見た目そのまま！瓦屋根の「葺き直し工事」と「葺き替え」の違いとは？

屋根のリフォームといえば「葺き替え」や「カバー工法」が一般的ですが、瓦屋根にお住まいの方におすすめしたいのが「葺き直し工事」です(^^)/

一度瓦を外して下地部分をしっかり補修し、また元の瓦を戻すこの工事は見た目を変えずに屋根の機能を回復できる優れもの！

「瓦の景観が気に入っていて変えたくない…」「なるべく費用を抑えたい」そんな方にもピッタリのリフォーム方法です♪

この記事では、葺き直し工事と葺き替えの違いや向いているケース、ちょっと気になる“もったいない？”という視点まで詳しく解説いたします！

葺き直し工事とは？葺き替えとの違い

屋根工事にはいくつかの種類がありますが、その中でも「葺き直し（ふきなおし）工事」は、特に瓦屋根に行われる独特な工法です(^^)/
葺き直し工事とは、現在の屋根材（主に瓦）を一度すべて取り外し、下地部分（防水紙や野地板など）を補修・交換したうえで取り外した瓦を再び元のように戻す工事のことをいいます。

つまり、屋根材を再利用するのがポイントです(^^♪

それに対して「葺き替え工事」は、屋根材をすべて新しく交換してしまう工事。
瓦を撤去して、スレートや金属屋根など別の素材に変えることもできますし、瓦を新調することも可能です。

どちらの工事も、下地部分の修繕を目的とした「屋根の中身のリフレッシュ」が主眼ですが、

・現在の屋根材をそのまま活かすのが葺き直し
・屋根材ごとすべて新しくするのが葺き替え

という違いがあります。

見た目がほとんど変わらないため工事をしても「変化が分かりづらい」と思われるかもしれませんが、中身はしっかり新しくなっているのが葺き直し工事の特徴です(#^^#)

葺き直し工事が適しているケースとは？

こちらは、横浜市港北区で撮影をさせていただいた瓦屋根です(^^)/
葺き直し工事は、瓦屋根の特権とも言える工事方法です！

なぜなら、瓦は耐久性が高く、割れや欠けがなければ何十年も再利用可能な屋根材だからです。
屋根材を交換せず再利用するというこの工事は、瓦ならではの特性を活かしたメンテナンス手法といえます(^^)/

中でも葺き直しが適しているのは、以下のようなケースです！

・屋根の瓦に大きな破損がなく、再利用が可能な状態
・長年使ってきた瓦の風合いや景観を気に入っていて変えたくない

「せっかくの趣ある瓦を交換するのはもったいない…」という方には、まさにピッタリの工事といえます。

「葺き直し」は見方によってもったいない？

葺き直し工事は、費用を抑えつつ下地をメンテナンスできる合理的な方法ですが、見方によっては“もったいない”と感じることもあります(>_<)

その理由は、「葺き直し」と「葺き替え」は、実は工事の内容そのものはほとんど変わらないからです。
どちらの工法も、屋根材を一度取り外して下地を整えるという作業は共通しています。

つまり、屋根材の購入費用を上乗せすれば、新しい屋根材で葺き替えることも可能になるのです！

このため、

「どうせ下地を直すなら屋根材も新しくした方がよかったのでは？」
「費用はそんなに変わらないのに、見た目が変わらないのはもったいない…」

といった意見が出ることもあるんですね。

もちろん、「今の瓦が気に入っている」「景観を変えたくない」「再利用できるのに廃棄するのは気が引ける」といった方には、葺き直しが最適な選択肢です(^^)/
ですが、「工事の手間はほとんど同じである」ことと「新規屋根材の機能性」を考慮すると、葺き替えの方が“将来的な安心感”を得られるケースもあります。

「もったいないかどうか」は屋根材への思い入れやライフスタイルの変化によっても変わってきますので、よく検討した上で選びたいですね(#^^#)

まとめ

今回は、瓦屋根に適した「葺き直し工事」について詳しくご紹介しました(^^)/
屋根材をそのまま再利用できるため、費用を抑えつつ、見た目も変えずに屋根の中身をしっかりリフレッシュできる点が魅力です。

葺き直し工事をご検討されている方がおられましたら、お電話・専用メールフォームにてお気軽にご相談ください！