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逗子市久木で屋根からコンクリート片が落ちてきた?屋根カバー工事でトラブル解決
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数約20年程
平米数118.1㎡
施工期間約1週間
使用材料IG工業 スーパーガルテクト Sシェイドチャコール
費用詳しくはお問合せください
保証10年
ハウスメーカー地元工務店




【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
逗子市久木にお住いのW様より、そろそろ屋根の塗り替え時期かと思い、状態の確認と見積をお願いいしたいとお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。お庭にコンクリート片のようなものも落ちてきたということでしたが、その正体は割れたスレート屋根でした。
使われていたコロニアルNEOというスレート屋根は、ノンアスベストスレート屋根の初期型モデルの一つで、強度が弱く割れやすいという特徴のある屋根材です。当初塗装工事を考えていたW様ですが、こちらの屋根材は塗装をしても割れやすい問題が全く解決できないので、全体的なリフォーム工事として屋根カバー工事をオススメさせていただきました。
IG工業のスーパーガルテクトで屋根カバー工事を行い、今までの心配事を払拭する綺麗な屋根に生まれ変わりました。
使われていたコロニアルNEOというスレート屋根は、ノンアスベストスレート屋根の初期型モデルの一つで、強度が弱く割れやすいという特徴のある屋根材です。当初塗装工事を考えていたW様ですが、こちらの屋根材は塗装をしても割れやすい問題が全く解決できないので、全体的なリフォーム工事として屋根カバー工事をオススメさせていただきました。
IG工業のスーパーガルテクトで屋根カバー工事を行い、今までの心配事を払拭する綺麗な屋根に生まれ変わりました。
担当:高田
屋根からコンクリート片のようなものが落ちてきた
逗子市久木にお住いのW様より、そろそろ屋根の塗り替え時期かと思い、状態の確認と見積をお願いいしたいとお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。お庭にコンクリート片のようなものも落ちてきたということで、何が原因かなどを含めて調査してほしいとのことでしたが、現地で屋根に登らせていただくと原因はすぐにわかりました。
コンクリート片の正体はスレート屋根の破片でした
お庭に落ちてきたコンクリート片の正体は屋根材でした。スレート屋根が複数個所で割れてしまっており、その破片が屋根を滑り落ちてくることで庭に落ちていたようです。スレート屋根は一枚で約3kgほどの重さがあるので、写真のような破片でも200~300gほどの重さがあります。落下した先に窓ガラスなどがあれば当然のように割れてしまいますし、人がいたとすると当たり所によっては大怪我をするかもしれません。屋根の上はなかなかご自身で見て点検はできないので、定期的に業者さんなどに確認してもらい、不具合が無いか見ていくことが大切です。
割れやすい屋根材の「コロニアルNEO」
今回のW様のお住まいに使われていた屋根材は、クボタ(現:ケイミュー)製のコロニアルNEOという屋根材でした。コロニアルNEOは、アスベストの健康被害が社会問題になっていたころにノンアスベストの屋根材として登場した第一世代のノンアスベストスレート屋根です。当時は屋根材にアスベストを練りこむことで強度を確保することが当たり前だったので、アスベストを使わずに作られた最新鋭の屋根材として非常に多くの新築住宅に採用されていきました。ところが、アスベストを抜いても頑丈に作るという技術がまだまだ未熟だったということもあり、築10年を過ぎたころにコロニアルNEOがバキバキに割れいってしまうことが全国的に判明してきました。一般的にスレート屋根といえば10年ごとの塗装メンテナンスが推奨されていますが、このコロニアルNEOに関しては塗装をしたとしても割れを食い止めることができないため、塗装工事がむだになってしまいます。そのため、塗装できない屋根材として広く知られるようになりました。
W様のお住まいは高台に位置しており、風の影響を受けやすいことからコロニアルNEOの割れが余計に起きやすい状況になってしまっていたものと考えられます。当初は塗装工事をご希望とのことでしたが、上記の理由を説明させていただき、屋根全面の改修工事をご提案させていただきました。結果として、処分費がかからず比較的リーズナブルに工事できる屋根カバー工事のご契約をいただき、工事の運びとなりました。屋根カバー工事の価格は¥877,800(税込)~承っております。
屋根カバー工事開始
屋根カバー工事スタートです。棟板金や雪止めといった既存の屋根の突起部分を取り除いたら、新しい防水紙を施工していきます。今回使用した防水紙は田島ルーフィング製のタディスセルフという防水紙です。遅延粘着性の防水紙で、施工中は角度の調整などで張り直しができて、定着してからは強固な粘着性を発揮します。カバー工事の場合は既存のスレート屋根が下地となるため、既存の屋根の上に防水紙を施工していくことになりますが、一般的なタッカー止の防水紙だとスレートに対してタッカーが上手く効かないことが多く、防水紙の固定が上手くいかないことがあります。防水紙は屋根の防水の要なので、適材適所の材料を選定して最善の工事を行っていきます。
細かい板金は現地で職人さんが手作業で加工
防水紙の施工が終わったら先付けの役物板金を取り付けていきます。写真はケラバ板金の取り付け風景ですが、単純にケラバ板金を取り付けるだけではなく、必要があれば取り付けか所に最適なサイズ、形になるように現地で職人さんが加工してくれます。この作業を行わないと既存の屋根の形に合わない部材を取り付けることになってしまい、雨漏りの原因を作ってしまいかねません。雨仕舞いなどを考慮しながら最適に材料を加工する姿はまさしく職人さんといったところです。
