ラバーロック工法の注意点!誤った施工が雨漏りの原因につながります。

HOME > ブログ > ラバーロック工法の注意点!誤った施工が雨漏りの原因につながり.....

ラバーロック工法の注意点!誤った施工が雨漏りの原因につながります。

更新日:2023年06月14日

 昔ながらのを使用しているお住まいの方であれば、瓦がズレてしまったという経験がある方もいらっしゃると思います。現在では瓦を釘で固定することが義務付けられていますが、2021年以前に建てられたお住まいでは、1枚ずつ交換できるよう釘止めされておらず、瓦の凹凸部分をかみ合わせるように取り付けていることで風が吹いてもずれにくい設計になっているお住まいが多くあります。塗装が必要ない瓦は漆喰やずれを補修していれば長く使用できますが、瓦が釘止めされていないお住まいでは瓦同士が何度もこすりあう過程で角が取れ、噛み合わせが甘く弱くなってしまうということがあります。

瓦のずれ

 本来であれば瓦を差し替えることで対処できますが、全体的に丸みを帯びていると葺き替え工事と大差ないほどの金額になってしまう場合もあり、そのような場合に用いられることがあるのが【ラバーロック工法】です。コーキングで瓦同士を固定する工法ですが、間違った施工方法を行ってしまうと雨漏りを起こし、葺き替え工事を行わなくてはならないといった最悪のケースも起こりえます。このページでは、雨漏りリスクと隣り合わせにあるラバーロック工法についてご紹介したいと思います。

ラバーロック工法とは?

 ラバーロック工法を簡単に説明すると、窯業系サイディングの目地を埋めたり、スレートのひび割れ補修などで多用される「コーキング材(シーリング材)」で瓦同士を接着し、固定する工法です。瓦屋根の継ぎ目・重なり部分が白くなっているお住まいを見ることはありませんか?そのような屋根はラバーロック工法が施されています。

シーリング材 コーキング材 瓦のずれ 

 瓦はどうしても強風や地震でズレますし動きが生じます。揺れに耐えられなくなれば飛散したり、落下したりといった目に見えるトラブルを起こします。そこで、瓦同士を固定することで動きを制限し、耐震性を高めるといった目的で施されるのがラバーロック工法です。

 しかしながら、街の屋根やさんではラバーロック工法を推奨していません。ラバーロック工法を施工する業者がお客様に伝えないリスク・デメリットを生むからです。

ラバーロック工法が抱えるリスク、デメリット

 瓦を固定でき、耐震性が向上するという謳い文句で施工されるラバーロック工法ですが、逆に雨漏りの原因になってしまう事例が数多く報告されています。実際に街の屋根やさんで雨漏り修理に伺ったお住まいの中にも、ラバーロック工法が雨漏りの原因になっているお住まいがたくさんあります。ラバーロック工法が様々なリスクを抱えている工事であることを理解し、お住まいにとって本当に必要な工事かどうかご検討いただければと思います。

①瓦が再利用できなくなる

 ラバーロック工法では瓦にシーリング材を接着させますので、その後のメンテナンス時には瓦に付着しているシーリングを剥がす必要があります。しかし、瓦に付着しているシーリング材をすべて剥がすのは極めて困難になりますので、ラバーロック工法を行った瓦は再利用できなくなってしまいます。

②大災害の際にはかえって逆効果になる可能性がある

 ラバーロック工法は瓦の接着・固定という名目で行われますが、単体での瓦の差し替えが出来なくなってしまいます。また台風等で本来であれば数枚めくれ上がるような被害が起きた時、ラバーロック工法を行っていた住まいでまとめて1面剥がれるという事が起きてもおかしくありません。

