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川崎市麻生区王禅寺西で棟板金交換工事のあと、屋根塗装工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根塗装
築年数20年
平米数棟板金27.9m、屋根107.9㎡
施工期間14日
使用材料ガルバリウム鋼板製棟板金、ファインパーフェクトベスト
費用詳しくはお問合せください
保証8年
ハウスメーカーハウスメーカー不明


【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
川崎市麻生区王禅寺西にお住まいのM様より屋根の調査のご依頼をいただいたことが今回の工事のキッカケでした。屋根材が傷んできたので塗装を考えているとのことで、梯子を架けることが難しい屋根だったためドローンを使った空撮による調査を行いました。屋根は一般的なスレートの屋根で、一度塗装されていたようですが劣化してチョーキングを起こしている状態でした。
よく見てみると、屋根に取り付けられた棟板金という板金のカバーが歪んでいる状態が確認できました。単純に屋根面積などを計測するだけでは気が付けないものなので、今回のように実際に現地にお伺いして調査をすることがいかに大事かわかる一幕でした。棟板金の不具合は程度にもよりますが、築年数がそれなりに経過している場合、全体的に劣化が進んでいると考える方が妥当です。仮に不具合が出ていない場合でも、20年以上を経過して屋根の塗装を検討されるのであれば交換も視野に入れていただけるとより安心で長持ちの屋根にすることができるでしょう。
棟板金は交換工事をさせていただき、屋根は日本ペイントさんのファインパーフェクトベスト(グリーン)を使用しました。シリコン系の塗料の中でもラジカル系と言われている劣化しにくい塗料で、耐候性に定評のあるものです。期待耐用年数は約12年と言われています。
無事に棟板金交換工事と塗装工事が終了し、綺麗な屋根になったことをM様にもとても喜んでいただけました。
よく見てみると、屋根に取り付けられた棟板金という板金のカバーが歪んでいる状態が確認できました。単純に屋根面積などを計測するだけでは気が付けないものなので、今回のように実際に現地にお伺いして調査をすることがいかに大事かわかる一幕でした。棟板金の不具合は程度にもよりますが、築年数がそれなりに経過している場合、全体的に劣化が進んでいると考える方が妥当です。仮に不具合が出ていない場合でも、20年以上を経過して屋根の塗装を検討されるのであれば交換も視野に入れていただけるとより安心で長持ちの屋根にすることができるでしょう。
棟板金は交換工事をさせていただき、屋根は日本ペイントさんのファインパーフェクトベスト(グリーン)を使用しました。シリコン系の塗料の中でもラジカル系と言われている劣化しにくい塗料で、耐候性に定評のあるものです。期待耐用年数は約12年と言われています。
無事に棟板金交換工事と塗装工事が終了し、綺麗な屋根になったことをM様にもとても喜んでいただけました。
担当:高田
チョーキングして白っぽくなった屋根
川崎市麻生区王禅寺西にお住まいのM様より、屋根の調査依頼をいただいたことが今回の工事のキッカケでした。築20年を迎えたことで、メンテナンスを考えたことがお問い合わせの理由とのことでした。お住まいは白とグリーンで統一された最近流行りの配色のオシャレなお住まいでした。梯子を架ける場所が難しかったため、ドローンを使った空撮による調査を実施いたしました。
ドローン調査で棟板金の浮きを発見
全体的に築年数なりの劣化は見受けられるものの、目立った屋根材の破損などはなく問題ないかと思っていた矢先、棟板金に不自然な浮きを発見しました。屋根の大棟付近の隅棟で大きな浮きが発生しています。自然にこのような浮き上がり方をすることはなく、基本的には強風によって強い力が棟板金に加わり、一部的に外れそうになったことが原因だと考えられます。棟は屋根の中でも最も風の影響を受けやすい部分なので、大きな台風などの後には同様の現象が多くのお住まいで確認することができます。現地を調査しなければ発見することができない症状だったので、現地調査の大切さを感じる一幕でした。
塗装の劣化も確認
