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逗子市沼間にて数日続いた横殴りの強風の影響により棟板金が飛散、雨漏りする前に屋根カバー工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法、雨樋交換
築年数22年
平米数71.3㎡ 下屋根有
施工期間7日間
使用材料スーパーガルテクト 色:Sシェイドブラック
費用167.3万円
保証10年
ハウスメーカー地元工務店
![足場アイコン](https://www.yaneyasan14.net/wp-content/uploads/2019/07/ashiba.png)
![火災保険アイコン](https://www.yaneyasan14.net/wp-content/uploads/2019/07/kasaihoken.png)
![台風アイコン](https://www.yaneyasan14.net/wp-content/uploads/2019/07/taihuu.png)
![屋根カバー工法](https://www.yaneyasan14.net/wp-content/uploads/2019/07/yanekaba-.png)
![雨樋交換](https://www.yaneyasan14.net/wp-content/uploads/2019/07/amadoikoukan.png)
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
「最近続いていた横殴りの強風の影響」で屋根の板金が飛散してしまったようだ。屋根の点検と必要な工事が何かしっかりと行ってくれる屋根業者を探している。」との事で逗子市沼間にお住まいのM様よりご相談がございました。
詳しくお話をお伺いしますと、屋根の異変に気づいたのはご自身ではなく近所の方からだったそうです。知り合いの方にとりあえず養生だけはしてもらっていたそうですが、肝心の屋根工事をしてくれる業者がなかなか見つからず弊社にたどり着いたとの事でした。
さっそく現地にお伺いし調査を始めるとすぐに分かりますのが養生が施されている棟板金部分です。寄棟屋根になっていたM様邸の大棟から隅棟へかけて棟板金が飛散したものと思われます。M様は定期的に屋根と外壁を塗装メンテナンスされており、屋根も外壁も綺麗な状態でしたが経年による劣化により、棟板金は内部にあります貫板が腐食することにより飛散してしまう事が多くございます。棟板金以外にも化粧スレートの欠けや飛散していない棟板金の傷みも見受けられたた為、今回は調査結果をご報告した際に棟板金を修繕するだけではなく、そろそろ築20年以上になる事もありこの機会に屋根全体の見直しをしたいとの事でしたので、軽量なガルバリウム鋼板製金属屋根にてカバー工事のご提案をさせて頂き施工する運びとなりました。また、M様邸には二階屋根と同様に化粧スレートが使われている下屋根が玄関上と裏手側にございましたので一緒にカバー工事を行い、雨樋もいつからか分からないとの事でしたが、出隅の曲がり部分の亀裂が見られた為足場の有効活用として一緒に雨樋も交換する事となりました。
さらに、M様は風災の項目がある火災保険にご加入されておりましたので、ご用命後に保険申請のお手伝いをさせて頂き、工事代金の一部に充てる事が出来ました。
詳しくお話をお伺いしますと、屋根の異変に気づいたのはご自身ではなく近所の方からだったそうです。知り合いの方にとりあえず養生だけはしてもらっていたそうですが、肝心の屋根工事をしてくれる業者がなかなか見つからず弊社にたどり着いたとの事でした。
