横浜市青葉区大場町にて強風被害を受けた棟板金交換工事と同時に雨樋工事を行いました

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横浜市青葉区大場町にて強風被害を受けた棟板金交換工事と同時に雨樋工事を行いました

更新日:2023年05月18日

【施工前】

【施工後】

施工内容棟板金交換、雨樋工事、雨樋交換

築年数22年

平米数棟板金 21.8m 雨樋 56m

施工期間2日

費用59.7万円

保証5年

ハウスメーカー地元工務店

足場アイコン台風アイコン棟板金交換雨樋交換

【お問い合わせのきっかけ】


担当:新海


 横浜市青葉区大場町にお住まいのお客様より、最近続いていた強風が過ぎ去った後から、やたらと訪問業者に「屋根にのっている金属の板が傷んでいるから直した方がいい。」と指摘されるようになった事と、以前から気になっていた雨樋の歪みもあった為に一度屋根の総合点検をしてほしいとご相談がございました。

 築20年程経過しているというお住まいは、まず屋根は化粧スレートで葺かれており、経年で表面のコーティングが弱まり雨水を吸って傷んでいる様子が散見されました。また指摘されていた棟板金は釘も浮き取合いのシーリングも切れてしまっている箇所が多く、放置している期間が長ければ雨漏りしてしまう可能性もございます。同時に屋根上から見える軒樋内は汚れで埋まってしまっている様な状態で、雨水が正常に流れずに溜まってしまっている状態です。

 以上の調査結果を踏まえて工事の方向性のお話をしていると、屋根や外壁は年数も経っているしやらなければと計画をしていたとの事で数年以内に行うとの事と、まずは出来る範囲と予算内で出来る工事、また近隣への二次被害を考慮し、棟板金交換雨樋交換工事を同時に行う運びとなりました。
 横浜市青葉区大場町にお住まいのお客様より、最近続いていた強風が過ぎ去った後から、やたらと訪問業者に「屋根にのっている金属の板が傷んでいるから直した方がいい。」と指摘されるようになった事と、以前から気になっていた雨樋の歪みもあった為に一度屋根の総合点検をしてほしいとご相談がございました。

 築20年程経過しているというお住まいは、まず屋根は化粧スレートで葺かれており、経年で表面のコーティングが弱まり雨水を吸って傷んでいる様子が散見されました。また指摘されていた棟板金は釘も浮き取合いのシーリングも切れてしまっている箇所が多く、放置している期間が長ければ雨漏りしてしまう可能性もございます。同時に屋根上から見える軒樋内は汚れで埋まってしまっている様な状態で、雨水が正常に流れずに溜まってしまっている状態です。

 以上の調査結果を踏まえて工事の方向性のお話をしていると、屋根や外壁は年数も経っているしやらなければと計画をしていたとの事で数年以内に行うとの事と、まずは出来る範囲と予算内で出来る工事、また近隣への二次被害を考慮し、棟板金交換雨樋交換工事を同時に行う運びとなりました。


担当:新海


【調査時の様子】

 

隅棟の板金が捲れてしまい貫板が見えている状態

 

 指摘された棟板金を含め全ての棟を点検調査していると、指摘された以外の所の棟板金が大きく捲れてしまっている箇所が散見されます。屋根の高い大棟から軒先へかけて設置されている隅棟の端部が捲れてしまっております。内部の貫板が丸見えな状態です。釘もまともに効いておらず、二次被害が心配な状態でした。他にも釘が飛散したのか無くなっている部分もあり、22年という築年数を考えますと全体的に棟が傷んでいるようです。

 

棟板金同士の継ぎ目に打たれているコーキングの劣化 多くの板金部の釘が浮いてしまっている

 