③雨漏りのリスクがある

雨漏りの原因 ラバーロック工法 通気性の悪いラバーロック工法

 ラバーロック工法を行うことで、瓦と下地の間に入り込んだ雨水が排出されにくくなり、内部に滞留した雨水が雨漏りの原因になってしまう場合があります。特に、瓦の四方全てをコーキングされてしまっている場合にはほぼ間違いなく雨漏りするでしょう。屋根業者が瓦屋根での雨漏りと聞いて真っ先に確認するのがラバーロック工法の有無です。

ラバーロック工法の施工方法

 ラバーロック工法を行うことで雨漏りを起こしてしまったという住まいもあるかと思います。瓦の固定を優先するあまり、瓦の四方全ての隙間をシーリング材で埋めてしまった結果です。瓦内部に入り込んだ雨水がシーリング材でせき止められ、湿気も逃げずに雨漏りを起こしてしまうのですが、お客様からすれば耐震性を上げるために行った工事が雨漏りの原因になるとは夢にも思わないでしょう。悪質な屋根工事業者であれば、わざとラバーロック工法を施工して、雨漏りが起きた時には【経年劣化】を理由に全面改修を提案するという事も十分考えられます。

ラバーロック工法による雨漏り 正しいラバーロック工法

 ラバーロック工法は瓦の四方全面をシーリング材で埋めるものではなく、瓦の凸部の端をちょっとシーリング材で留めるものですが、それでも雨漏りのリスクは発生します。街の屋根やさんでは、瓦屋根の耐震性がご不安なお客様には葺き替え工事をご提案させていただくことが多いです。雨漏りのリスクを抱えてまでラバーロック工法を施工するより、将来を考えてしっかりとしたメンテナンスを行うことがお客様のためになると考えているからです。

ガイドライン工法

 瓦屋根の施工にはラバーロック工法の他に「ガイドライン工法」もあります。ガイドライン工法とは、阪神大震災後の2000年の建築基準法改正を受けて2001年に設定された地震や台風に強い瓦屋根を作るためのガイドラインで施行する方法です。法改正前は、「瓦が剥がれ落ちないように施行する」というような内容でしたが、ガイドライン工法では「風や地震によって脱落しないようにしなければならない」と定められています。

・瓦を固定する釘を増やす
 具体的には、法改正以前は瓦4枚に対して1本の釘で固定していましたが、ガイドライン工法では瓦2枚に対して1本の釘を使用するのが最低基準とされています。この基準より、固定力の強い1枚の瓦に1本の釘を使用する方法もあります。使用する釘の数は地域ごとに決められていますので、事前に確認が必要です。

・乾式工法へ
 また、湿式工法から乾式工法へ変わりました。以前一般的だった湿式工法とは、土の上に瓦を乗せる方法です。湿式工法は、屋根の重量が重くなってしまうことと瓦の固定力が弱いという理由から乾式工法が用いられるようになりました。乾式工法は、土を使わず、桟木と呼ばれる木材を設置し、そこへ瓦を固定する工法です。土を使わないので屋根の重量を抑え、耐震性を高めることができます。

 ラバーロック工法は地震や風に強いと言われることがありますが、耐震性や耐風性に関しては圧倒的にガイドライン工法の方が優れていますので、瓦屋根の耐震性・耐風性がご不安な方は、ガイドライン工法をご検討されてはいかがでしょうか。

まとめ

正しいラバーロック工法

 塗装メンテナンスが必要ない瓦は漆喰や割れ、雨漏りに対して目が行きがちですが、瓦自体も長く使用することで少しずつずれやすくなってしまいます。ラバーロック工法は安価なメンテナンスであるため、気軽に依頼されてしまう方が多くいらっしゃいますが、先々まで考えた時に本当に最適なメンテナンスかどうかは疑問が残ります。

 私たち街の屋根やさんはお住まいを長く安心して利用できるメンテナンスをご提案させていただきます。費用面が不安という方にはリスクやデメリットをしっかりご理解いただいた上で工事を行いますので、気になる方はぜひお気軽にお住まい無料点検をご利用ください。

 記事内に記載されている金額は2023年06月14日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック!

