人気の高いガルバリウム鋼板屋根材の種類とジンカリウム鋼板との違いを徹底解説!

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人気の高いガルバリウム鋼板屋根材の種類とジンカリウム鋼板との違いを徹底解説!

更新日:2021年08月27日

 近年屋根や外壁のリフォームに人気の金属素材ですが、そのほとんどはガルバリウム鋼板です。ガルバリウム鋼板はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の組成で成り立つ鋼板で金属素材の軽さはそのままに、トタンなどよりもはるかに錆びず長く使用できる鋼板です。

 私たち街の屋根やさんがリフォームを承る際にも「ガルバリウム鋼板を使用したい」という声を頂くこともありますし、耐震性を考慮し軽量な金属屋根材を採用される方も増えてきています。
そこで今回は私たち街の屋根やさんもオススメしているガルバリウム鋼板の種類と特徴、またガルバリウム鋼板と少し趣向が違うジンカリウム鋼板についてご紹介していきたいと思います。

ガルバリウム鋼板の様々な種類

ニチハ センタールーフ

ニチハ 横暖ルーフ 横暖ルーフのアップ

 ニチハといえば外壁材で非常に有名ですが屋根材も販売しており、ガルバリウム鋼板の代表製品は横暖ルーフです。ガルバリウム鋼板と断熱材を一体にすることで、金属屋根材で心配される雨音や断熱性の問題をクリアしています。また通常の屋根材は10尺(3030㎜)あり長いのですが、横暖ルーフS 1820は狭小地での施工でもスムーズに行えるよう6尺(1820㎜)で販売されておりどんな住宅でも柔軟に対応することができます。耐候性に優れた遮熱鋼板もしくはフッ素樹脂の遮熱鋼板がお選びいただけます。

アイジー(IG)工業 スーパーガルテクト

スーパーガルテクト シェイドブルー スーパーガルテクトの表面

 現在私たち街の屋根やさんがご提案し多く使用しているのがアイジー(IG)工業のスーパーガルテクトです。仕様はニチハのセンタールーフと同じ断熱材と一体になったガルバリウム鋼板ですが、表面には立体的なちぢみ塗装を採用することで光の反射具合も非常に綺麗です。また横暖ルーフはブラック・ブラウン・グリーンの3色ですが、スーパーガルテクトはそこにブルーとチャコールを加えお住まいに合った柔軟な選択が可能です。従来のガルテクトから改良を重ね保証が各項目5年程度延びたことも特徴として挙げられます。
 特にスーパーガルテクトへ改良された際、これまで海岸から5㎞以遠の場合しか保証がなかったのに対し、500m以遠の住宅であれば保証対象となるようになりました。
 錆びにくいガルバリウム鋼板と言えど塩害は錆の原因ですし劣化が早まる問題点です。それに対し補償範囲を広げるということはよっぽど自信を持つ屋根材ともいえます。

ガルバリウム鋼板製の瓦棒 立平葺き屋根材の種類

 他にも緩勾配にも対応できる縦葺き屋根材「立平葺き屋根材」や、嵌合式で固定力が強いガルバリウム鋼板もあります。どれも非常に人気の屋根材で今後安心して生活するためのメンテナンス方法として注目を浴びており選択肢も多岐にわたります。

ガルバリウム鋼板と類似組成のジンカリウム鋼板

 上記2種類は屋根改修時に多く選ばれるガルバリウム鋼板屋根材です。しかし「デザインがシンプルすぎて…」と悩まれる方もいらっしゃいます。そこでお薦めなのがディーズルーフィングのジンカリウム鋼板です。ジンカリウム鋼板とはアルミニウム55%、溶融亜鉛43.5%、シリコン1.5と、0.1%しかガルバリウム鋼板と違いませんが全くの別物と紹介されます。実はこの2種類、商標登録している会社が違う為です。他の会社も同じような組成で鋼板を開発しているのですが、商標登録が違う会社が増える程に同じ組成でも違う名前の製品が増えるという事です。
 さて、商標登録が違うだけという事でご紹介したジンカリウム鋼板ですが、実はガルテクト等とは仕様が少し異なります。