 他にもじっくりと調査を続けていますと、棟板金同士の継ぎ目に打たれているシーリング(写真左、白い部分)が切れてしまっておりました。こうなりますと、小雨や台風等関係なく雨が降ってしまうとこちらから建物内部へ雨水が入り込んでしまう状況になってしまっております。室内へ入る前に屋根材の下にはルーフィングがありますので、すぐに雨漏りという事はありませんが、こういう所や建物内部から上がってくる湿気により内部の貫板の劣化、腐食が進み釘が浮いてしまって棟の固定力が弱まる事が多くございます。また、他にも棟から釘が飛び出ている所も多く、今回は部分的な交換よりも棟板金全体の交換が必要と分かります。

 

雨樋内に落ち葉等のゴミが溜まり雨水が流れなくなっている 軒樋の継手から雨水が滴っている

 

 また、屋根に上がった際に気になったのは雨樋の経年劣化とジョイント部からの雨漏りです。写真左を見て頂きますとお分かりいただけると思いますが、二階の軒先に設置されている軒樋内に藻や落ち葉などの汚れが溜まりに溜まっている状態で、既に軒樋自体に歪みも生じておりました。また、その軒樋の繋ぎ目のジョイント部分を見ていると雨染みが見受けられます(写真右)。そういえばここ最近バルコニーにポタポタ落ちているのは気になっていたと仰られておりました。

 

【施工の様子】

 

まずは既存の棟板金の撤去作業 貫板の腐食を確認できました

 

 まずは既存の棟板金を固定する為にわずかに残っていた釘を抜いて板金撤去作業から棟板金交換工事は始まります。釘抜きは難なく終わり棟板金を撤去していきますと、貫板の腐食がハッキリと確認できます。調査時にはここまで棟板金を剥がしてまでご説明はできませんが、想定通りの劣化具合でした。水を吸ってしまった貫板は屋根塗装工事などの屋根リフォームでは性能回復には至りません。交換が必要です。屋根カバー工事屋根葺き替え工事では棟板金も同時に交換致しますので心配はありませんが、屋根を塗装でメンテナンスをする際、塗装したから棟板金も大丈夫だろうと思ってしまわれる方も多いかと思われますが、実際は美観の回復にはなりますが性能の回復にはなりませんので、ある程度の年数が経過したお住まいの棟板金は「交換」が必要です。

 

隅棟も撤去 どの貫板も雨水や湿気を吸ってしまっており腐食が進んでおりました

 

 大棟から隅棟も撤去してゆきますと、大棟同様に屋根上で斜めに降っている隅棟も同様に腐食が拡がってしまっておりました。実際に触ってみますと、施行当日含め数日は雨が降っていないにも関わらず貫板が湿っておりました。これでは補強で釘を打ち込もうとも貫板が傷んでいるので意味がないでしょう。よく訪問業者に屋根に上がって釘を打ち直すなど言われて不安になり弊社にご相談頂く事が多いのですが、実際に屋根に上がられてもどんな作業をしているか分かりませんし、訪問業者に指摘される棟板金に関しては注意が必要です。

 

新しい防腐処理済の杉板、貫板を設置 ステンレス製ビスで野地板に効かせます

 

 野地板から貫板を撤去した後に、防腐処理が施された新しい貫板である杉板を設置致します。新しい貫板を野地板へ向けてステンレス製のビスを使用してインパクトドライバーを使用し強固に設置してゆきます。屋根の一つの面に対して一本の貫板を設置致しますので、棟板金内部にある貫板は二本設置されている事になります。

 また、街の屋根やさんでもよく使用している樹脂製の貫板も選択肢としてございます。木製の貫板に比べて水を吸わず腐食しないというメリットもありますが熱による収縮膨張や気温が下がっている時期に樹脂製貫板を使用すると割れたりする事もございます。木製も樹脂製もそれぞれメリットデメリットがございます。今回は今後数年内に屋根外壁の改修工事を予定されているという事と予算を抑えてとのご要望がありましたので、性能的には問題ない木製の貫板を使用させて頂きました。

 

棟板金には隙間が必ず出来ますのでシーリングを必ず打ちます 継ぎ目にはシーリング

 