屋根はスレート屋根で、コロニアルという屋根材が使われていました。この年代のコロニアルにはアスベストが含まれております。健康被害のイメージ強いアスベストですが、実はメリットもございまして、もともとは建材を頑丈に造るために使われていた素材であるため、アスベスト入りの屋根材はどれも頑丈で劣化しづらいという特徴があります。良い例として、アスベスト問題を受けて造られたノンアスベストのコロニアルNEOという製品がこのスレート屋根の後継として販売されていたのですが、非常に脆く壊れやすい不具合が多数報告されるようになり、現在では廃盤品となっています。
頑丈なアスベスト入りのコロニアルは塗装によるメンテナンスが可能です。今回の屋根材は以前塗装された形跡がありましたが、10年程前に塗装されたものであると見受けられ、塗膜の劣化が確認できました。写真を見ると表面がうっすら白っぽくなっていますが、これが見分ける見やすとなり、チャーキング現象と言われています。触ると指が白くなるのが特徴です。
まずは棟板金交換工事を行います
2階の屋根の工事ということで、全面に足場を設置して工事スタートです。まずは今回不具合のあった棟板金の工事からです。浮いてしまっていた棟のみを交換することも可能ですが、築年数で見れば全ての棟で同じだけの経年劣化が起きていると考えることが当然です。部分工事をした結果、数年後に他の棟で不具合が出てしまったとあっては、また足場を設置して工事をしなければならなくなるため、もったいない工事になりかねません。そのため、今回はほぼ全ての棟板金を交換する運びとなりました。
棟板金の撤去は写真の様にバールを使って固定している釘を抜いて行います。意外と簡単に外せてしまえるので、飛んで行っても不思議ではないなと納得できます。棟板金は貫板(ぬきいた)と言われる木材に対して固定されています。板金だけの交換かと思われている方も多いのですが、棟板金交換で重要なのではこの貫板の交換です。棟板金を固定しているのはこの貫板なので、木が劣化してしまえば固定する力も弱まってくるのは当然です。必ずこの貫板も交換しましょう。
樹脂製の貫板を使って棟板金を設置していきます
貫板を撤去した後は新しい貫板を設置しますが、弊社では基本的に樹脂製の貫板を使って工事させていただいています。理由は先ほど申し上げた内容とも関連しますが、貫板が木であれば劣化して腐っていくのも当然です。棟板金を固定するための心臓部ともいえる貫板を腐らない樹脂製のものにすることで、劣化しずらくて頑丈な棟板金に仕上げることができるのです。長期的に見てそのようなメリットがあるため、基本的に樹脂製の貫板で工事させていただいております。
また、棟板金を上から固定している業者さんをたまに見かけますが、基本は写真の様に側面から固定します。真上から固定した場合、雨水が棟板金の中に入りやすくなってしまい、雨漏りの原因となる可能性が高くなります。必ず側面から固定するようにしましょう。
棟板金交換工事完成
棟板金交換工事の完成です。綺麗で頑丈な棟板金になりました。この内容だけで工事のご依頼をいただくこともよくあるのですが、今回は屋根塗装工事もあるため、次の工程へ移っていきます。
屋根全体を高圧洗浄
塗装工事の前には基本的に高圧洗浄を行います。屋根は一見綺麗に見えても、雨風の影響をダイレクトに受ける部分なので、砂や汚れが非常に多く付着しています。高圧洗浄を行わないまま塗装してしまうと、それらの汚れごと塗装してしまうことになり、塗装の持ちが悪くなるなどの悪影響が出てきます。綺麗で長持ちする塗装に仕上げるためにも下準備が大事ということですね。
屋根塗装で大事なタスペーサー
さらに下準備のご紹介です。なかなか見かけることのない道具かと思いますが、これはタスペーサーと言われる材料です。屋根材の先端には必ず隙間が設けられており、ぴったりくっついているわけではありません。塗装工事の際に何の対策もなく屋根を塗装すると、その隙間を塗料が埋めてしまう仕上がりになってしまいます。屋根にある隙間が埋まるのであれば雨漏り対策にもなって良いのではと思うかもしれませんが、この隙間を埋める行為はかえって雨漏りを誘発する行為となります。
屋根は構造上、屋根材で雨漏りを防ぐのではなく、屋根材の下の防水紙で雨漏りを防ぐという構造をしています。屋根材の下には水が回っていることが普通であるという認識を持っていただければ幸いです。そのため、屋根同士の重なりが隙間になっているという状態は、中に入った水の抜け穴になっているのです。その隙間を埋めてしまうと、屋根の内部で水が溜まることになり、防水紙の劣化を早めたり、普段雨漏りしなかった部分から雨漏りを起こすようになってしまいます。
