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逗子市山の根にて強風が続いた影響によりアーバニーが破損、スーパーガルテクト(Sシェイドブラウン)にて屋根葺き替え工事を行いました
【施工前】
【施工後】
築年数31年
平米数101.7平米 下屋根含む
施工期間8日間
使用材料スーパーガルテクト 色:Sシェイドブラウン
費用詳しくはお問合せください
保証10年
ハウスメーカー地元工務店
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
逗子市山の根のM様邸は築30年程経過しているお住まいでしたが、強風が続いたとある日に屋根に影響が出てしまい、庭先に屋根材の一部と思われる欠片が落ちていたようです。今回、その事がきっかけで街の屋根やさんへご相談を頂きました。築年数や、今回の強風や毎年くる台風などの自然災害に強い屋根材を使用して屋根工事をしたいとのご要望でした。実際にどのような屋根材が使用されているか、また被害の状況の確認の為に現地調査にお伺いしたところ、M様邸に使用されていた屋根材は化粧スレート、旧クボタが製造販売していたアーバニーでした。
アーバニーはまだ建材にアスベストが使われていた頃から販売がある化粧スレート屋根材の一種でして、通常の化粧スレートに比べ厚みがある分重厚感があり、正方形がランダムに並んだように見える独特のデザインで人気な屋根材でしたが、現在は製造されておりません。先端の長さをカットし、さらにスリットを入れてあるアーバニーは塗装のメンテナンスも手間がかかる屋根材でして、スリットやカットしている部分を含め割れやすいというデメリットがあった屋根材です。特にノンアスベストになってからのアーバニーはその傾向が顕著でした。
今回は調査の結果とM様のご要望を踏まえ、超ガルバリウム鋼板を採用しデザイン性も高いIG工業のスーパーガルテクトにて屋根葺き替え工事を行う運びとなりました。
アーバニーはまだ建材にアスベストが使われていた頃から販売がある化粧スレート屋根材の一種でして、通常の化粧スレートに比べ厚みがある分重厚感があり、正方形がランダムに並んだように見える独特のデザインで人気な屋根材でしたが、現在は製造されておりません。先端の長さをカットし、さらにスリットを入れてあるアーバニーは塗装のメンテナンスも手間がかかる屋根材でして、スリットやカットしている部分を含め割れやすいというデメリットがあった屋根材です。特にノンアスベストになってからのアーバニーはその傾向が顕著でした。
今回は調査の結果とM様のご要望を踏まえ、超ガルバリウム鋼板を採用しデザイン性も高いIG工業のスーパーガルテクトにて屋根葺き替え工事を行う運びとなりました。
担当:新海
調査時の様子
M様邸の屋根は旧クボタのアーバニーが使用されておりました。屋根に上がってすぐに遠目からでも矢印の箇所の様に屋根材が割れている所が多く、移動は最小限に致しました。まだこの時点では工事をどのように行うか決まっていない為です。屋根改修工事の為の調査に来た人間がお客様宅の屋根を壊して帰ってしまっては本末転倒です。
塗装した跡は見受けられましたが、縁切りがされていない為か端部が雨水を吸って白く変色してしまっております。
割れた箇所が複数あり、それも台風で指摘される前からかもしれない箇所も多く見つかります。割れたばかりですと化粧スレートの素地がまだ白く目立つくらいなのですが、汚れが付着してしまい、そうではない箇所も多くある事がわかります。こうなると心配なのは雨漏りです。
先ほど指摘しました縁切りがされていませんと、毛細管現象やスリットが入っている屋根材特有の雨水の染み込みの影響でスレートが傷み、また屋根材の裏側に雨水が回りやすくなってしまいます。結果、屋根材自体が脆くなり割れやすくなってしまいます。アスベストが入っていても入っていなくても同様です。
また、ルーフィング(防水紙)が傷んでしまったら見えていない場所で雨漏りが発生している可能性もございます。
こちらは特に日陰になりやすい下屋根の部分です。スリット部には多く苔や藻、カビが繁殖してしまっており屋根材の防水性能は失われていると分かります。
アーバニーが葺かれている屋根は外から見ているだけですと正方形がランダムに設置されているように見えてしまいますが、実は台形型の化粧スレートにスリットを入れ先端の長さが変わる様にカットしているのです。意匠性が高く厚みがあり重厚感がある化粧スレートですが、通常の化粧スレートよりも脆くなりやすい理由はアーバニーの形状その物にもございます。それでは施工の様子です。
着工、アーバニー撤去の様子
