落雪防止の基本！雪止め設備の種類と降雪量に関係なく設置をおすすめする理由

屋根から突然雪が滑り落ちてくる「落雪」は、大きな事故や住宅の破損につながる危険な現象です(>_<)
例え降雪量が低い地域でも、予期せぬタイミングで雪が落ちてしまうことで大きな被害を招くことも…。

今回は、落雪によるリスクやその対策として有効な「雪止め」の種類や必要性について詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/

落雪によるリスクと雪対策の重要性

 冬の降雪は美しい雪景色が楽しめる一方で、屋根に積もった雪は大きなリスクを伴います(>_<)
特に注意が必要なのが「落雪」による被害です！

こちらは、横浜市泉区で調査をさせていただいた落雪により破損してしまった雨樋です。
屋根に積もった雪は気温の上昇や日差しの影響で突然滑り落ちてくることがあり、通行人がケガをしたり隣家のカーポートや植木が壊れてしまうといった被害が全国各地で報告されています。

実は、雪は見た目以上に重たく、固く圧縮された雪は1㎥あたり250～500kgにもなることも！
このような重さの塊が一気に落ちてくると考えると、非常に危険ですよね(>_<)

また、屋根や雨どいの破損、屋根材の剥がれといった建物自体のダメージにもつながりやすくなります。

そのため、そうした被害を防ぐためにも早めの雪対策がとっても大切となります！
トラブルが起こる前に、しっかりとした落雪防止の準備をしておくことが安心・安全な冬につながります(^^)/

屋根の落雪を防ぐ「雪止め」設備の種類と特徴

屋根からの落雪を防ぐ設備のひとつが「雪止め」です。
雪止めにはいくつか種類があり、屋根の形状や設置目的によって選ぶことができます♪

種類によっては落雪防止効果や景観への影響も変わってきますので、それぞれの特徴をチェックしておきましょう！

①扇形タイプ

扇形タイプは末広がりの形状が特徴で、景観を損ねにくいシンプルなデザインです。
大量の積雪には不向きですが、積雪量が少ない地域や美観を優先する場合に適しています。

②アングルタイプ

アングルタイプは棒状の金具を連結し、屋根全体を横断して設置することで高い落雪防止効果を発揮します。
ただし、設置費用が他の屋根材と比較して大きくなりがちな点に注意が必要です。

③羽根付きタイプ

羽根付きタイプは鳥が羽を広げたようなデザインで、扇形とアングルタイプの中間程度の効果を発揮します。
設置数や段数を調整することで柔軟に対応可能で、降雪直後や雪解け期の落雪を効率的に防ぎます。

④ネット型タイプ

ネット型タイプは網状の形状が特徴で、屋根の広範囲をカバーできるタイプです！
落雪防止効果が非常に高く、特に太陽光パネルを設置した屋根や隣家との距離が近い住宅に適しており、雪が滑りやすい環境でもしっかりと雪を受け止めます。

雪止めは降雪量が少ない地域でも必要！その理由とは？

一方、「うちは雪がそんなに降らないから雪止めはいらないかな…」と思われている方も多いのではないでしょうか？
しかし、実は降雪量が少ない地域でも雪止めの設置は非常に重要です！

普段あまり降らない地域ほど雪への備えが整っていないことが多く、少しの積雪でも被害が大きくなってしまうためです(>_<)

たとえば、カーポートや植木が屋根から落ちた雪で壊れてしまったり、玄関前に雪が一気に落ちて扉が開かなくなってしまったり…。思わぬところで生活に支障が出てしまうこともあります。

雪止めは一度設置すれば長く使えるため、突然の雪にも落ち着いて対応できます。
降雪による住宅の損傷を防ぐだけではなく、ご家族や近隣の方を守るためにもぜひ設置をご検討下さい！

落雪対策は早めの準備がカギ！

屋根からの落雪は、建物や周囲の安全を脅かす大きなリスクです。
降雪量が多い地域はもちろんのこと、少雪地域でも日中の気温上昇によって突然雪が落ちることがあるため、早めの対策が重要になります。

街の屋根やさんでは住宅のお困りごとに関して幅広くご対応可能です！
点検・お見積もりの作成は無料にて承っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね(^^♪