています。セメント瓦やコンクリート瓦の特徴は、日本瓦や洋瓦などの粘土瓦のメンテナンスに加えて塗装が必要であることです。
3.ガルバリウム鋼板
トタンやブリキよりも錆びにくく高耐久と知れ渡ったガルバリウム鋼板は、現在補修時に採用されることの多い屋根材です。中には断熱材と一体になっているガルバリウム鋼板もあり、金属屋根材に持つ「雨音がうるさい」「熱が伝わりやすい」デメリットもしっかりカバーできています。注意点としてはやはり表層の傷、塗膜の劣化による錆の発生です。一度錆が発生すると【もらい錆】によりどんどん拡大してしまいますので、台風等で飛来物があった際には必ず点検を行いましょう。塗装でイメージチェンジも図れるため、スレートよりも高耐久な屋根材を使用したい方に最適です。
4.ジンカリウム鋼板
ガルバリウム鋼板同等の組成で形成されているジンカリウム鋼板の大きな特徴は表面の石粒です。高耐久な金属屋根材に色褪せにくい石粒を吹き付けることで雨音や熱の軽減とお洒落な外観に期待が高まります。導入コストは高めですが、鋼板が露出しにくい構造の為、より錆びにくく塗り替えもなく使用することができます。またディーズルーフィングは基材に30年保証がつけられていますので、いざというときも安心です。彩り豊かなお住まいにしたい、一味違った屋根材が気になる方はぜひご検討ください。
5.アスファルトシングル
アメリカではほとんどの住宅で使用されているアスファルトシングルは非常に柔らかい形状で複雑な屋根形状に対応できます。ホームセンターでも販売されていることがありカッターで加工もできますので、DIYが好きな方には楽しみが増える屋根材です。こちらは屋根塗装が必要ではありますが素材の関係上、水性塗料しか使用できません。また非常に柔らかいため風の影響を受けやすく剥がれてしまうこともありますのでこまめに補修ができる方にオススメです。
以前まではログハウスに多く採用されていたアスファルトシングルですが最近は一般住宅にも採用され始めています。
6.屋根材比較
【耐久性】
1位 瓦 2位 ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板 3位 スレート
やはり瓦は塗装の必要がなく、耐用年数50〜100年と言われているほど耐久性に優れています。初期費用は少々高いですが、将来のメンテナンス費用を考えるとコストパフォーマンスの高い屋根材です。
【耐震性】
1位 ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板 2位 アスファルトシングル 3位 スレート
屋根材が軽量であればあるほど耐震性に優れると言われています。金属屋根は軽量な事が特徴で、屋根1㎡あたり約6kgと非常に軽いです。一方、瓦は金属屋根の10倍の1㎡あたり約60kgとも言われていますが、軽量瓦という名前の通り軽量な瓦も登場しています。
【コストパフォーマンス】
1位 ジンカリウム鋼板 2位 瓦 3位 ガルバリウム鋼板
自然石粒仕上げのジンカリウム鋼板は、初期費用はやや高いですが優れた耐久性とメンテナンスの少なさがととても魅力です。軽量でありながら耐用年数約30〜50年、メーカーの基材保証も30〜50年ととても長いです。苔の発生や汚れの付着も防ぎ、長い間美観を保つ事ができます。
7.大事なのは屋根材の特徴を知ること!
使用されることの多い屋根材を簡単にご紹介しましたが、屋根材ごとにメリット・デメリットが大きく異なります。費用を取るのか耐久性を取るのか、はたまたデザイン性を取るのかによって選ぶべき屋根材は違うのですが、どの屋根材が良い、悪いという事ではそもそもないのです。しっかりその屋根材がどのようなもので、今後どのようなメンテナンスが必要なのかを把握したうえでリフォームに臨みましょう。私たち街の屋根やさんでは無料点検の結果、お客様にとってベストな補修工事をご提案させていただきます。屋根材に関して、費用に関して、今後のメンテナンスについて不安がございましたらお気軽にお申し付けください。
記事内に記載されている金額は2021年06月22日時点での費用となります。
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