屋根カバー工法を検討する上で手順や特徴を知っておこう

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屋根カバー工法を検討する上で手順や特徴を知っておこう

更新日:2021年09月02日

 屋根カバー工法とは既存の屋根に新しい屋根を被せる工法のことです。屋根は年数が経てば立つほどどこかしら不具合がでてくるものですが、特に屋根は風雨にさらされ続け、寒暖の差も激しいことから他の部位よりも高い耐久性をもった材が使われています。それでも20年以上たったお住まいでは屋根材などが傷んできてしまう時期に入るため、早めにメンテナンスを検討していく必要があります。
 屋根のメンテナンスで代表的な工事が屋根葺き替え工事ですが、同じく屋根を新しくする工事として屋根カバー工法があります。
このページでは屋根葺き替え工事と屋根カバー工法の違いや、屋根カバー工法のメリット・デメリット、工事の工程などをご紹介いたします。

屋根カバー工法

 

屋根カバー工法の手順

 屋根材にスレートが使われていましたが、年数が経ち表面の傷みだけでなくひび割れや欠けなどが目立ってきたことから部分的な補修と屋根塗装では対応が厳しいと判断し今回屋根を新しくすべく屋根カバー工法を行います。

屋根カバー工法の手順 防水紙設置 屋根カバー工法の手順 屋根材設置

 まずは既存屋根の上から防水紙を設置しますが、その上でじゃまになる雪止め金具や板金などを撤去してから防水紙を敷設していきます(左写真)。それが終わると続いて屋根材の取り付けになります。屋根カバー工法は屋根が二重になることから以前よりも屋根自体の重さが増してしまいますが、軽量な金属製の屋根材を使うことで重さの負担は軽減できます。今回はガルバリウム鋼板の横葺きタイプを取り付けていきます。

屋根カバー工法の手順 屋根材設置 屋根カバー工法の手順 完工

 軒先から屋根の棟の方に向かって設置することで、棟側が下に潜り込むようになり雨水が入らないよう設置できます。屋根材の取り付けが終わり、最後に棟や雪止め金具などの役物を設置して屋根カバー工法は完了です。

 

屋根カバー工法と屋根葺き替え工事の違い

 屋根を新しくするという意味ではどちらも同じですが、その2つの工事にはどのような違いがあるのかみていきましょう。

屋根カバー工法

 もともとの屋根は残し、その上から新しい屋根を重ねて作る工法です。屋根が重なることから重ね葺きとも呼ばれます。既存の屋根に直接防水紙を設置し、その上から屋根材を取り付けますので屋根を撤去する工程が省け工期が屋根葺き替え工事よりも短いことや、廃材処理のための費用負担が少ないなどのメリットがあります。
 また、屋根が二重になることから断熱効果が高まることや、雨音などの遮音性が向上する利点がある反面、デメリットとして屋根カバー工法に適さない瓦屋根などでは施工が厳しいといったことがあります。他にも野地板や母屋など屋根の土台になる部分がすでに劣化している場合も施工は厳しいと判断されます。

 

屋根葺き替え工事

 既存の屋根材や防水紙、野地板などを撤去し新しい材で屋根を作り直すのが屋根葺き替え工事です。屋根カバー工法は屋根が二重になるので、重量が増えてしまいますが屋根葺き替え工事はそのようなことがありません。また、屋根材によって施工できないということもありません。様々なケースにも柔軟に対応できる工法といえるでしょう。

屋根カバー工法の様子 屋根葺き替えの様子

 

屋根カバー工法には他にもこんなメリットがあります

工場や店舗などで営業に支障を出したくない方に
 屋根をそのまま残すため、屋内ではそれほど影響がないことも大きなメリットです。仮に屋根葺き替え工事であれば、屋根の撤去から屋根材設置までの間は屋内に様々な規制がでてきます。例えば、工場などで多く使われる大波スレートなどは、屋根材を撤去すると屋内から外が見える状態になります。工事中は廃材などの落下の危険があるため、屋内では通常運用は厳しいでしょう。

工場などの大波スレート 屋根材撤去で屋内が見えている

 

アスベストが含まれる屋根材に
 アスベストとは人体に悪影響を与える物質で、2000年代前半までに様々な屋根材で使用されていました。現在においては使われることはありませんが、家を建てた時期が古いものは今でもアスベストが含まれた屋根材として残っています。実はアスベストの含まれた屋根材は撤去や処分に、アスベストが含まれていない屋根材と比較し割高な費用がかかってしまうのです。屋根カバー工法の場合であれば屋根は撤去しないので費用的にも抑えることができます。もちろんアスベストの屋根が残ってしまいますが、上から新しい屋根を設置したことで飛散することがないので、人体への影響はないためご安心ください。

 

屋根カバー工法が向いていないケース

 廃材も出ず安心な屋根カバー工法ですが、屋根カバー工法が向かないケースもあります。下記の場合には屋根カバー工法ではなく、屋根葺き替え工事を検討しましょう。

・瓦屋根
瓦屋根は他の屋根材よりも重量があるため、屋根カバー工法は施工できません。もともと重たい瓦屋根の上に新しい屋根材をかぶせてしまうと、さらに屋根の重量が増し、地震で崩れる可能性があります。

・下地の劣化が進んでいる場合
カバー工法に向いているスレート屋根であっても、防水紙や野地板などの下地が劣化している場合にはカバー工法よりも葺き替えの方が向いている場合があります。雨漏りが発生してしまった際、下地を補習せずにカバー工法を行うと一時的に雨漏りは止まるかもしれませんが根本的な解決にはなりませんし、再度雨漏りが発生する可能性もあります。

 また、屋根カバー工法で注意しておきたいのが、使用できる屋根材がほぼ金属屋根材であることです。屋根が二重になるため重さの関係から、軽量な金属屋根材になることがほとんどです。屋根材を選びたいという方は葺き替え工事の方が向いているかもしれません。

 

屋根カバー工法をする上でまずは現地調査を

 メリットが多い屋根カバー工法といっても、下地の状態が悪いことや使用している屋根材が瓦など不適切な場合は屋根カバー工法ができません。まずはご自宅の屋根の状態を専門業者に調査してもらい、その上で判断するようにしましょう。私達街の屋根やさんでは点検やお見積は無料です。これから屋根カバー工法をお考えの方はお気軽にご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2021年09月02日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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      施工内容
      屋根カバー工法
      築年数
      28年
      使用材料
      IG工業 スーパーガルテクト Sシェイドモスグリーン
      施工内容
      屋根カバー工法
      築年数
      約30年
      使用材料
      オーウェンスコーニング
      オークリッジスーパー

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