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綾瀬市吉岡にて台風で崩れてしまった土蔵の瓦屋根の9段積みの熨斗瓦を取り直し
【施工前】
【施工後】
施工内容棟瓦取り直し
築年数築50年以上
施工期間1日
使用材料シルガード
費用詳しくはお尋ねください
保証お付けしておりません
ハウスメーカー不明


【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷
令和元年房総半島台風で「土蔵の2階、一番高い部分の中央にある冠瓦が6つほどなくっているので修理してほしい」とご相談いただいた綾瀬市吉岡のお客様です。土蔵、つまり現代でいうところの倉庫ですが、立派なものになるとその造りと機能は現代のものと遜色ありません。1年を通して土蔵内の温度は一定に保たれ、土壁なので調湿機能もパッチリです。防火性にも富んでいます。私達も常日頃から、さまざまな建物の屋根工事をしていますが、さすがに土蔵の屋根を直すことは少ないですね。歴史ある建物なので、いつまでも使い続けられるよう、しっかりと直したいと思います。
担当:谷
点検の様子~土蔵の瓦屋根
まず、屋根にあがって驚きました。冠瓦がなくなっているというので、その下の熨斗(のし)瓦なども崩れているだろうと予想していたのですが、全くの無事でした。冠瓦だけがなくなっています。崩れやすい部分である棟が頑健なままであるということはかなり技術力のある方が施工したのでしょう。
冠瓦が落下した時に衝撃を受けたのか、平場の瓦も割れていました。こちらは工事まで違う瓦を差し替えて応急処置をしておきます。瓦のさまざまなサイズのものがありますが、特殊なものでない限り、JISで規格が決まっているのでピッタリと治まります。今回は冠瓦の部分の取り直しだけですので費用も大分、抑えられます。
施工の様子~冠瓦の取り直し
今回、瓦が落下してしまったのは固定していた銅線の緩みとその下の葺き土の流出によるものでしょう。葺き土とは土を練ったもので瓦の土台として使われています。ただ、土ですから雨水が浸入してくると流出してしまい、土台として機能しなくなります。今回はシルガードで土台を作ります。
シルガードは現代の南蛮漆喰で化学薬品も配合されている製品です。漆喰のように固まりますし、そのようになれば雨水で葺き土のように削られ、流出していくこともありません。そのシルガードの上端に樹脂製の芯木を埋め込み、ここに冠瓦をビスで固定します。
取り直しを行わなかった部分はこれまで通り、固定には銅線を使用しています。ビスで固定した部分は下の熨斗瓦がぐずれない限り、ズレる心配はありません。土蔵という歴史ある建物の瓦屋根がこれまで以上に丈夫になりました。
割れてしまった部分の瓦を差し替えます。応急処置として青緑瓦が使われていましたが、周りと同じグレーの釉薬瓦に戻しました。新しい瓦にはさすがに光沢があり、周りと馴染んでいませんが。じきに周辺と同じ色になるでしょう。
竣工、土蔵の棟瓦の取り直し
土蔵の棟の取り直しが完了しました。メンテナンスは何回か行っているそうですが、冠瓦が6つしかなくなっていなかったというのはびっくりました。直した部分はより強くなりましたので、これからも安心してお過ごしいただけると思います。
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
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