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屋根の剥がれとその対応方法をご紹介します
「屋根が剥がれる」と一言で言っても屋根には色々な部材が使われており、状況によって必要な工事は変わってきます。例えば台風などの強風時には色々な箇所が被害を受けますが、その中でも多いのが棟板金の剥がれや、屋根材の剥がれ、他にも破風板板金や鼻隠し部分などもあります。このページでは部分別に屋根の剥がれによる破損と補修方法についてご紹介いたします。
スレートや瓦などの屋根材の剥がれ
屋根材は屋根を構成する部材として、耐久性が求められる箇所です。夏場の高温と強烈な紫外線、真冬には氷点下にも気温は下がります。また常に風雨にもさらされ続けるため、お住いの中でも特に劣化しやすい環境と言えます。もちろんそれに耐えうる耐久性を持っていますがすでに経年劣化が進んでいる屋根材や、部分的に傷んでいる場合は劣化の進むのも早いため早急に対応が必要です。
ちなみにスレートが剥がれる原因として、一つは経年です。この場合は端部分から剥がれるケースが多いのですが、もろくなっていると固定している根元からずれ落ちるということもあります。
また、瓦の剥がれはスレートと違い、瓦は経年で屋根材自体が劣化するケースよりも台風や地震といった自然災害で飛散したりずれ落ちることがあります。現在は瓦の固定化も義務化されることが決まっており、多くの施工現場でも瓦は固定されている現状があります。しかし、古い建物になると瓦が固定されていないので台風や地震で外れることがあります。
スレートが剥がれた場合の対処法
スレートは幾重にも重ねて設置しています。そのため、1枚程度ずれてもすぐに雨漏りするとは限りませんが、その1枚だけの補修をする場合には棟(屋根の頂上部)のところまでスレートを外して修理しなければなりません。
ですので多くの場合は屋根を葺き替えることになります。また、前項でお話ししましたが経年劣化によって剥離したり、根元からずれ落ちる場合は屋根全体に傷みがでていることがほとんどです。ですので、部分的な交換では根本的な解決になりませんので全面の屋根葺き替え工事を選択することになります。また、スレートの場合は屋根を新しくする方法として屋根葺き替え工事ともうひとつ、屋根カバー工法があります。屋根カバー工法は既存の屋根の上にもう一つ新しい屋根を重ねて作る工法で、またの名を重ね葺きともいいます。スレートだけでなく、金属やアスファルトシングルなどの薄型の屋根材であれば屋根カバー工法が可能です。
瓦が剥がれた場合の対処方法
瓦は剥がれただけで、欠けなどの異常がなければ特別な工事は不要で簡単に戻すことができます。しかし、剥がれた衝撃や、ずれ落ちて割れなどしている場合は交換が必要になります。瓦は1枚などの部分交換も可能なので、同じå型のものが入手できれば大掛かりな工事は不要です。しかし、年数が経っているお住いでは瓦自体がすでに生産されていないケースもあり、その時は屋根全体の葺き替え工事が必要になります。もちろん瓦の欠けを接着しての補修という手段もありますが、近い将来家を立て直すなどの予定がある場合をのぞいてあまりおすすめはできません。
アスファルトシングルの剥がれた場合
アスファルトシングルは、アスファルトをガラス繊維に染み込ませた屋根材です。アスファルトは、屋根の防水材であるアスファルトルーフィングでも使用されることから、防水性に優れた材です。シート状の屋根材ですので弾性があり、サビや割れなども起こしにくいのが特徴ですが、シート状であるがゆえに接着面から剥がれるということがあります。
剥がれた場合はその部分を清掃し、接着剤にて補修は可能です。しかし、剥がれてから時間が経っている場合は風に煽られてアスファルトシングルが破けたりするため、早期対応が必要です。また、アスファルトシングルは屋根塗装などで定期的なメンテナンスをすれば長持ちしますが、耐用年数を超えてくると塗装での補修ではなく屋根葺き替え工事や屋根カバー工法などが必要になります。
棟板金の剥がれ
棟とは屋根の頂上で面が付き合わさった部分を言います。ここから雨水が入り込まないように、板金を設置しており、これを棟板金といいます。棟板金は貫板に釘やビスで固定されていますが、年数が経つと緩んで浮いてきます。このような状態で台風などの強風を受けると飛散してしまうというケースがあります。ですので、棟板金の剥がれは定期的に屋根の状態を確認し、釘やビスが緩んでいればしっかり固定し直しておくことが大事です。
また、棟板金が固定されている貫板自体に問題があることもあります。貫板は木製の場合が多いのですが、板金の隙間から雨水が入り込んで、そこから腐食が進んでしまうと釘やビスが効かなくなり、外れやすくなることも剥がれる原因です。
もし、棟板金が剥がれてしまった場合は、棟板金交換工事を行うことになります。貫板も場合によっては破損しているため、貫板も含めた交換をするケースが多いです。
屋根材の塗装の剥がれ
これまでは主に屋根材の剥がれについてご紹介致しましたが、屋根に塗られていた塗装が剥がれてしまっているケースも雨漏りに繋がることがあります。
塗装は長年の紫外線や雨水による経年劣化で剥がれが発生する他に、施工時の下地処理が不十分であることが原因であることも考えられます。
下地処理とは、新たに塗る塗膜が屋根材へ定着しやすくなるために行う作業のことです。スレート屋根への塗装時には、これまでの劣化した塗膜が残ったままですと新しい塗装がすぐに剥がれてしまいますので、付着した汚れを含め高圧洗浄で徹底的に洗い落とす必要があります。
棟板金やトタン屋根などの金属面への塗装では、目の粗いやすりなどで錆や残っている塗膜を剥がします。この作業を行うことで下地が立ち、新たに塗る塗料が吸着しやすくなる効果があるのです。メンテナンスとして良い塗料を選んだとしても、こうした下地処理がなされていなければ仕上がりが悪くなり、想定以上に早く塗装が剥がれてしまいますので、工事での下地処理中の写真を見せてもらうなどの確認をお勧め致します。
まとめ
このように屋根の剥がれといっても、事象や補修方法は多岐にわたります。まずは私達街の屋根やさんのような屋根の専門家に依頼し、問題となる箇所の状態を確認して必要な工事を提案いただくようにしましょう。街の屋根やさんでは現地調査からお見積り作成まで無料となっておりますので、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年11月05日時点での費用となります。
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