それらの現象を防ぐためにこのタスペーサーという材料が活躍します。これは屋根に隙間を開けて塞いでしまわないようにするための補助器具的役割を果たしてくれるものです。屋根塗装工事の必需品とも言えます。
下塗り材はべスコロフィラーHGを使いました
塗装工事の基本は3回塗りです。下塗り・中塗り・上塗りと呼ばれることが多いですが、これは塗料メーカーさんが公表している塗料ごとの施工手順があって、そのほとんどが3回塗りを推奨していることに基づいています。つまり、その塗料の性能が一番発揮される塗り方を示したものであるため、規定回数以外の塗り方は推奨されないということになります。例えば4回塗り・5回塗りで頑丈に塗りますと進めてくる業者さんも中にはいらっしゃるようですが、塗膜が厚すぎてかえって膨れやすくなったりするリスクもはらんでくるので、使う塗料の正しい工程を把握することも大事と言えるでしょう。
今回下塗りで使用したべスコロフィラーは傷んだスレート屋根用の下塗り材としてとても人気のある塗料です。通常であればフィラーは塗装面の凹凸を埋める素材として、シーラーは塗装面と塗料の密着性を良くする素材として使われます。傷んだスレート屋根は表面がザラザラと傷んでいる場合が多いので、一昔前であればフィラーを塗って表面をならす下地調整を行った後、シーラーで塗料の密着性を良くしてという風に塗るものでしたが、このべスコロフィラーはフィラーとシーラーの役割をどちらも果たしてくれる優れものであるため、今まで2工程かかっていた下地調整作業を1回で済ませることができます。技術の進歩を感じさせてくれる塗料です。
中塗り・上塗りにはラジカル系のファインパーフェクトベストを使いました
中塗り・上塗りには日本ペイントのファインパーフェクトベストを使います。シリコン系の塗料ですが、今までシリコン系と言えば10年持てばよいと言われている塗料でしたが、最近はシリコン系の中でも少し進化した塗料が出てきており、ラジカル系やラジカル制御型と言われる塗料がそれにあたります。ラジカル系はシリコン系の塗料でありながら、塗膜の劣化の原因物質とされていたラジカルの発生を抑制する造りになっており、価格はシリコンの価格のまま据え置きにも関わらず、耐用年数は1ランク上のフッ素系塗料とほぼ同じという画期的な塗料です。外壁の塗料にもよく採用されており、ファインパーフェクトベストはその屋根版になります。安くて長持ちする塗料という消費者の希望を叶えるための塗料と言えるでしょう。
上塗りが終われば塗装工事完了です
中塗りが終わってシッカリと乾燥したら最後の上塗りに入っていきます。今回は真夏の天気のような日差しの中での作業だったので乾燥も早かったですが、冬場などの乾燥が遅い時期は乾燥時間を余計にとる必要があるため、作業日数が長くなることもしばしばございます。乾燥しないまま塗り重ねると仕上がりが悪くなったりするので、焦らず乾燥してあげることが大事です。
よく、中塗りと上塗りで同じ色を塗っていてどこを塗ったのかわからなくなるのではないかというご質問をいただくことがあるのですが、乾燥した塗膜と上から塗り重ねた新しい塗膜とでは色が違って見えます。写真ではわかりにくいのですが、現場で見れば違いがよく分かります。また、変にランダムに塗るのではなく、塗ると決めた一面を上から順番に塗っていくなどの塗り残しが無くなるような手順も工夫しながらの作業となりますので、ご安心いただければと思います。
棟板金交換・屋根塗装工事が無事に終わりました
棟板金交換工事・屋根塗装工事が無事に完工いたしました。屋根に綺麗な緑色が戻り、綺麗な姿になりました。ご帰宅の際には屋根もよく見える立地のお住まいなので、ご帰宅の際にこんなにきれいな家がお出迎えしてくれたら帰ってくるのが楽しくなりそうです。ご依頼いただいたM様にも、綺麗に仕上げてくれてありがとうございますと嬉しいお言葉をいただくこともできました。また何かお役に立てることがございましたらお気軽にお声かけいただけますと幸いです。
私たち街の屋根やさんでは、感染拡大が続いている新型コロナウィルスへの感染対策としてマスクの着用・手指の消毒を徹底しております。お問い合わせの際はご安心いただけますと幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年08月28日時点での費用となります。
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