まずは屋根材の撤去や棟板金の撤去、役物の撤去から屋根葺き替え工事は始まります。寄棟形状のM様邸の大棟を撤去した後は棟側から軒へ向かって職人さん4人で100平米以上ある屋根をどんどん捲ってゆきます。長年使用されたルーフィングが熱で溶けて屋根材の裏側に張り付いて破れてしまっている光景は、築年数がある程度経過した屋根の葺き替え工事ではよくある光景です。
まだ風が強い日も多く、油断していると役物や割れた屋根材が飛散する事も考えしっかりと養生用メッシュシートを張って作業を進めます。
数枚捲ったらまとめて持ち上げてウィンチに乗せ、地上へ下ろしてゆきます。全て捲った屋根材は手作業で屋根の上で持ち上げての移動になる為にとても手間がかかる作業となります。また、調査時に疑っていた雨漏りしているかもしれない影響が野地板に見つかりました。少し見にくいのですが、写真右の中央に職人さんが色鉛筆でバッテン印をつけている箇所があります。ここは雨水を吸いすぎて野地板が機能しておらず、踏むと落ちるよと周りに知らせるために書いてあるのです。調査時の見立ては間違ってはいなかったようです。
実は当初、複数の業者さんからM様はお見積りを取られていたようですが、ほとんどの業者さんは屋根カバー工事を薦めてきたそうです。確かに屋根カバー工事はアスベストが混入している化粧スレートに対しては特に有効で、予算も削減でき工期も短縮できる工事で街の屋根やさんでもお勧めの工法です。しかし、アーバニーの様に厚い化粧スレートは役物も専用の物が必要ですし、慣れていない職人では仕上がりが汚くなってしまいます。雨漏りしている、もしくは雨漏りが気になる屋根ではお勧め致しません。そのための点検調査です。
街の屋根やさんの調査はその見極めもしっかりと行い、お客様に安心頂ける工事のご提案を心がけています。
最後に差し棟仕様の棟の下地を撤去致します。下地の貫板の上にルーフィングが敷いてあり、それを軒先から棟へ向かって剥がしてゆきます(写真左)。その後貫板を撤去し屋根葺き替えの最初の工程は終わりです。この後は厚さ12mmの構造用合板を既存の野地板に重ね張り致します。
こちらは撤去したアーバニーを産廃処理する為にトラックに乗せトン袋と呼ばれる袋に入れている所です。実際に持ってみると分かりますがアーバニーは厚みがあり、重量がございます。
三袋に分けアーバニーを袋に入れ処分場へ運搬致します。アスベストの処理は年々金額が上がってきているので厄介です。屋根材によってはアスベストが入っていなくてもアスベスト扱いで高額な処分費がかかる屋根材もございます。アーバニーに限って言えばアーバニーグラッサと呼ばれる物以外は全てアスベストが入っております。
葺き替え工事開始、野地板重ね張り
M様邸は私道の奥に建っていた為にトラックが入りません。公道から少し離れたM様邸へ資材を全て人力で運びます。これだけでもかなりの労力を要します。まずは構造用合板、野地板を昇降機に乗せて既存の野地板へ重ね張り致します。葺き替え工事の最大のメリットの一つ、新しい下地を造ります。この新しくなった下地にルーフィング、また屋根材を設置できるのが葺き替え工事とカバー-工事の大きな違いです。屋根材設置の為に垂木の位置を墨出ししておきます。
ルーフィング敷設と役物の設置
野地板をある程度重ね張りしたら同時に改質アスファルトルーフィング(防水紙)の敷設です。軒先から転がすように敷設をし、端から端まで敷設し終わったら重ね代を十分にとって棟側へ向かって重ねてルーフィングを敷設してゆきます。いい屋根工事の為にはルーフィングを綺麗に敷設する事はとても重要です。ルーフィングはタッカーと呼ばれる機械を用いて野地板に固定してゆきます。
また、寄棟屋根ですと屋根材同士がぶつかる所が多くできますのでルーフィングを二重三重に重ねて雨仕舞をしておきます。最後に大棟に真物を綺麗に覆いかぶせてルーフィングの敷設は完了です。今回使用しましたのは田島ルーフィングさんのP-EX+、改修用ルーフィングとしてリフォームではよく使われる高級品です。ルーフィングも様々な種類がございますので、事前に色々とルーフィングの説明、提案してくれる業者は信用できると思っていいでしょう。
スーパーガルテクト葺き開始
ルーフィングの敷設が終わるとほぼ同時に改修工事用の軒先水切り、ケラバ水切りといった役物の設置を行っておきます(写真左)。M様邸は一部の軒先が母屋下がりになっている特殊な屋根でしたので、職人さんも細かい仕事が増えます。役物の設置が終わった後は、軒先水切りに引っ掛けるようにしてスーパーガルテクト葺きの開始です。スーパーガルテクトはスタートから横縦のジョイント全て嵌合させて設置致しますので、自然災害にも強い金属屋根として定評がございます。
