塩ビ波板とポリカ波板の違いとは?それぞれの特徴・メリット・デメリットや使用に適した用途

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塩ビ波板とポリカ波板の違いとは?それぞれの特徴・メリット・デメリットや使用に適した用途

更新日:2025年02月25日

 ベランダ・バルコニーの屋根材として使われる「波板」。
 ホームセンターなどで見かけることも多いですが、実は「塩ビ波板」と「ポリカ波板」の2種類があるのをご存じでしょうか?

 今回は塩ビ波板・ポリカ波板、それぞれの特徴や違いについて詳しくご紹介いたします。

塩ビ波板とポリカ波板の違いとは?それぞれの特徴・メリット・デメリットや使用に適した用途

そもそも波板とは?

 波板は、名前のとおり波のように波打った形状の板のことです。
 この形状により、雨水を効率よく流しつつ強度も確保できるのが特徴です。

 波板屋根の用途としては、以下の場所でよく使用されます。

 ・ベランダやテラスの屋根
 ・カーポートや駐輪場の屋根
 ・DIYの仕切りや目隠し

 波板屋根と言えば、以前は「塩ビ波板」が主流でしたが、現在では「ポリカ波板」が頻繁に使用されています。

 では、この2つの波板はどのように違うのでしょうか(・・?

塩ビ波板とは?特徴やメリット・デメリット

塩ビ波板

 塩ビ波板は、塩化ビニル樹脂(PVC)でできた波板を指します。
 かつて、波板屋根と言えば塩ビ波板と呼ばれる程頻繁に使用されていました。

塩ビ波板のメリット

 ✅ 安価で手に入る
 ✅ 加工がしやすい
 ✅ 軽量で扱いやすい 

 塩ビ波板の最大の魅力はその価格の低さで、予算を抑えたい方には最適な選択肢となります。

 さらに、加工のしやすさも大きなメリット。
 カッターナイフや専用の波板ハサミで簡単にカットできるため、DIYでの施工にも向いています。

 また、非常に軽量なため持ち運びや取り付け作業が楽に行え、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

塩ビ波板のデメリット

 ❌ 耐久性が低い 
 ❌ 紫外線に弱い 
 ❌ 美観が長持ちしない

 一方、塩ビ波板の最大のデメリットは、その耐久性の低さです。
 耐用年数は約5年程度と短く、劣化が進行する事で割れやすくなってしまいます(>_<)

 特に紫外線に弱い特徴は屋外であるベランダ・バルコニー屋根において致命的であり、直射日光を浴び続けると白濁して脆くなってしまいます。

 上記の特徴から、屋外スペースでの活用が徐々に減少し、近年では後述するポリカ波板を使用するケースが非常に多くなりました。

ポリカ波板とは?特徴やメリット・デメリット

ポリカ波板

 ポリカ波板は、ポリカーボネート樹脂で作られた波板です。
 現在では波板屋根の主流素材とも言える存在で、強度と耐久性に優れています(#^^#)

ポリカ波板のメリット

 ✅ 耐久性が高い 
 ✅ 耐衝撃性が抜群 
 ✅ 透明感が長続き 
 ✅ メンテナンスが少なくて済む 

 ポリカーボネート波板の最大の魅力は、その高い耐久性です!
 耐用年数は7~10年と長く、長期間にわたって安心して使用できます。

 また、耐衝撃性に優れ、塩ビの約20倍、ガラスの約200倍の強度を誇るため、特に強風や飛来物による破損のリスクが低いのも特徴です。

 さらに、紫外線に強く変色しにくいため、透明感が長持ちして美観を保ちやすいのもメリットの一つです。
 劣化が遅く、頻繁な交換が不要なため、メンテナンスの手間が少なく済む点も大きな利点となります。

 上記の通り、ポリカ波板は塩ビと比較して耐久性・対候性に優れており、特に屋外での使用に適した素材として人気を集めています。

ポリカ波板のデメリット

 ❌ 価格が高い
 ❌ DIYにはやや手間がかかる

 一方、ポリカーボネート波板は高性能な反面、価格が高めなのがデメリットと言えます。
 一般的な塩ビ波板と比べるとコストがかかるため、導入コストは大きくなりがちです(>_<)

 しかし、塩ビ波板と比較して将来的なメンテナンス頻度は大きく減る為、長期的に見たコストパフォーマンスはポリカ波板の方が優れています!

 また、DIYにも可能ですが素材が硬く、加工には専用の工具が必要になることも多いです。

塩ビ波板とポリカ波板|使用に適した用途とは?

  塩ビ波板 ポリカ波板
価格 安価 高価
耐久性 約5年程度 約7~10年程度
耐衝撃性 低い 非常に高い
紫外線耐性 弱い 強い
メンテナンス 交換頻度が多い 交換頻度が少ない
加工性 高い

低い

 

 上記の通り、塩ビ波板と比較してポリカ波板は、耐久性・耐衝撃性・耐紫外線耐性に優れています。

 その為、紫外線や雨風が降り注ぐベランダ・バルコニー屋根への使用は、ポリカ波板の方が適しています(#^^#)

 一方、加工性や導入コストに関して言えば、ポリカ波板よりも塩ビ波板の方が優れています。
 その為、室内のちょっとした小物や仕切り板をDIYで作る際は、塩ビ波板の方が選ばれています!

ポリカ波板を使用した波板交換工事

交換されたポリカ波板屋根

 こちらは、相模原市緑区橋本で施工させて頂いた、ポリカ波板を使用した波板交換工事の様子です。

 劣化が進行した波板屋根は脆くなることから、降雹・強風の影響により破損しやすい状態となってしまいます(>_<)
 雨漏りなどの大きな被害を招いてしまう前にぜひ、点検・交換をされることをおすすめいたします。

 ⇒相模原市緑区橋本のお客様よりご依頼いただいた波板交換工事

塩ビからポリカ波板への交換がおすすめ!

 今回は、塩ビ波板とポリカ波板のそれぞれの特徴について詳しくご紹介させていただきました。

 塩ビ波板は加工性に優れる素材ではあるものの、塩ビ波板と比較して耐久性・対候性に乏しい素材です(>_<)
 現在、塩ビ波板をベランダ・バルコニー屋根に使用されている場合は、ぜひポリカ波板への交換をご検討されることをおすすめいたします。

 街の屋根やさんでは、塩ビからポリカ波板への交換工事の実績も豊富に持っております。
 点検・お見積書の作成まで無料にて承っておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい!

 記事内に記載されている金額は2025年02月25日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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