瓦屋根のメリットとは?デメリットやメンテナンスのポイントと合わせてご紹介!

HOME > ブログ > 瓦屋根のメリットとは?デメリットやメンテナンスのポイントと合.....

瓦屋根のメリットとは?デメリットやメンテナンスのポイントと合わせてご紹介!

更新日:2023年06月29日

 瓦屋根は優れたメンテナンス性、耐久性やデザイン性がメリットです。しかし、耐震性の低さや初期費用の高さなど気を付けるべきデメリットもございます。
 今回は瓦屋根のメリット・デメリットと合わせて、瓦屋根のメンテナンスのポイントをご紹介致します。

瓦屋根

瓦屋根のメリット

メンテナンスが容易 デザイン性

 以下は、瓦屋根の主なメリットとなります。

優れた耐久性
 瓦屋根は非常に耐久性に優れており、長い寿命を持つ特徴があります。瓦は昔から使われてきた建材であり、その耐久性は非常に高いです。スレート屋根は約20~30年でひび割れや反りが目立ってきますが、瓦屋根なら何十年も変形や劣化することなく使用できます。また、一般的な瓦屋根には塗膜による保護も必要ないため、定期的な塗装も不要です。
 そのため、瓦屋根は長期の視点で見ればコストパフォーマンスが非常に高いと言えます。

メンテナンスの容易さ
 瓦の屋根は、メンテナンスが容易な点も大きな利点です。
 瓦は一枚ずつ取り外せる為、部分的な補修も可能になります。そのため、全体を交換する必要がなく、修理費用を節約することができます。

 また、瓦を取り外しやすいことから、下地の「防水紙」や「野地板」の劣化状況を簡単に調査できるという利点もあります。これは雨漏り時に防水紙の破れ箇所を特定するためや、経年劣化の程度を確認する場合に非常に有益です。

デザイン性
 種類やデザインにもよりますが、日本の伝統的な佇まいを彷彿とさせるデザインはやはり魅力です。また、デザインによってはモダンな雰囲気も出せる為、同じ瓦屋根でもバリエーションを楽しむことが出来ます。

 上記の様に特徴的なデザイン性に限らず、様々なメリットを持っている事が分かります。
 続いて、瓦屋根のデメリットも合わせてご紹介致します。

瓦屋根のデメリット

 以下は、瓦屋根の主なデメリットとなります。

瓦の重量による耐震性の低下
 瓦屋根は金属屋根などと比較すると非常に重いため、地震時には大きな揺れが生じ、その負担は建物の構造にも影響を与えます。地震や強風による負荷に対して、建物全体の構造や基礎部分が適切に耐えるように留意する必要があります。

他の屋根材に比べ初期費用が高い
 他の屋根材と比べ材料費や施工費などの初期費用が高い傾向にあることもデメリットの一つでしょう
 瓦の製造には高度な技術や工程が必要な為、製造コストがかかる事が理由です。
 しかし、長期的な目線で瓦の耐久性・メンテナンス性を考慮致しますと、コストパフォーマンスが高いとも言えますので一概にデメリットとは言えません。

屋根カバー工法による施工が困難
 屋根カバー工法は、既存の屋根に新規の屋根材を被せるような形で施工する工法で、問題のある既存屋根の廃棄費用等を節約できる人気の工法です。
 しかし、瓦屋根に屋根カバー工法を施すことは困難であり、無理に施工出来たとしても他の修繕方法の方が施工費用を安く抑えられる場合がほとんどです。
 将来的に修繕の選択肢が狭められてしまう点はデメリットと言えます。

 以上が瓦屋根のデメリットとなります。
 続いて、瓦屋根のメンテナンスのポイントをご紹介致します。

瓦屋根のメンテナンスのポイント

漆喰 防水紙

 瓦は耐久性に優れており耐用年数が50年程の瓦もございます。
 しかし、瓦屋根は「瓦」だけなりたっているわけではありません。
 瓦屋根を長く安心してお使いいただく為には、棟瓦を支える「漆喰」や瓦内部の「防水紙・野地板」などの定期的な点検・メンテナンスが必要となります。

 以下にそれぞれの点検・メンテナンスのポイントをご紹介致します。

漆喰
 漆喰は棟瓦や棟瓦の固定や内部への浸水防止に必要不可欠な存在で、耐用年数は10年程度と瓦と比較すると短い為、注意が必要です。
 漆喰の経年劣化が進行してしまいますと、棟部分から剥離してしまう事で内部の葺き土の流出や浸水を招きます。棟の土台である葺き土の流出は、棟の倒壊などの大きな被害に繋がる可能性があります。
 また、葺き土に雨水が浸水する事で、屋根内部の劣化促進や雨漏りに発展してしまうリスクもあります。