途中二列目と三列目には千鳥になるようにステンレス製の雪止め金具をっ設置致します。設置する間隔も決まっていておりますので、釘で野地板にしっかりと打ち込み固定しておきます。
この雪止めはハネタイプと呼ばれる雪止め金具となります。スーパーガルテクトに使用する役物は全て同質と言いまして、スーパーガルテクト本体と同じ色、質感のガルバリウム鋼板製の役物が用意されています。仕上がった時の違和感がありません。
屋根材本体の切断加工には、写真左の電動カッターを使用致します。二枚刃で挟み込むようにしてスーパーガルテクト本体を綺麗に切断できます。板金バサミで切断する職人さんもいますし、電動カッターで切断する職人さんもいます。金属の板が紙切れの様になめらかに、素早く切断できるので施工スピードがあがります。
スーパーガルテクトを寄棟形状に合わせ斜めや縦に切断しながら設置してゆきます。施工期間中は強風が続き、通常屋根の上にある程度の屋根材を上げてから作業を進めますが、飛ばされるリスクを考え、最後の方は一枚一枚屋根に上げて仕上げました。一枚4kg程の重さですが、ちょっとした風が吹くとすぐに飛んでしまいます。養生用のメッシュシートといえども簡単に突き破るほどの勢いで飛ぶことがある為に、軽量な金属屋根の施工は気を使わなければなりません。寄棟のM様邸の屋根全てにスーパーガルテクトを葺き終えました。
棟納め
最後に雨仕舞として棟板金の設置を致します。屋根面に対して一本ずつ防腐処理を施した杉板である「貫板」を野地板めがけてステンレス製ビスで打ち込み固定致します。その後スーパーガルテクト本体と同質の棟板金を釘ではなく街の屋根やさんの標準施工であるステンレス製のビスで貫板へ打ち込み固定し雨仕舞完了です。棟を納めるとスーパーガルテクトの意匠性の高い様子が分かります。
下屋根の施工
M様邸には下屋根もございましたので、大屋根同様に施工致します。大屋根と違いますのは屋根と外壁がぶつかる取合いが生まれるところです。ここの納めをしっかりとしておきませんと将来雨漏りに繋がってしまいます。
アーバニーを撤去した後は屋根と外壁のぶつかる所に設置してあります雨押えや捨て谷といった役物をカットし、そこへルーフィングを滑り込ますように敷設しておきます。その後軒先水切りやケラバの役物を設置し大屋根同様にスーパーガルテクト本体の設置を致します。壁際まで設置し終えましたら、雨押え板金を設置する前に貫板を設置しておきます。それから雨押え板金を設置し、外壁と板金の隙間にはシーリングを打っておき雨水が入らぬように雨仕舞をしておきます。M様邸の下屋根は雨押えや捨て谷が交わる少し手間がかかる形状でしたが、無事下屋根も納める事ができました。
屋根葺き替え工事、竣工
逗子市山の根M様邸の屋根葺き替え工事が無事完了となりました。屋根表面に施してあるスーパーガルテクト独自のちぢみ塗装のおかげで、仕上がった屋根は統一感があり、どこか高級感が出ております。他メーカー製ガルバリウム鋼板の金属屋根との違いは、仕上がった時によくわかります。アイジー工業さんのスーパーガルテクトはガルバリウム鋼板製ですが、「超」ガルバリウム鋼板を採用しております。他メーカー製ガルバリウム鋼板と比べメッキ層が厚い為により腐食しにくく高耐久となっております。
また、塗膜15年赤錆20年穴あき25年と長期保証がついており、立地や環境を心配せずに安心してお選び頂けます今回M様邸に使用致しました屋根材、スーパーガルテクトの色はSシェイドブラウンです。
合計6色のカラーバリエーションからお選び頂けますので和風洋風問わず使用できる屋根材となっております。また、受け取る方の個人差はございますがある程度の雨が降っても室内への雨音を軽減する遮音性能や断熱性能に優れているのも特徴です。質感もとても高く街の屋根やさんで施工させて頂いたお客様にはいつも施工を含め大変好評を頂いております。
この度はご利用いただきまして誠にありがとうございました。
施工後ドローンによる全体撮影
施工後ドローンを使用し全体を撮影してみました。施工完了後にお客様には施工中などの写真を収めた完了報告書をお渡しさせていただいております。
しかし、屋根の上で撮影する写真よりも、ドローンでの撮影の方がお住まい全体を捉えやすく、お客様にも大変好評を頂いております。今後も定期点検時などでお邪魔させて頂きますので宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2023年09月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行ったM様のご感想をご紹介いたします
M様のアンケート
【工事前】
【工事後】
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