HOME > 施工事例 > 逗子市久木にて横殴りの強風の影響でスレート屋根が飛散、スーパ.....
逗子市久木にて横殴りの強風の影響でスレート屋根が飛散、スーパーガルテクトにて屋根カバー工事を実施致しました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数15年
平米数81.9平米
施工期間5日間
使用材料スーパーガルテクト Sシェイドブラック
費用158.7万円
保証8年
ハウスメーカー地元工務店
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
「どうやらここ数日続いた強風の影響で化粧スレートが飛散してしまったので、この機会に屋根全体の修繕を検討してる。」との事で逗子市久木にお住まいのY様よりご相談を頂きました。しばらく気づかなかったそうで、近隣からの指摘で屋根材が一部なくなっているとわかったそうです。
飛散した部分と屋根全体の点検の為に調査に伺いますと、化粧スレートがニチハのパミールと分かりました。経年で必ず表層剥離が起きてしまう事や、屋根材の固定に使用する釘頭が錆てしまう事が特徴的な化粧スレートでして、塗装でのメンテナンスは不可能です。まだ雨漏りもしていない事もあり、築年数を考えて今回は屋根カバー工事を行い強風被害に遭われてしまった屋根全体のメンテナンスを行う運びとなりました。Y様邸には明り取り、トップライトが設置されておりましたがこちらは今回はお打合せの結果、残すとのお話になりましたので屋根カバー工事の際に板金工事が必要になります。
また、今回Y様が火災保険にご加入されており、「風災」の契約があったために、ご用命後に火災保険申請のお手伝いをさせて頂き、工事代金の一部に充てる事ができました。火災保険が使用できるか、申請後の流れなど初めての事だらけで不安に思われている方も多いと思いますが、屋根工事含め街の屋根やさんへお任せください。
飛散した部分と屋根全体の点検の為に調査に伺いますと、化粧スレートがニチハのパミールと分かりました。経年で必ず表層剥離が起きてしまう事や、屋根材の固定に使用する釘頭が錆てしまう事が特徴的な化粧スレートでして、塗装でのメンテナンスは不可能です。まだ雨漏りもしていない事もあり、築年数を考えて今回は屋根カバー工事を行い強風被害に遭われてしまった屋根全体のメンテナンスを行う運びとなりました。Y様邸には明り取り、トップライトが設置されておりましたがこちらは今回はお打合せの結果、残すとのお話になりましたので屋根カバー工事の際に板金工事が必要になります。
また、今回Y様が火災保険にご加入されており、「風災」の契約があったために、ご用命後に火災保険申請のお手伝いをさせて頂き、工事代金の一部に充てる事ができました。火災保険が使用できるか、申請後の流れなど初めての事だらけで不安に思われている方も多いと思いますが、屋根工事含め街の屋根やさんへお任せください。
担当:新海
現地調査の様子
現地にお伺いし、なんとか梯子を架けて屋根に上がりますとすぐに分かりました。Y様邸に使用されていた化粧スレートはニチハのパミールと呼ばれるノンアスベストの化粧スレートです。建材にアスベストの使用が禁止となる最中製造販売されていた、2000年前半に多く使用されていたスレートです。経年で現れる特徴として、屋根表面が表層剥離してしまう事です。写真右の様にスレートの表面が何層にも剥離し捲れてしまうのが特徴で一目で分かります。それ以外にもトップライトが設置されている面は黄色く苔が覆いつくしているように見えます。
化粧スレートは通常塗装でのメンテナンスが必要ですが、必ず表層剥離が起きてしまうので塗装でのメンテナンスが無駄になってしまう化粧スレートです。塗装でのメンテナンスが不可能という事は防水性能を維持できなくなると同意ですので、最終的に脆くなった化粧スレートが割れたり飛散したりや、雨漏りに繋がったりなどしてしまうために気づいたら早めに修繕が必要です。
また、表層剥離以外で気を付けなければいけない点は写真にあるように野地板へ化粧スレートを固定する為に打ち込む釘頭が錆びるという特徴もあります。簡単にいいますと屋根材がしっかりと固定できないのです。ですので今回、令和元年房総半島台風の様な猛威に曝されてしまうと耐え切れなくなり飛散や落下して最悪近隣の建物にズドンと当たってしまい二次被害を引き起こしてしまう可能性もある屋根材です。パミールと分かった時点で、屋根調査はとても慎重に行わなければなりません。傷み方によっては屋根に上がらない方がいいのです。調査に来た人間が屋根材ごと滑り落ちてしまう可能性があるからです。どうしても上がらなければいけない時は屋根材を踏むときに一枚ではなく二枚踏みいざという時に屋根に残れるように致します。