ジンカリウム鋼板 エコグラーニの表面

 上記でご紹介したガルバリウム鋼板は断熱材と一体にすることで金属屋根材のデメリットをカバーするというものでした。対してディーズルーフィングのジンカリウム鋼板は鋼板表面に自然石粒を吹き付けることで雨音を緩和、下地と屋根材の間に隙間を設けることで通気性を確保し暑さの調整が出来るというものです。どちらも金属屋根材ならではのデメリットをカバーするための工夫が施されていますので、今後屋根リフォームを検討されるにはオススメの屋根材になります。

ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット

 これからお住まいを建られる方やリフォームを検討されている方の中にはガルバリウム鋼板の屋根や外壁を考えている方も多いのではないでしょうか?ガルバリウム鋼板のメリットだけでなく、デメリットもしっかり理解しておくことが重要です。

ガルバリウム鋼板のメリット
・高耐久
 耐用年数20〜30年と長持ちで、かつて金属屋根として主流だったトタン屋根の約3〜6倍の耐久性とも言われています。

・軽量
 軽量な屋根や外壁は、お住まいにかかる負担が少ないため耐震性が高くなります。最近は耐震性に優れたお住まいが注目されており、軽量なガルバリウム鋼板が人気です。また。軽量なことから、屋根カバー工法にも使用できます。

・コストパフォーマンスが高い
 初期費用はやや高めですが、メンテナンスにかかる費用が少ないためコストパフォーマンスが高い屋根材と言えます。

ガルバリウム鋼板のデメリット
・初期費用が高い
 先ほどもお話した通り、ガルバリウム鋼板の屋根や外壁は初期費用が高めです。

・物が当たった衝撃で穴が開く可能性がある
 強風時の飛来物が当たった衝撃でへこんだり穴が開く可能性があります。放置してしまうと錆が広がり、屋根や外壁が脆くなってしまいますので、悪天候後は一度点検することをおすすめします。

横葺き・縦葺き

 金属屋根には「横葺き」と「縦葺き」という施工方法があります。それぞれの特徴やどのような屋根に施工されるのかご紹介いたします。

横葺き
 棟と並行に金属屋根を設置する方法で、屋根リフォームでは横葺きが一般的です。横葺きでは、断熱材がついたガルバリウム鋼板屋根材が使用できたり、耐風性に優れるなど多くのメリットがあります。特に住宅が密集している地域では、屋根が複雑な形状をしているものが多く、横葺きは複雑な形の屋根にも施工しやすいという特徴があります。一方、屋根の勾配が3寸以上必要で、3寸以下の屋根には施工できません。また、次にご紹介する縦葺きに比べて費用が高く、工期が長いです。

縦葺き
 棟から軒に向かって縦に屋根材を設置する施工方法です。ガルバリウム鋼板が金属屋根の主流となる前は、トタンが主流だったのですが、昔ながらのトタン屋根が代表的な縦葺きです。トタン屋根では芯木と呼ばれる木材を使用する「瓦棒葺き」が一般的でしたが、現在は芯木を使わずガルバリウム鋼板のみで仕上げる「立平葺き」が縦葺きとして一般的になっています。工期が短く費用も抑えることができますが、断熱材のついた屋根材が選べなかったり複雑な形状の屋根には施工が難しいといったデメリットがあります。

ガルバリウム鋼板の種類に関するまとめ

ガルバリウム鋼板屋根材

 近年ガルバリウム鋼板は屋根のみにかかわらず外壁にも使用されるようになりました。住宅全体の重量を軽く仕上げることで地震による揺れを軽減し被害を最小限に抑えることも出来る為、いたって当たり前で合理的な流れともいえます。

 しかし少しご紹介したものでもわかるように各メーカーから様々な特徴を持ったガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板が販売されており、その特徴を知らなかったばかりに「もっと詳しく調べておけば良かった」「選択肢を提案してもらうべきだった」とリフォーム後に感じてしまう結果になるかもしれません。

 私たち街の屋根やさんではお客様のニーズに合わせて数多くのリフォーム方法をご提案させて頂きます。どのような屋根材が向いているのか、今後安心して暮らせるメンテナンス方法に関して等、気になる事はどんどんご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っておりますのでご安心ください。

 記事内に記載されている金額は2021年08月27日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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