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スレート屋根の棟板金について機能とメンテナンス方法をご紹介
スレート屋根の棟部分は板金が設置されており、ここを棟板金と言います。スレートは現在の日本においてとても広く普及しており、実に日本の屋根の3割はスレート屋根とも言われています。このスレート屋根にもれなく棟板金が設置されており、屋根のリフォームをする上でスレートと棟板金のことをしっかり知っておくことが大事です。このページではスレートの特徴と棟板金の役割やメンテナンスについてご紹介いたします。
スレートとはなんだろう
スレートとは薄型の屋根材全般を指す言葉ですが、一般的使用されているスレートは繊維素材にセメントを混ぜた薄型の屋根材である化粧スレートと呼ばれるものになります。実はスレートという呼び名以外にコロニアルやカラーベストとも呼ばれており、ここに疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?コロニアルとカラーベストは化粧スレートの商品名を指す言葉で、製造会社は株式会社ケイミューです。どちらもとても広く普及したことからスレートというよりもカラーベストやコロニアルと呼ばれる機会が多いということのようです。
棟とはなんだろう
屋根には部位ごとに名称があり、棟とは屋根の面と面が尽き合わさる箇所を指します。ここから雨水が侵入しやすいため、スレートの場合は板金を設置していますので合わせて棟板金と言います。瓦屋根の場合は棟板金ではなく棟瓦が使われるケースが多いですが、まれに棟板金のお住まいもあります。屋根の形状によって棟の数は変わり、切妻屋根の場合は1本(大棟)が一番頂上の棟にあります。寄棟や方形などは頂上部分から軒先の方に伸びる下り棟(隅棟)があるため複数の棟板金があります。
また棟は雨水の侵入を防ぐという機能だけでなく、棟部分に換気口を取り付ける換気棟というものもあります。換気棟から屋内の熱気や湿気を逃がすことで、部屋の温度上昇を抑えて快適に過ごすことができます。
スレート屋根における棟のトラブル
・台風や強風による破損
屋根のトラブルで多い原因は台風などの強風時の破損です。屋根は高い位置にあることから風の影響を強く受けるため、家の他の部分よりも風に煽られやすいのです。棟板金は経年によって固定用の釘が緩んでいたり、板金が変形して隙間ができているなどの問題があると、そこに強風を受けて飛散してしまうケースがあります。
・経年による塗膜剥がれ
板金ですので年数が経ってくるとどうしても錆が発生したり腐食によって穴があきます。これらを防ぐために定期的な塗装を行い、表面を保護していくことが大事です。当然塗装も年数が経てば剥がれますので、時期を見て塗り替えを行うようにします。塗膜の劣化は色あせから始まり、チョーキングと言われる塗料の粉化、苔の発生などがあります。
・雨漏り
もともと棟は雨漏りしやすい箇所です。板金の釘が緩んでいたり、腐食によって穴が空いていたりすると、そこから雨水が侵入して雨漏りしてしまう場合があります。棟板金の下には防水紙が設置されていますが、ある程度年数が経っていると防水紙も劣化しているため、それに棟板金のトラブルが重なると雨漏りするということです。
スレート屋根の棟板金交換工事
台風の強風によって屋根の棟板金が飛散してしまったことから今回棟板金交換工事を行うこととなりました。
まず左側が棟板金が外れている屋根の様子です。板金の下には貫板という木製の材が使われていますが、湿気を吸って変色しています。まただいぶ年数が経っているため貫板自体も劣化してきていることがわかります。
今回は台風で飛散してしまったとのことですが、大きな要因として板金を固定している釘が緩んでしまっていたことが挙げられます(右写真)。釘の緩みは経年によって家が風などで振動し緩むこともありますが、貫板が傷んでしっかり効かなくなっていることも原因のようです。
それでは棟板金交換工事を進めていきます。まずは古い板金を撤去し(左写真)、貫板を外して(右写真)から清掃を行います。撤去した貫板をみるとあちこちに水分でできたシミがありましたので、板金の隙間から雨水が入っていたようです。貫板は木製なので水分があると腐食するため、最近は樹脂製の貫板が多く使われています。
新しい貫板を取り付け、その上から板金を設置していきます(左写真)。板金と板金が重なる部分からは水分が入り込まないようにコーキング処理をしておきます。
今までは釘を使って固定していましたが、釘よりも強く固定できるビスを使用しており、以前よりも風に強い棟板金に生まれ変わりました。
また、板金の飛散時にスレートの一部が欠けてしまいましたので、こちらも合わせて補修を行い工事は完了です。
記事内に記載されている金額は2021年09月13日時点での費用となります。
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