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雨漏りの原因の箱樋は屋根を被せて問題解決します｜横浜市港北区

更新日：2020年05月07日

【施工前】
工事前

【施工後】
工事後

施工内容庇工事

築年数20年

施工期間3日

使用材料ガルバリウム鋼板

【お問い合わせのきっかけ】

担当：富田

横浜市港北区で雨漏りでお困りの建物です。雨漏りしている場合は雨水が入り込む原因になっている部分がありますが、今回は外から雨樋が見えない様に納めている『箱樋』が原因になっていました。構造上、屋根材と箱樋を一枚の板金で加工する事が出来ない為、必ず繋ぎの部分があります。この様な造りの場合、雨樋が詰まってしまうと雨水が溜まってしまい、オーバーフローする事で屋根の下に雨水が回り込んでしまうんです。パッと見は雨樋が外から見えないのでスッキリとした納まりになりますが、この様な雨漏りが必ずついて回るのが箱樋の難点です。ではどうするのか？簡単に言えば箱樋を無くせば良いので、今回おこなった工事は庇の上に屋根を被せるカバー工事です。箱樋はそのままにして、庇の上に下地を組んで新しくガルバリウム鋼板で屋根を造り、外側に雨樋を吊り込みました。この様な納まりにすれば、仮に雨樋が詰まってしまっても屋根の中に雨水が張り込み雨漏りする事はありません。考え方はシンプルに、原因を無くせば良いんです。これで雨漏りする事も無くなり安心です。

担当：富田

【工事前の状況】

アパートの玄関上の庇です。奥行きはそれ程ありませんが、軒裏は雨漏りによってシミが出ていて落ちかかっていました。

庇の上を見てみると雨樋が軒先の内側に造られている『箱樋』になっていました。箱樋は外から雨樋が見えない為スッキリとした印象になる反面、造りが複雑になり屋根と一体化出来ない為に、いざ雨樋が詰まってしまった時には、オーバーフローしてしまい継ぎ目から屋根の中に雨水が入り込んで雨漏りに繋がります。この様な箱樋の造りには必ずと言ってよい程雨漏りがついて回りますので、原因を根本的に無くす必要があります。

【屋根カバー工事】

今回ご提案したのが、庇の上に新しく屋根を造ってしまう事です。複雑な造りになっている箱樋部分を細工するのではなく、箱樋自体を新しい屋根で覆う事で原因を完全に無くす考え方です。

庇には水勾配がついていましたので、ほぼそのまま下地を組んで外側に雨水が流れる様にします。軒先の外側には雨樋を吊り込んで竪樋に雨水を流すような造りにしました。

ガルバリウム鋼板製の屋根材で瓦棒葺きの屋根に仕上げました。縦葺きと呼ぶ工法で、水上から軒先までが一枚の板金で造られた屋根材なので、勾配が緩い屋根でも雨漏りの心配が無く対応できます。元々ある竪樋に雨樋からの雨水が流れる様に繋ぎ直しました。

屋根からの雨漏りを防ぎましたので、あとは落ちかけていた軒天の張り替え工事をおこないます。ボロボロになった軒天を剥がして新しく張り替えます。

ケイ酸カルシウム盤を貼って綺麗に塗装をして完成です。屋根に限らず建物の造りはシンプルが一番です。複雑になればなる程雨漏りの可能性が高くなりますので、横浜市港北区のこちらの建物の様に、シンプルに雨漏りの原因を解決して建物への被害が拡大しない様にしていきましょう。

　記事内に記載されている金額は2020年05月07日時点での費用となります。
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