太陽光発電における最適な屋根材とメンテナンスについて

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太陽光発電における最適な屋根材とメンテナンスについて

更新日:2021年05月31日

 太陽光発電は10年ほど前からご自宅に設置する方が増えており、屋根にパネルを設置することから自宅の屋根にも設置はできるのだろうか?と疑問を感じている方がこのページをご覧になっているのではないでしょうか。屋根と一言で言っても使われている材は様々で、大きく分類すると瓦、スレート、金属の屋根材といったものがあります。これらの屋根材において、太陽光発電パネルの設置に向いているものや逆に不向きなものがあるのかこのページでお話したいと思います。

 

屋根材による太陽光発電パネルの設置の向き不向き

・スレート
 スレートは薄型の屋根材を一括に言いますが、その中でも天然スレートと化粧スレートに分類されます。天然スレートは天然石の粘板岩を薄く加工し屋根材としたもので、価格が高いことや屋根の上に乗ると割れやすいなど取り扱いに難があるため、あまり多くのお住まいに使われているものではありません。しかしその反面天然スレートには独特の景観美があることから、こだわりのあるお住まいに使用されるケースもあります。天然スレートに対して、化粧スレートはセメントと繊維を混ぜて作られた屋根材で、その中でも広く普及したケイミュー株式会社が販売するコロニアルという商品名でも呼ばれています。価格を抑えることができる反面、定期的な塗装によるメンテナンスが必要になることや20数年で屋根材の寿命を迎えることから屋根材の交換も将来的には視野に入れる必要があります。
天然スレートも化粧スレートもどちらも屋根に設置した時に凹凸がそこまでないことから、取り付けに関しては相性が良さそうですが、注意しなければならないのは屋根材の劣化具合です。特に化粧スレートは塗装時期が到来するタイミングであれば、太陽光パネル設置に合わせて屋根塗装も行っておくことが理想です。また、天然スレートに関しては割れやすいため、取り付け業者に敬遠される可能性があるため現地を確認して可否を判断する必要があります。

スレート屋根 スレート屋根には塗装が定期的に必要になります

 

・金属屋根材
 ガルバリウム鋼板が主流となった現在において金属屋根材は長寿命な屋根材というイメージがありますが、一昔前はトタンが使われていたため長持ちしないという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。ガルバリウム鋼鈑の屋根材は20年から30年の耐用年数があり、定期的な塗装などのメンテナンスをしていけば50年でも持つといわれています。サビに強く長持ち、さらに太陽光パネル設置にも大きな支障はないため施工もスムーズに進むでしょう。そしてスレートや瓦といった屋根材と比較した時に、金属屋根材は軽量であることも大きな利点です。太陽光パネルを設置すれば当然パネルの重量が屋根にかかりますので、建物の躯体がそれに十分耐えうる必要があります。注意が必要なのは軽量な屋根材ということから、それに合わせた耐久性になっていると、太陽光パネルの重量に耐えられない可能性もあるため、事前に設置業者に確認しておくことが必要です。

金属屋根(ガルバリウム鋼鈑) トタン屋根は錆びやすいので塗装を定期的に行いメンテナンスが必要

・瓦
 瓦は大きく分類すると粘土瓦とセメント・モニエル瓦にわけられ、一般的に瓦というと粘土瓦のほうが思い浮かぶのではないでしょうか。粘土を窯で焼いた屋根材で、陶器瓦とも言われます。釉薬を使う釉薬瓦と使わない無釉薬などの細かい違いはありますが粘土瓦の一番の特徴は耐久性が高いことが挙げられます。50年はゆうに持つ耐久性と、その間塗装などのメンテナンスが不要ということから長く使えて手間もかからないという大きな利点が瓦にはあります。太陽光パネルは設置した後の屋根のメンテナンスについても考えておく必要がありますが、瓦については屋根材の劣化に大きく悩む必要はなくなります。太陽光パネルの設置についてですが、スレートや金属よりも表面の凹凸がありますが、特に問題なく設置自体は可能です。注意すべきは瓦のデメリットである重量です。他の屋根材と比較してスレートの3倍ほど、金属に至っては10倍ほど瓦のほうが重いです。その重い屋根の上にさらに太陽光パネルが設置されるため、屋根の重量に耐えうる躯体が必要になるため、事前の調査が何よりも重要です。

瓦屋根 モニエル瓦は塗装が必要

太陽光パネル設置後の屋根材のメンテナンス

 太陽光パネルが設置した後でもスレートや金属屋根材は塗装などのメンテナンスが必要になります。当然太陽光パネルが設置していることから、直接紫外線が当たりにくく風雨の影響も前よりも少なくなりますが、塗膜の劣化は年数が経てば避けられないことです。この場合の対応ですが、太陽光パネルを設置したままでの塗装と、パネルを一旦取り外すケースがあります。この判断として、街の屋根やさんでは1度であればつけたままでの屋根塗装は可能で、着脱にかかる費用20万円以上は浮かせることができます。しかし2度目以降となりますと屋根材の劣化だけでなく下地などにも問題が出てくる可能性もあるため一旦太陽光パネルを取り外してのメンテナンスをおすすめします。
街の屋根やさんではお住まいの状況に合わせた工事のご提案が可能ですので、太陽光パネルの取り付け前の調査やメンテナンスについてもお気軽にご相談ください。

 

 記事内に記載されている金額は2021年05月31日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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