さっそく現地にお伺いし調査を始めるとすぐに分かりますのが養生が施されている棟板金部分です。寄棟屋根になっていたM様邸の大棟から隅棟へかけて棟板金が飛散したものと思われます。M様は定期的に屋根と外壁を塗装メンテナンスされており、屋根も外壁も綺麗な状態でしたが経年による劣化により、棟板金は内部にあります貫板が腐食することにより飛散してしまう事が多くございます。棟板金以外にも化粧スレートの欠けや飛散していない棟板金の傷みも見受けられたた為、今回は調査結果をご報告した際に棟板金を修繕するだけではなく、そろそろ築20年以上になる事もありこの機会に屋根全体の見直しをしたいとの事でしたので、軽量なガルバリウム鋼板製金属屋根にてカバー工事のご提案をさせて頂き施工する運びとなりました。また、M様邸には二階屋根と同様に化粧スレートが使われている下屋根が玄関上と裏手側にございましたので一緒にカバー工事を行い、雨樋もいつからか分からないとの事でしたが、出隅の曲がり部分の亀裂が見られた為足場の有効活用として一緒に雨樋も交換する事となりました。
さらに、M様は風災の項目がある火災保険にご加入されておりましたので、ご用命後に保険申請のお手伝いをさせて頂き、工事代金の一部に充てる事が出来ました。
担当:新海
【現地調査時の様子】
調査に伺い屋根に上がるとすぐに棟板金付近に養生している様子が確認できました。屋根の一番高い所、大棟と斜めに降っている隅棟に養生が施されており、自然の猛威を感じることができます。M様邸の屋根には化粧スレートが使われており、外壁と屋根共に塗装でのメンテナンスを定期的に行ってきたとのお話どおり、苔などの汚れは見受けられません。強風被害の影響が他に出ているか確認する為に調査を続けます。
気になったのは、飛散していない他の棟板金です。棟板金は必ず板金同士の継ぎ目が生まれてしまいますので継ぎ目には雨水が侵入しないようにシーリングが打たれております。そのシーリングが劣化し、切れて継ぎ目に隙間が出来てしまっています。これでは内部へ雨水が侵入し棟板金を固定する為に内部にあります「貫板」の腐食、また雨漏りや下地・ルーフィングの劣化に繋がってしまう事もある為に早急に修繕が必要です。また、隅棟の一部は板金自体が外れかかっており、先ほどご説明した貫板があらわになってしまっている様子も確認できます。こちらは本来棟板金が覆っている為外側からは見えない様になっておりますが、見えてしまっています。横から吹き付ける強風を伴う降雨時に雨水の侵入を許してしまいますし、このままですとこちらの隅棟部の棟板金も飛散してしまうかもしれません。
また、他にも傷みがないか確認しますと二階の軒先に設置されている軒樋の「曲がり」と呼ばれる役物を見ていると亀裂が入っておりました。これでは集水マスに雨水が集まる前にここからビタビタと雨がしたたり落ちてしまいます。塩ビ樹脂で出来ている雨樋は塗装でのメンテナンスである程度長く使用できる建材ではありますが、いずれは交換が必要な箇所です。雨樋も足場がないと交換できない為に今回O様邸は屋根工事の一環として雨樋も全て交換する事になりました。
また、玄関上と裏手に一階の屋根である「下屋根」がございましたので、こちらも二階大屋根と同様に屋根カバー工事を行います。外壁と屋根のぶつかる取合いから雨水が入って雨漏りに繋がる可能性がある為に雨仕舞をしっかりと行わなくてはなりません。
【着工前、再養生の様子】
こちらはご用命後、着工を待って頂いている間に一度知り合いの方が養生している箇所が強風で剥がれてしまった為、再度養生にお伺いさせて頂いた時の様子です。養生が剥がれ内部にある貫板が見えておりますが、水分を吸って腐食している様子が窺えます。どうやら棟板金は台風の猛威もございますが元々の経年での劣化も関わっていたようです。
厚めのブルーシートを貫板に被せビスで固定し、そこから雨水が伝わらないように防水テープで保護をさせて頂きました。街の屋根やさんでは急な屋根トラブルにもできる範囲で対応しておりますので、着工までのご不安事は極力なくせるように努めております。それでは施工の様子ですす。
【棟板金などの役物の撤去から始めます】
屋根カバー工事では、まずは既存の棟板金や貫板、雪止め金具などを撤去するところから始まります。M様邸には雪止め金具が設置されておりませんでしたので、棟板金を撤去し清掃を行います。撤去した棟板金の跡を見ますと、化粧スレートが所々割れていたり欠けていたりしている様子が確認できました。