 出隅に剣先と呼ばれる役物を設置した後に厚さ0.35mmのガルバリウム鋼板製棟板金を設置してゆきます。街の屋根やさんの標準施工として棟板金を固定する際には釘ではなくステンレス製のビスを使用致しますので、より固定力が増す棟板金交換工事となります。釘で固定するのが問題なのではなく、より飛散しにくくお住まいにダメージを与えない為にステンレス製のビスを使用しております。

 また、棟板金には必ず重ねる箇所に継ぎ目ができます。当然隙間が出来てしまいますので、そちらにはシーリングを打ち隙間を埋めておき雨漏りに備えます。

 

隅棟との三又になる箇所もマスキングを張りシーリングを打ちます 雨水が入り込まないようにしっかりとシーリングを打っておきます

 

 大棟と隅棟がぶつかる取合いもマスキング処理を施した後にシーリングを打ち先ほど同様に雨仕舞をしておきます。屋根調査をしておりますと稀に棟板金のシールが初めからされていないようなお住まいも見受けられます。日頃から外壁と違い見えない屋根に関しては定期的なメンテナンスが必要ではないでしょうか。

 

【雨樋交換工事】

 

既存の吊り金具の撤去 新しいポリカーボネイト製の吊り金具を設置

 

 次は同時に行わせて頂きました雨樋工事の様子です。釘抜きを使用し既存の吊り金具を撤去してゆきます。鼻隠し板を傷めないように慎重に撤去した後は新しくポリカーボネート製の吊り金具の設置です。地面に対して水平に取り付けては竪樋へ雨水が正常に流れず、ゴミが溜まりやすくなってしまいますので竪樋へ雨水がきちんと流れるように勾配をみつつ取り付けを致します。以前の吊り金具は金属製の製品で再利用できそうな物もありますが、しっかりと雨樋を固定・設置する為に基本雨樋交換の時は全て同じ物で統一し交換しておきます。

 

軒樋と上合、また上合には竪樋を接続します

 

 通常吊り金具は600mmの間隔で設置される事が多いのですが、降雪が多い地域やより破損しにくく備えるために間隔を455mmや300mmで設置し雨樋の破損に備える場合がございます。今回施工致しました吊り金具は455mm間隔で設置されておりましたので同様に設置致しました。吊り金具を取り付けましたら軒樋や竪樋へ雨水を落とすための集水マス、それから竪樋を設置致します。

 今回使用致しましたのは積水化学工業さんの角型雨樋、∑(シグマ)90です。アートフェイスと名付けられているだけあってスタイリッシュな印象を受けます。

 

【棟板金交換工事及び雨樋交換工事竣工】

 

ゴミがたまり歪んでいた軒樋もすっきりしました

 

 軒樋と竪樋全ての雨樋交換工事が無事完了致しました。施工後に水を流すと綺麗に竪樋へ落ちて行ってくれましたので施工は問題なく終了となりました。

 今回は現在の傷み具合と今後の事も考えて全ての雨樋を交換させて頂くご提案に納得頂きご用命頂きましたが、雨樋は廃番になっていなければ部分的な交換工事も可能ですのでご相談ください。

 

棟板金の交換 ガルバリウム鋼板製の棟板金

棟板金交換工事の完了

 

 こちらは棟板金交換工事後の屋根の様子です。きちんとステンレス製ビスで側面から固定されているのを確認できました。

 以上で横浜市青葉区大場町にて棟板金交換工事、雨樋交換工事が無事竣工となりました。屋根や外壁のメンテナンスは今後数年以内に行う予定とお伺いしておりましたので、今回はまずはご自宅が雨漏りしないように、また近隣へ棟板金が飛散したり、雨樋が詰まって隣家に想定外の雨水が流れる二次被害を防ぐ為もあり今回同時に施工させて頂きました。

 気になる費用面に関しましては、街の屋根やさんでは棟板金交換工事は5,500円/m~、雨樋交換工事は4,000円/m~より承っております。お住まいの状況や屋根勾配などで金額は変動致しますのでご相談ください。他、屋根工事全般の金額の目安はこちらをご覧ください。

 この度はご利用いただきまして誠にありがとうございました。

 

 記事内に記載されている金額は2023年05月18日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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