今回は雨漏りには繋がっておりませんでしたので、お打合せの結果カバー工事を行う事となりました。カバー工事をしてしまうメリットデメリットもありますので施工前にきちんと打合せをしておきましょう。それでは施工の様子です。
屋根カバー工事着工
まず、屋根カバー工事を行う際には既存屋根にあります棟板金と雪止め金具の切断作業から始まります。表層剥離が進んだパミール、苔やカビが生えており滑りやすい屋根の上で職人さんが気を付けながら施工致します。
撤去した棟板金の内部には、貫板と呼ばれる下地木が設置されております。撤去した貫板を見てみますと多く黒ずんでいる様子が見受けられます。経年での劣化で湿気や結露、棟板金の釘浮きなどが影響し腐食している様子です。この貫板は塗装でのメンテナンスでは性能は甦りませんので、ある程度の築年数が経過していましたら棟板金交換工事も必要になってまいります。
写真左はサンダーと呼ばれる電動工具で軒先に千鳥で設置されている雪止め金具を切断したものです。棟板金と雪止め金具を撤去切断し終えてようやく下準備が整います。次の工程は雨水の侵入を遮断する為に下葺き、改質アスファルトルーフィング(防水紙)の敷設です。
街の屋根やさんではカバー工事や緩勾配の屋根施工時は、写真右の様に遅粘着性下葺き材である「タディスセルフ」をお勧めしております。固定する為に釘で打ち込む必要がなく、ルーフィング自身が屋根材に時間と共にがっちりと食いついてくれる為、特に今回の様なノンアスベストであったり表層剥離が進んでいて脆い化粧スレートにはとても相性が良く、雨漏りリスクを減らす事が可能です。
防水紙敷設、各種役物取付
先ほど紹介致しましたタディスセルフを軒先から一定方向へ転がすように敷設してゆきます。敷設にあたり横の継ぎ目は200mm、上下は100mmの重ね代を取りしっかりと雨水が入り込まないように雨仕舞をしておきます。また、Y様邸にはトップライト(天窓)があり、今回は天窓はそのまま残すとなりましたので、天窓廻りにはルーフィングを立ち上げておき水が内部へ侵入しないように返しを作っておきます。晴れの日は数時間で屋根に対し溶着してくれますが、冬場の気温が低く日の光もあまりない時期の施工はそうはいかない事が多く、注意が必要です。
Y様邸の屋根は切妻ですが棟が下がって段違いになっている、棟違いの屋根でした。そうすると屋根の上にも外壁ができますので、その外壁と屋根があたる取合いからの雨水の侵入もしっかりとルーフィングを立ち上げ設置する事で備えておく必要があり、通常の屋根よりも手間と時間がかかってしまいます。しっかりと全面に敷設が終わったら大棟部分にはそれぞれの屋根面からの折返しの上にさらにカットもしない新しいルーフィングを被せてルーフィング敷設の工程は終わりとなります。
スーパーガルテクト葺き
IG工業のスーパーガルテクト、Sシェイドブラックを今回Y様邸に使用致します。まずは先ほどの軒先水切りに引っ掛けるように一段目の取付をし、縦横嵌合させながら本体の取付を行います。途中二段目三段目には千鳥になるようにステンレス製、ハネタイプの雪止め金具を取り付けておきます。後付けできない為に屋根本体設置と同時に行っておきます。
特に金属屋根になりますと表面が滑りやすく、屋根上に水が落ちると勢いよく流れていきます。お住まいによっては雨樋がその雨水を受けきれなくなる場合もある為雨樋交換工事が必要な場合もありますし、大雪が降った際に雨樋の破損、歪み等から守ってくれる為雪止め金具は必要です。屋根材によっては勾配によって取付なくても問題ないと明記してあるものもございますが、金属屋根の場合は必ず取り付けておきましょう。
勾配がきつい屋根の上で職人さんが釘打ち機を使いテンポよくスーパーガルテクトの取付を行います。Y様邸には途中トップライトがありましたので、その周りにはガルバリウム鋼板を用意し、屋根の上でY様邸用に現地にて加工しトップライト廻りに水切りを設けておき、雨漏りの心配をなくします。トップライトの高さによっては交換か撤去し塞ぐかの選択肢しか選べない場合もある為に、現在トップライトが屋根にありそろそろ屋根工事をご検討されているお客様は、ぜひ街の屋根やさんへご相談ください。トップライトの工事もしっかりと行わせて頂きます。
トップライトあたりまで葺きあがってきますと、Sシェイドブラックが映えてきます。スーパーガルテクトは表面に独自のちぢみ塗装を施しており金属屋根ですが飽きがこない意匠性の高い屋根材となっております。
トップライト廻り板金納め
途中紹介致しましたが、Y様邸にはトップライトがございます。そのままではスーパーガルテクトは取付できません。どのようにスーパーガルテクトをトップライトの廻りに取付るかと言いますと、トップライトの下端にあたるスーパーガルテクト本体をまずは加工します。その後に現地加工したガルバリウム鋼板製の水切りを設置致します。