屋根葺き替えで雨漏り解決!メリット・デメリットを解説!【アメピタ!】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


屋根葺き替え898,000円~(消費税・諸経費別)

このページに関連するコンテンツをご紹介

瓦屋根を更に軽く!棟瓦の乾式工法で住宅の耐震性を向上
 近年建築されている住宅をみていると、瓦屋根のお住まいをほとんど見かけなくなったとしみじみ思います。代わりに多くのお住まいで施工されているのはスレート屋根材や金属屋根材等、薄く軽量な屋根材ばかりです。これらは住宅の耐震性を高める為の施工だと言われていますね。しかし屋根材を軽くしただけで住宅の倒壊を免…続きを読む
とても重要!雨漏りを防止する雨仕舞い
 「防水」は一般の方でも馴染みのある言葉だと思いますが、「雨仕舞い」は聞いたことがないという方がほとんどではないでしょうか。屋根やさんなどの建設関係者でなければ、聞く機会がない「雨仕舞い」、雨漏りを防ぐためにとても重要な考え方なのです。雨水を残留させないのが雨仕舞いの基本的な考え方 雨を仕舞うと書い…続きを読む
雨漏りの原因となりやすいパラペット、メンテナンスは必須です
 誰しも一度はビルの屋上に上がったことがあるのではないでしょうか。一般的にビルの屋上は陸屋根と呼ばれるほぼ平らな屋根で、ほぼ傾斜がありません。そして、その外周部は建物によって違いますが、低い壁か高い壁で取り囲まれていることがほとんどです。低い壁の場合、その上に手摺りが設置されていなければ歩行可能な…続きを読む
雨漏り修理・雨漏り工事は街の屋根やさんへ
 雨漏りは屋根から漏ると思われがちですが、原因が屋根以外である事も普通です。よくある窓回り、外壁、ドレインからの他、異常気象で雨水が吹き上がって軒天の隙間から入り込んだり、太陽光パネルの設置による下地の破損など、原因が多様化しているのが最近の傾向です。そのため、気がついた時にはすでに様々な経路を伝っ…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      屋根葺き替えを行った現場ブログ

      2024/02/27 横浜市青葉区寺谷町で築30年の屋根の調査を行いました

      スレート屋根の点検 横浜市青葉区寺谷町にお住まいのお客様より、築30年で屋根は一度塗っているがそろそろ塗装の時期かと思ったので状態を見て欲しいと思い合わせをいただき、現地調査にお伺いしてきました。   屋根はニューコロニアルというアスベスト含有スレートで葺かれた屋根でした。&nb...続きを読む

      2024/02/18 屋根瓦のメリット・デメリット|瓦の重量が耐震性の低下を招く理由とは?

       こんにちは!街の屋根やさん横浜支店です(^^)/ 日本国内の伝統的な屋根材と言えば「瓦」です! 伝統を思わせる美観が大きな特徴である瓦ですが、屋根材として機能面のメリットをご存じない方も多いと思われます! また、瓦屋根にお住まいの方でご心配されることが多いのが、やはり瓦の重量が招く耐震性の低下です...続きを読む

      2024/02/17 横浜市港北区日吉本町で縁切りされていない斜壁に付いたスレートと、劣化した防水の点検に伺いました!

        こんにちは! 街の屋根やさんです(=゚ω゚)ノ  今回は雨漏りがあるから点検と修理の見積もりが欲しいとご連絡をいただき調査に来ました。  それでは早速調査開始です! 調査開始!  まずは雨漏りしている箇所の点検からしていきます!  点検...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      屋根葺き替えを行った施工事例

      施工内容
      屋根葺き替え
      築年数
      約17~18年
      使用材料
      IG工業 スーパーガルテクト Sシェイドグリーン
      施工内容
      屋根葺き替え
      築年数
      41年
      使用材料
      オークリッジスーパー オニキスブラック

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!