防水紙・野地板
 瓦内部に隠れている為、普段は見えない防水紙・野地板ですが非常に重要な役割を果たしています。
 防水紙は、屋内への雨水の浸水を防ぐ役割を果たしている為、劣化・損傷をしてしまいますと雨漏りを引き起こす可能性があります。
 また、野地板は瓦を支える役割を果たしており、劣化・腐食の進行は屋根全体の安全性の低下を招きます。

 どちらも瓦屋根にとって非常に重要な部材ですので、定期的な点検・メンテナンスをされることをオススメ致します。

瓦屋根のメリットとは?まとめ

 ご紹介させて頂きました通り、瓦屋根には優れた耐久性・メンテナンス、デザイン性の高さなどのメリットがございます。
 しかし、初期費用や耐震性の低さ、屋根カバー工法が困難な点などのデメリットがある事も念頭に置く必要があります。

 また、瓦自体の耐久性は非常に高いですが、屋根全体で見ると定期的な点検・メンテナンスが必要とされる部材もございますので注意が必要です。

 私達、街の屋根やさんは瓦屋根の補修や葺き替え・葺き直しなど、施工実績が豊富にございます。
 瓦屋根のお困り事・ご不安事や定期点検・メンテナンスのご相談は、街の屋根やさんにお任せください!
 点検からお見積りの作成まで無料にて実施させて頂きますのでご安心ください!

 記事内に記載されている金額は2023年06月29日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2024年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

関連動画をチェック!

【屋根葺き替え】屋根のお悩みを一新できる屋根葺き替え工事!【街の外壁塗装やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


屋根葺き替え898,000円~(消費税・諸経費別)

このページに関連するコンテンツをご紹介

これまでの瓦を再利用!瓦屋根葺き直しの2つのメリット・デメリット
一旦、屋根材(瓦・天然スレート)を取り外し、防水紙や野地板を交換・補修してから、これまでの屋根材を再利用して屋根を葺き直す工事です。既存の屋根材を新しい屋根材に交換する屋根葺き替えと似ていますが、これまでの屋根材を再利用するところが大きく違います。したがって、屋根葺き直しが行える屋根は耐用年数が長い…続きを読む
瓦・スレート・金属 あなたの屋根はどのタイプ?
 和風と洋風のテイスト、現代的と伝統的の時代感、現在はそれらの枠を飛び越えた様々なデザインの建築が増えました。一般的なお住まいも実に多彩です。 また、それに合わせて屋根の形状も多様になってきました。オーソドックスな三角屋根、地球環境に配慮し太陽光発電を数多く載せられるように南斜面を広く取った屋根、…続きを読む
あなたの屋根はどの形?18種類の屋根と名称をご紹介
 普段、生活する上で屋根の形を気にすることはあまりないと思います。ちょっと街を歩いてみましょう。ご近所を散歩するだけで、様々な形、様々な材料の屋根があることが分かります。  カッコイイ屋根、素敵な屋根、オシャレな屋根、かわいらしい屋根、ユニークな屋根、実に様々です。神社・仏閣ともなれば荘厳なものが多…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      屋根葺き替えを行った現場ブログ

      2024/05/2 ルーフィングの役割・種類とは?劣化進行・破れは雨漏りを招きます!

       屋根のメンテナンスといえば、屋根材の補修や塗替えをご想像される方も多いのではないでしょうか(・・? 確かにスレートや瓦などの屋根材のメンテナンスは非常に大切です! しかし、屋根の中でもメンテナンスを必要とする部材は、屋根材だけではありません。 今回は、屋根下地材の中でも雨漏りを防ぐ要である「ルーフ...続きを読む

      2024/05/1 横浜市戸塚区品濃町で棟板金が飛散した屋根の調査に伺いました

        こんにちは! 街の屋根やさんです(=゚ω゚)ノ  今回は風で棟板金が飛散してしまったから火災保険を使って修理をしたいとご連絡をいただき横浜市戸塚区品濃町へ調査に伺いました。  それでは早速調査開始です( `ー´)ノ 飛散した棟板金  こちらは強風...続きを読む

      2024/04/27 屋根葺き替え工事の特徴・カバー工法の違いとは|瓦屋根の葺き替え先としておすすめなガルバリウム鋼板屋根材の特徴までご紹介!

       屋根材が著しく損傷・劣化してしまった場合、塗装メンテナンスによって屋根機能を回復する事は困難です(>_<) その為、そうした場合には屋根葺き替え工事や屋根カバー工法などの屋根リフォームが必要になります! しかし、いざリフォームが必要になった際、「屋根葺き替え工事」「屋根カバー工法」どち...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      屋根葺き替えを行った施工事例

      施工内容
      屋根葺き替え
      築年数
      約17~18年
      使用材料
      IG工業 スーパーガルテクト Sシェイドグリーン
      施工内容
      屋根葺き替え
      築年数
      41年
      使用材料
      オークリッジスーパー オニキスブラック

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!