そのままぐるっとトップライトを囲むように側面と上端にも現地加工した同様の水切り板金を設置しておきます。板金の継ぎ目にはシーリングを打ち念のために雨仕舞をしっかりと行っておきます。もちろんその内側にはルーフィングも立ち上がっている為、二重で雨仕舞をしている事になります。
こうする事により既存のトップライトからの雨漏りを心配せずにトップライトを残しつつカバー工事が可能となります。
外壁取合いの加工
また、Y様邸は切妻屋根の部分が段違い、棟違いと呼ばれる納めになっている為に屋根の上に外壁が出来ます。その屋根の上にできる外壁部分と屋根部分が斜めにぶつかる所には雨仕舞として捨て谷と呼ばれる板金を設置しなければ隙間から雨水が入り込んでしまいます。ルーフィングを壁際に立ち上げて置き、その手間に雨水が流れるように捨て板を設置し、捨て谷板金を設置する為に下地木として胴縁と呼ばれる木材を設置しておきます。
最後にそこへ捨て谷板金を最後に被せてビスで固定し、その板金と壁の隙間にはシーリングを充填し雨水が入らないように処理しておきます。ここの雨仕舞が悪いとせっかく新しくした屋根も数年で雨漏りに繋がる事もある為にしっかりと処理させて頂きます。確認も怠りません。
棟納め
最後に屋根材同士がぶつかる所に被せる棟板金の取付です。屋根面に対し防腐処理された貫板を設置し、その上に棟板金を被せ街の屋根やさんの標準施工であるSUS製(ステンレス製)ビスでがっちりを棟板金を固定致します。棟板金にも被せる際に継ぎ目が生じますので壁際の処理と同様にシーリングを打っておき隙間からの雨水の侵入をシャットアウトします。
最近は高耐候で長持ちする商品を使用する事が多く、メンテナンスフリーに近い商品もございますが、棟板金や壁際のシーリングは経年での劣化でいずれはメンテナンスの必要がある為に、街の屋根やさんではアフターメンテナンスでお客様に状態をお伝えし、次回のメンテナンス時期をお伝えする事が可能です。
屋根カバー工事竣工
逗子市久木Y様邸の屋根カバー工事が無事に竣工となりました。最後までトップライトは塞いでしまうか残すかでお悩みになられましたが、今となっては残してよかったと仕上がりに満足いただけております。強風被害を受けたパミールが使用されていた屋根が見違えるように綺麗に仕上がりました。
今回Y様邸に使用致しましたのはIG工業のスーパーガルテクト、色はSシェイドブラックです。表面には遮熱コーティングが施された意匠性の高いちぢみ塗装で飽きがこないデザインとなっております。役物も屋根材と同質の物が用意されている為に屋根が仕上がった時にもまとまりが出ます。
他にも5色のお色からお選び頂け計6色展開しているスーパーガルテクト。遮音性と断熱性を兼ね備え自然災害にも強い軽量なガルバリウム鋼板製の屋根材です。街の屋根やさんでは屋根カバー工事を税込877,800円より承っております。
竣工後ドローン撮影
街の屋根やさんでは調査時や工事竣工後、定期点検時にドローンを使用しております。普段屋根全体を見渡す機会はないと思いますが、このようにドローンですと細かい説明が不要で、お客様に屋根の全体をご覧頂く事が可能となっており、大変好評を頂いております。今後も定期点検でお伺いさせて頂きますので宜しくお願い致します。
この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2023年10月13日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行ったY様のご感想をご紹介いたします
Y様のアンケート
【工事前】
【工事後】
Y様のアンケートを詳しく見る→
逗子市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
ニチハの「パミール」は、普通のスレート屋根材と比較してみてもかなり短い期間で屋根としての機能が失われる屋根材です。その劣化症状は特徴的で、まるでミルフィーユのような層が露出した剥がれ方…。全国各地で、パミールの屋根材によるトラブルが頻出しています。そんな状態を見たら、今後のメンテナンスに不安を感じま…続きを読む
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。
このページと共通する工事内容の新着施工事例
逗子市と近隣地区の施工事例のご紹介
同じ工事のブログ一覧
点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!
お電話でのお問い合わせは
通話料無料
0120-989-936
8時30分~20時まで受け付け中!