屋根材を葺いていきます
先付の役物を取り付けたら、屋根材本体を葺いていきます。今回はツルツルとした板金屋根であるため、雪止めもしっかり取り付けていきます。スレート屋根のお住まいで、今まで雪止めが無くても大丈夫だったという方でも、ツルツルの板金屋根にリフォームする場合は雪止めの設置を強く推奨させていただきます。今まではスレート表面のザラつきで大丈夫だった場合でも、金属屋根になったとたんに雪が落ちるようになって困ってしまうことになりかねません。そんなに雪が降らないと思っていても、いざ降った時に落雪による被害は予想を超えることもあります。車などが落雪で被害を受けると目も当てられません。ましてや人に被害があっては大事です。そこまで大きく費用が掛かるわけではないので、雪止めはつけるようにしましょう。
スーパーガルテクトはIG工業製のSGLを使った屋根材です
今回使用した屋根材はIG工業製のスーパーガルテクトです。最近よく聞くガルバリム鋼板という材料を使った屋根材で非常に人気がある屋根材の一つです。ガルバリム鋼板には実は種類があって、通常のガルバリム鋼板と、ガルバリム鋼板を改良してより錆びにくくなったSGLというものがあります。スーパーガルテクトはSGLを使って作られた屋根材であるため、通常のガルバリム鋼板の屋根材よりも高耐久の製品となります。意外とこのガルバリム鋼板なのかSGLなのかという点は比較対象として考えられている方が少ないので、少し気にして比較してみると良いかもしれません。
ちなみにスーパーガルテクトは篏合式の屋根材で、屋根材同士がフックのように引っ掛かるようにできています。それぞれの屋根材が手をつなぐようになるため、風にも強い屋根材となります。高台で風の影響を受けやすいW様のお住まいにはぴったりの屋根材と言えるでしょう。
樹脂製の貫板を使って棟板金を仕上げていきます
屋根本体が葺きあがったら、仕上げに棟板金を取り付けていきます。棟板金はそのまま屋根に打ち付けてしまうと固定用のビスが屋根を貫通して雨漏りの原因になりかねないので、貫板(ぬきいた)という下地材を先に屋根に固定して、その貫板ごと棟板金で覆って側面から棟板金を貫板に固定することで、棟板金を固定し、かつ雨漏りし難い造りにして取り付けます。小さなひと手間ですが、大きな効果を発揮する先人の知恵のような子法です。貫板には一般的に杉の木が使われますが、木はどうしても経年劣化で弱っていって固定力が弱まってしまいます。数年から十数年を想定とした棟板金工事であれば杉でも全く問題ございませんが、20年以上先を考えた今回のような工事であれば、腐らない樹脂製の貫板がおすすめです。少しだけ金額は杉の貫板に比べると高くなりますが、十数年でまた足場を架けて棟板金だけメンテナンスすることを考えれば、そもそもそのような心配が少ない樹脂製の貫板を使った方がお得と言えるでしょう。
屋根カバー工事完成
屋根カバー工事が完成しました。いつ屋根材が飛散するかわからい心配事を抱えた屋根が、ピカピカのスーパーガルテクトに生まれ変わりました。これでもう強風の日に怯える心配は必要ありません。綺麗な屋根に仕上がったと、W様にも喜んでいただくことができました。
屋根のことでお困りごとがあれば、調査・見積を無料で対応しておりますので、なんでもお気軽にお問合せください。
2023年8月31日 追記
一年点検にお伺いしてきました
施工から一年が経過したので、一年点検に伺ってきた様子をご紹介します。施工完了時には足跡の汚れなども少々ありましたが、雨ですっかり流れて施工完了当初よりもむしろ綺麗になったのではないかと思うほど綺麗でした。久しぶりにW様にもお会いできて、変わらずお元気そうで何よりでした。屋根について問題ないかとお伺いしたところ、住んでいて特に異状は感じないとのことでしたので、問題なさそうで何よりといったところでした。
棟板金も問題なし
新しく葺いた新築屋根でも、場合によっては被害を受ける棟板金は点検時の要チェックポイントです。屋根は上に行くほど風の影響を受けやすいとされており、棟板金は構造上屋根のてっぺんに取り付けられるため、自ずと一番被害を受けやすい場所に位置します。よくある症状としては釘が抜けて板金が浮いてしまっているという症状ですが、今回の屋根では全く問題ありませんでした。新築の場合は釘で固定されていることが多いですが、街の屋根やさんでは基本的に釘よりも強いビスで頑丈に固定するため、元々の造りよりも頑丈に設置しております。
よく、施工後直ぐの棟板金を指して隙間があるから浮いていると声をかけてくる飛び込み業者さんがいらっしゃいますが、たいていの場合は不安を煽るタイプの押し売りですので、気を付けてください。棟板金と屋根の設置面をコーキングで埋めるといった工事をしている屋根も多々見受けられますが、内部の湿気や結露の水を逃がすための隙間でもあるので、埋めればいいというわけではありません。正しい知識で正しい施工ができるようにしましょう。
ケラバ等、細かい部分も問題ありませんでした
写真の場所のように屋根の際の斜め部分をケラバと言いますが、この部分も強風などの被害で捲れたりすることが多い場所となります。屋根の際を包むように垂れ下がった板金なので、下から吹き上げるような強風で持ち上げられるケースがあります。もちろん、今回の屋根に問題はございませんでしたが、異常が無いかどうかチェックするポイントの一つとなっています。何も問題が無くてなによりでした。次回は三年目点検でW様とお会いできればと思います。
屋根のことでお困りごとがあれば、調査・見積を無料で対応しておりますので、なんでもお気軽にお問合せください。
記事内に記載されている金額は2023年08月31日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

工事を行ったW様のご感想をご紹介いたします
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