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スレート張替えに費用がかかる原因と支出を抑える方法とは?
現在多くのお住まいで使用されている化粧スレート屋根材。薄くシンプルな形状で塗装メンテナンスは必要ながらも25~30年程度が使用できる比較的低コストな屋根材ですので、分譲住宅や建売住宅にもよく見られます。
しかし薄いがゆえに塗膜が劣化すれば屋根材に浮きや反りが起こりやすくなり、破損や雨漏りといったトラブルにも発展しやすくなります。そうなってしまったときに必要となるのがスレート張替えですが、費用や施工工程についてわからないという方も多いことでしょう。そこで今回は、いずれは必要になるスレート張替え工事に関してしっかりご紹介していきたいと思います。
そもそも化粧スレートってどんな屋根材?
化粧スレートはセメントと繊維質を混合させた主原料を5㎜ほどまで圧縮させ板状にし、さらに表面に塗装を施してある屋根材です。セメントですので1枚当たり約3.4㎏、1坪当たり約68㎏になりますが、瓦屋根と較べると非常に軽く耐震性に優れた屋根材になります。
しかし新築や施工直後に施されている塗膜の耐久性はそれほど長くなく、8年も経過すれば徐々に劣化し色あせや汚れの付着が目立っている、といったお住まいも少なくないかと思います。主原料がセメントですので塗膜が劣化すれば吸水し、太陽光に晒されれば乾燥します。この繰り返しによって浮きや反りを起こすと、強風で割れたり捲れあがったりということもありますので、継続的な塗装メンテナンスが必要不可欠になります。
張替えが必要な劣化症状とは?
色あせやスレートのひび割れ、汚れ・コケ・藻の付着といったことは自然な現象ですし、塗装メンテナンスで改善させることができますので問題はありません。
化粧スレートの張替えが必要なタイミングはまさに塗装で補修できない著しい割れや雨漏りが生じた際です。この場合は屋内に悪影響を及ぼす可能性がありますので早めの補修が必要となります。このような被害は築20年以上が経過しているお住まいに多くみられますが、台風や突風、豪雨によって急に発生することもありますので、自然災害後は住宅を見まわし異常がないかの確認を行うよう心がけましょう。
張替えを行う場合の施工工程と費用は?
スレートの張替えが必要になるケースは破損・雨漏りとご紹介しましたが、一部分の破損であっても場所によっては大掛かりな工事になる場合もあります。
例えば棟周辺のスレートが割れた場合は、棟板金を取りスレートの交換を行うことができますが、軒先に近い場所であればその部分まで剥がさなくてはなりません。というのもスレートは軒から棟に向かって重ねて葺いているため、このような上に被せている分は撤去しなければしっかり補修ができないのです。そうなるとその面ないしは全面張替えを行ったほうが今後も安心といった結果になることが非常に多いです。
この場合の費用は面積や屋根形状によって異なりますが、足場仮設費用(15~20万円)と¥8,000~/㎡で概算が出せますので、50~200万円ほどの費用になります。
張替えではなくカバー工法という選択肢も
張替えの費用を見るとやはり高い、すぐには補修できないと考えられる方も多いでしょう。ではほかに補修の手立てがあるかというとあります。スレートは薄く軽量なため、屋根カバー工法で新規屋根材を被せてリフォームすることも可能です。この場合使用される屋根材は軽量な金属屋根材です。屋根カバー工法は張替えとは異なり、撤去・処分費用がほとんどかからないため張替えよりも安く施工することが可能です。また屋根材が二重になることで断熱性・遮音性が向上します。もちろん注意すべきポイントはいくつかありますが、張替え費用でお困りの方、音や暑さでお悩みの方は一度屋根カバー工法をご検討されてみてはいかがでしょうか?
スレートは工場や倉庫にも使用されています
今回は戸建て住宅をメインに化粧スレートをご紹介させていただきましたが、工場や倉庫にもスレートが使用されています。工場や倉庫には波型のスレートが使用されていますが、戸建て住宅との明確な違いはアスベスト(石綿)が含まれているスレートがいまだに使用されているということです。2004年以降に建築された建物には戸建て住宅含めありませんが、それ以前に建てられて使用している工場等には残っている可能性大です。この場合スレートの張替えを行う際にも、専門業者を呼び専門の処分場に運ばなければならず費用も高くなるケースもあります。アスベストが含まれているスレートは通常よりも耐久性に優れているので、長くメンテナンスされていない現場も多くみられますが、今後の支出を抑えるためにも早め早めに補修を行っていくようにしていきましょう。
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記事内に記載されている金額は2021年07月10日時点での費用となります。
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