今回棟板金が飛散した要因の一つとして横殴りの強烈な強風の影響と、もう一つは棟板金の経年劣化の影響で内部に雨水や湿気が溜まってしまい貫板が腐食してしまった事により飛散した事が挙げられます。棟板金はどんな屋根材を使用しリフォームした後でも定期的にメンテナンスが必要な部分となります。同様にシーリングも経年劣化しますので屋根材に問題なくとも細かい所のメンテナンスが必要と分かります。
【ルーフィング敷設、各役物設置】
棟板金を撤去、清掃した後は遅粘着式のルーフィング、田島ルーフィングさんのタディスセルフを敷設してゆきます。街の屋根やさんの屋根カバー工事ではほとんどは屋根カバー工事を行う際に遅粘着性のルーフィングをお勧めしております。既存の屋根材に釘穴をほとんど釘穴を開けずに固定できる自粘着のルーフィングですので、敷設して3時間も経過すると既存屋根にガッチリと食いついてくれます。この後に納めるガルバリウム鋼板金属屋根、スーパーガルテクトを固定する際に釘を打ち込みますが、その釘にも強固に粘着し雨漏りリスクを軽減致します。
注意点としては夏場の施工時は思いのほか早く粘着してしまうために修正が必要な場合は急がなければいけない位です。逆に冬場は粘着するまでに少し時間が必要な為に、施工中に強風が吹いている、もしくは夜中に強風が吹くような予報が出ている時は注意が必要です。粘着する前に強風に煽られルーフィングが飛散するケースもございます。
また、隅棟などの屋根材がぶつかる所はルーフィングを二重三重に重ねて雨仕舞を強化しておきます。ルーフィングが綺麗に敷設されている屋根は仕上がりも良くなります。
ルーフィングは軒先側から棟側へ向けて幅1m、長さ16mの物を転がしながら敷設してゆきます。端まで行きましたら重ね代を10㎝は設けて次の列の敷設を行います。同時に軒先やケラバに水切りと呼ばれる重要な役物を設置しておきます。水切りがあると破風板や鼻隠し板が必要以上に劣化してしまうのを防いでくれます。雨水をきちんと雨樋へ流してくれる役目も担っている為水切り役物はとても重要なのです。特にスーパーガルテクトは役物が同質、スーパーガルテクト本体と同等の表面の仕上げになっている為に統一感があり、高級感があります。
また、棟板金を設置する箇所には捨て板金とシーラーを設置しより雨仕舞に強い仕様に致しました。こちらの捨て板金の納めは予算があるときはお勧めです。
【新規屋根材、スーパーガルテクト葺き開始】
いよいよスーパーガルテクト本体の設置です。先ほどご説明しました軒先水切りに引っ掛けるようにして本体の葺き始めです。途中二列目と三列目には千鳥になるようにステンレス製の雪止め金具を設置しておきます。表面の抵抗値が少ない板金屋根にはいつ降るか予想できない大雪に備える為に雪止め金具は必須です。雨樋に雪が落ちて雨樋破損などのケースも多くございます。
特に敷地内にカーポートがある、また隣家が近い立地にお住まいだと自宅を守ると同時に近隣へのご迷惑も考え雪止め金具設置は必要です。
熟練の職人さんですと一般的な戸建て住宅の屋根平米であれば1日から2日あれば本体は葺き終わります。切妻と呼ばれる二面だけの屋根、また寄棟や方形屋根と呼ばれる東西南北四面からなる屋根ですと工期は思った以上に早く、またカバー工事が選ばれている一つでもあります。下地から新しくする葺き替え工事よりも廃材が少なく工期が短くできるのが屋根カバー工事のメリットです。
屋根面が多かったり、下屋根があったり谷やドーマー・天窓が設置されている屋根では、一般的な屋根の形状である「切妻屋根」や「寄棟屋根」に比べて費用が上になる傾向にあります。屋根カバー工事は最近主流になりましたIG工業のスーパーガルテクトにて施工した場合、税込13,750円/㎡~より承っております。
また工期も変わってまいります。少ない平米の屋根も、施工する作業スぺースもあまり取れない為に時間と手間がかかります。本体を葺き終わったら屋根材のぶつかる箇所にシーラーを設置して棟板金設置に備えます。
【棟納め】
