HOME > ブログ > 重ね葺きも可能!柔軟性に優れたアスファルトシングル屋根材のメ.....
重ね葺きも可能!柔軟性に優れたアスファルトシングル屋根材のメリットとメンテナンス方法は?
屋根材の中でも緩やかに普及率が高まっているアスファルトシングル。アメリカではほとんどのお住まいがアスファルトシングルなのですが、気候の違いがあるため日本では普及が遅い傾向にあります。
しかしアスファルトシングルは非常に柔軟かつ合理的で便利な屋根材として知られています。そこで今回はスレート屋根のメンテナンスの一つに挙げられる【屋根カバー工法】もできるアスファルトシングルの魅力をご紹介したいと思います。
アスファルトシングルの魅力とは?
日本ではそれほど多く見かけられないアスファルトシングルですが、新築時にアスファルトシングルか化粧スレートで施工しているハウスメーカーや工務店が増えてきているようです。
その理由としてはまず費用です。アスファルトシングルはホームセンターでも販売されているように格別高いわけでもなくご自身でも購入できる屋根材です。そのためDIYが好きな方は小屋や物置といった部分に施工することもできます。
続いてはその施工方法です。ほかの屋根材同様防水紙(ルーフィング)を葺いた後、アスファルトシングルは釘と接着剤を使いながら貼っていくような作業になります。屋根材自体を曲げられるため、本来であれば棟は板金を使わなければならない所も、アスファルトシングルは屋根材自体で施工することが可能です。
その施工方法からもわかる通り、補修自体もそれほど難しくはありません。剥がれてしまった部分は接着剤で接着、重ねるように貼ることで綺麗に補修することも可能です。
アメリカでは一つの住宅を何年も何十年もリフォームしながら使っていくことから、破損箇所は随時直していけるアスファルトシングルは非常に理にかなった屋根材なのです。
ではなぜ日本では普及しにくいのかというと、柔軟な屋根材だからこそ台風が多く発生する日本では剥がれてしまう懸念があります。そのたびに足場を仮設し補修を行うという方も少ないため、ライフスタイルと合っていないという理由が大きいと思います。ただし頻繁に剥がれるというわけでもなく、費用もお手頃な割にお洒落な風合いが人気を高めつつある要因かと思われます。
アスファルトシングルの施工費用と補修方法
アスファルトシングルは¥6,000~/㎡程度と屋根材の中でも比較的安価な屋根材です。日本瓦などになると¥8,000~¥15,000/㎡と非常に高価なため、これだけでも大きなメリットです。
もし仮に強風などでシングル材が剥がれてしまったら張替か重ね葺き(カバー工法)を行うことになります。
張替は被害を受けた部分を剥がし新規シングル材で張り替えるといった方法になります。ただし全体的な劣化が見られコストも抑えたいという方には、重ね葺き(カバー工法)がオススメです。アスファルトシングルは薄く軽量なため、化粧スレート同様に新規屋根材を葺き重ねることも可能ですし、部分的に張替えを行ってもほかの場所を補修し直す手間が発生する可能性があります。築年数の経過によって経年劣化が発生している場合は、早い段階での重ね葺きを検討しましょう。
まだまだ剥がれる恐れもなく表面の石粒も残っているうちは屋根塗装でのメンテナンスも劣化を遅らせる手段です。その場合、アスファルトシングルは溶剤で溶けてしまうアスファルトが主原料ですので、必ず【水性塗料】での塗装を行うようにしましょう。アスファルトシングル自体それほど多くのお住まいで使用されているわけではないため、まだまだ知識不足な職人がいる可能性も否めません。必ず使用する塗料の種類と特徴を聞いてシングル材に適しているのかを確認してから施工を依頼しましょう。
強風で剥がれてしまった場合は火災保険を活用!
アスファルトシングルの特徴について簡単にご紹介させていただきました。といってもやはり台風が多い日本では普及が遅れる可能性もありますし、使用されているお住まいでは「剥がれてしまったらどうしよう…」という懸念も多いかと思います。しかしそこでお勧めなのが火災保険です。新築や中古購入時から義務とされている火災保険ですが、加入条件によっては風災による被害復旧に火災保険を申請することが可能です。被害を受けた箇所の復旧が対象になりますが、被害を受けるたびに何度も申請することが可能ですし、申請したからといって保険料が高くなることもありません。また下りた保険を申請通りの復旧工事に使わなくても良いのです。例えば「部分補修で申請したが全体の劣化が気になるため、重ね葺き(カバー工法)を行う」「金属屋根材で重ね葺き(カバー工法)することとする」等、工事自体の内容変更や工事を行わないという選択も可能なのです。保険で申請できる内容は補修に欠かせない足場仮設費用や産廃撤去・処分費も含まれるため、支出を大きく減らしながらのメンテナンスや補修が可能になるということです。
まとめ
シングル材は日本でも普及が増えてきている柔軟性に優れた屋根材です。安価で軽量というメリットもありながらおしゃれな洋風住宅に仕上げることが可能です。
劣化の心配としては台風等による剥がれでしょう。この場合は火災保険を利用して補修することも可能ですので、自己負担を減らすためにも積極的に利用していきましょう。
シングル材の重ね葺きや補修方法に関してあまり経験の多くない業者も存在します。補修やメンテナンスに関して不安やお悩みがある方はお気軽に私たち街の屋根やさんにご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年07月20日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック!
FRP防水 ルーフバルコニーの浮きを部分的に切除して補修を実施【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。

このページに関連するコンテンツをご紹介
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

屋根塗装を行った現場ブログ
屋根塗装を行った施工事例
お問い合わせフォーム

点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!
お電話でのお問い合わせは
通話料無料

0120-989-936
8時30分~20時まで受け付け中!