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鋼板屋根材の歴史とガルバリウム鋼板を使用した屋根リフォーム時のポイントをご紹介
屋根材には瓦や化粧スレート等様々なものがありますが、最近その中でも人気が高まりつつあるのがガルバリウム鋼板屋根材です。トタンやブリキといった今までの金属屋根材よりもはるかに錆びにくいながらも非常に軽量、そして耐久性に優れたガルバリウム鋼板屋根材は長期的に見て魅力的でしょう。しかし「熱が伝わりやすく暑くて寒そう」「雨音がうるさそう」とデメリットにフォーカスがあてられることが多いという印象を受けます。そこでこのページでは、ガルバリウム鋼板屋根材の魅力や注意点を一挙にご紹介したいと思います。今後屋根リフォームをご検討中の方は特徴を把握し工事に臨みましょうね。
1.ガルバリウム鋼板屋根材とは?
近年注目度が高くなったガルバリウム鋼板屋根材ですが、実は長いこと様々な場所で活躍していることはご存じでしょうか?いつからあるかというとなんと1972年には開発され、主に商業施設や公共の場で使用されていたのです。しかし当時はコスト面がかかるイメージからトタン等が主流だったというのは言うまでもないでしょう。しかし耐食鋼板で知られるステンレスが価格高騰を受けたことで、それよりも費用の低いガルバリウム鋼板が世間の注目を浴びたのです。コスト面としても使用しやすくなったため各屋根材メーカーが様々な工夫を凝らして、デメリットとなる音や熱伝導の対策を行い今現在に至ります。
ガルバリウム鋼板と同じように注目されている屋根材として、ジンカリウム鋼板が挙げられます。こちらは組成自体にほとんど違いがありませんが少しでも組成が異なれば屋根材の名称が変わるため呼び名が違うのです。また音や熱に関しては屋根材表面に石粒を吹き付けることで軽減させていますが、最も違うのはそのデザイン性でしょう。瓦と同じ釉薬焼成方法で色を付けた石粒は非常に鮮やかに見え、主に洋風住宅に使用されるケースが多いと感じます。ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板、どちらも非常に優れた性能を持っていますので今後の屋根リフォームで選択肢にいれること間違いなしの屋根材です!
2.屋根リフォーム時の注意点
非常に人気な鋼板屋根材ですが、屋根リフォーム前にチェックしておくべきポイントがあります。 まず一つ目は錆が発生する可能性があるということ。非常に錆びにくい組成の為トタンよりも長く綺麗な状態が維持できますが、全く錆びないというわけではありません。特に沿岸部では潮風により錆が急速に進行しますので、保証がついているのか、また何年おきにメンテナンスを行うべきかをしっかり検討しましょう。場合によっては錆びない、塗装も必要ない瓦が向いているというお住まいもありますので、しっかり確認しておきましょう。
続いての注意点は施工方法です。新築や瓦屋根からのリフォームの際には新規設置か葺き替え工事の為問題ありません。一方化粧スレートの場合屋根カバー工法で覆いかぶせることも可能です。屋根カバー工法は既存屋根材を剥がさずにリフォームができるため、生活しながら費用も安く補修することのできる施工方法ですが、唯一の注意点は下地補修や補強ができないという事です。このため、雨漏りを起こして下地が腐食してしまった、経年劣化により下地が歪んでしまっている等の場合は、葺き替え工事をご提案させていただきます。
カバー工法の場合屋根材が二重に仕上がるため音や熱も大きく軽減できますが、使用する鋼板屋根材次第ではリフォーム後に音や熱が伝わるという事も十分考えられます。このようなことが無いよう、私たち街の屋根やさんでは断熱材と一体になった鋼板屋根材やジンカリウム鋼板をご提案させていただいているのですが、生活の中で「もう少し熱が伝わりにくかったら」「雨音が元から気になっている」等心配事がございましたら、お気軽にご相談ください。
3.鋼板屋根を使用したお客様の意見
屋根リフォームを検討される際に屋根材の種類はやはり気になるところだと思います。しかし「実際使用してどうだった?」という事がわかると尚更安心ですよね? 私たち街の屋根やさんにも「ガルバリウム鋼板を使用したい」という事でお問い合わせをいただくことがあります。その理由としては
①軽量な屋根材の方が良い ②頻繁に塗装をしなくても良い ③耐久性を考慮するとリーズナブルな価格に感じた
といったご意見が多数ありました。もちろん一度お見積りを行わなければ費用等はわかりませんが他の屋根材での費用と耐久性を考えると、決して高すぎるような屋根材ではありません。また実際ご使用いただいて定期点検にお伺いすると
①雨音や熱の伝わりは感じられない ②(屋根材にもよりますが)艶も抑えられているので新築時のような仕上がりに大満足! ③施工から数年経過しているが、劣化が目立ちにくいのか変化が感じられない
と鋼板屋根材を利用して良かったというお声を頂くことがございます。もちろん屋根材ごとにメリット・デメリットがありますが、「高いの?」「仕上がりは?」と不安がある方はぜひ一度お問い合わせください。
4.鋼板屋根のメンテナンス方法
先ほどお話した通り、鋼板屋根は錆に強い屋根材です。そのため、メンテナンスフリーとも言われていますが、長持ちさせるためにはメンテナンスは必須です。劣化症状に合わせたメンテナンスを定期的に行いましょう。
・1年に数回の水洗い
ガルバリウム鋼板はご自身で簡単にメンテナンスできるのも魅力のひとつです。高圧洗浄機では屋根材が傷んでしまいますので、ホースを使いましょう。簡単なメンテナンス方法ではありますが、屋根に登るのは大変危険ですので、ベランダから届く下屋など転落のリスクがない場所のみ行いましょう。屋根は専門業者に依頼することをおすすめします。
・10年前後で屋根塗装
鋼板屋根を守っているのが塗料です。塗料は紫外線を浴び続けることで劣化していきます。塗り替えを行うことで、防水や防錆の効果があります。また、色を変えてお住まいのイメージチェンジもできます。
・約20年で葺き替えかカバー工法
定期的な塗装を行っても屋根材は劣化していきますので、約20年を目安に屋根葺き替え工事か屋根カバー工法によるリフォームを検討しましょう。屋根材に劣化が見られなくても、下の防水シートの交換の時期です。下地の交換と一緒に屋根材も補修することで安心して長くお過ごしいただけます。
5.まとめ
近年注目を集めている鋼板屋根材ですが、実は皆さんが思っているよりも昔から使用され信頼の高い屋根材です。鋼板屋根材に感じられがちなデメリットをカバーする対策も各屋根材メーカーが行っておりますので、更に使いやすく仕上がりも綺麗です。ガルバリウム鋼板とは?ジンカリウム鋼板とは?と気になっている方、リフォーム時の費用や今後の注意点などを知りたいという方は、私たち街の屋根やさんの無料調査をご利用ください。
記事内に記載されている金額は2020年11月30日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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