最後に防腐処理された杉板を設置します。野地板に向けてビスで固定致します。隅棟の設置から始まり大棟とぶつかる所には継ぎ目が出来ますので最後にシーリングを打ち棟納めは完了となります。スーパーガルテクト本体は長期間メンテナンスがいらずランニングコストが高い屋根材ですが、棟板金やシーリングは定期的に点検メンテナンスが必要です。街の屋根やさんでは施工後のアフターメンテナンスも行っておりますのでご安心ください。
【下屋根施工】
最後に下屋根の施工の様子です。大屋根と大きく違うのは屋根と外壁がぶつかる取合いが生まれてしまう事です。ここの納めが甘いと雨漏りに繋がる事もございます。流れは大屋根と同様棟板金を撤去し、また屋根と外壁がぶつかる平行な部分、斜めの部分に設置されている雨押えや捨て谷といった役物も捲っておく必要がございます。ルーフィングの敷設は外壁にぶつかったら立ち上げて置きます。それからは大屋根と同様軒先水切りや捨て板金を設置しスーパーガルテクト葺きに備えます。
大屋根同様に下屋根も壁際の納めが終わったらスーパーガルテクトを葺きます。雪止めも設置し壁際まで葺きあがったら棟板金納めの為貫板を設置し、下屋根施工の完了です。
最後、壁際の外壁と役物がぶつかる取合いは隙間が生じますので今回は屋根材と同じ黒いシーリングを厚く充填し、取合いからの雨水の侵入を防ぐ雨仕舞をしておきます。
【雨樋交換工事】
今回は屋根工事と同時に、足場を架けるならばと雨樋も全て交換させて頂きました。使用しましたのは積水化学工業さんの角型軒樋、∑90です。デザイン性も高く、角型ではありますが所々に曲線があり、和風洋風住宅問わずにご使用いただける商品でして、街の屋根やさんでもよく施工致します。M様邸に設置されていた既存軒樋も同じ積水化学工業さんのX70でした。
既存の雨樋、軒樋と竪樋を撤去し新しくステンレス製の支持金具をビス打ち致します。設置する際は竪樋とぶつかる所に設置する集水器に雨水がきちんと流れるように、水糸で墨出しをしておき、事前に設置する位置の勾配を見てから金具を設置しております。新築や築浅のお住まいでも、いまだ水平取り付けをしているメーカーや工務店がございますが、街の屋根やさんでの改修工事では必ず雨水が軒樋になるべく滞留しないように勾配を見て雨樋を設置致しますのでご安心ください。調査時に判明していた割れていた曲がりの役物も交換し、スーパーガルテクトと同色の黒で統一感が増した二階屋根廻りとなりました。
【屋根カバー、雨樋交換工事竣工】
逗子市沼間M様邸の屋根カバー工事が無事完了となりました。屋根表面に施してあるスーパーガルテクト独自のちぢみ塗装のおかげで、仕上がった屋根は統一感があり、どこか高級感が出ております。他メーカーのガルバリウム鋼板製の金属屋根との違いは仕上がった時によくわかります。アイジー工業さんのスーパーガルテクトはガルバリウム鋼板製ですが、「超」ガルバリウム鋼板であるSGLを採用しております。他メーカー製のガルバリウム鋼板と比べメッキ層が厚い為により腐食しにくく高耐久となっております。
今回M様邸に使用致しました屋根材、スーパーガルテクトのお色はSシェイドブラックです。合計6色のカラーバリエーションからお選び頂けますので和風洋風問わず使用できる屋根材となっております。
また、感じ方に個人差はございますがある程度の雨が降っても室内への雨音を軽減する遮音性能や断熱性能に加え、長期メーカー保証がついているのも特徴です。塗膜や錆、穴あきに長期メーカー保証がつきますので立地や環境を心配せずに安心してお選び頂けます。質感もとても高く街の屋根やさんで施工させて頂いたお客様にはいつも大変好評です。
この度はご利用いただきまして誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2023年07月21日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
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【工事前】
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【工事後】
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