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相模原市緑区葉山島にて錆が広がったトタン屋根を廃材撤去しない屋根カバー工法で短期間にリニューアル
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数築33年
施工期間6日間
使用材料ガルバリウム鋼板
費用詳しくはお問合せください
保証10年
ハウスメーカーハウスメーカー不明


【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
相模原市緑区葉山島にて、築33年のトタン屋根(瓦棒屋根)の屋根カバー工事を行いました。
これまでメンテナンスを行ってこなかったため、屋根全体に錆が広がり、屋根材自体も耐用年数を超えている状態でした。
腐食部分からの雨漏りが心配されており、お客様も大変不安を抱えていらっしゃいました。
リフォームにあたり、他社で屋根葺き替えの見積もりをご依頼されていましたが、提出された見積もりは「葺き替え工事一式」とのみ記載されており、具体的な工事内容や対応範囲、使用材料などが不明瞭でした。
そのため、高額な工事を依頼するにあたり不安を感じられたとのことです。
このような経緯から、弊社「街の屋根やさん」にも相見積もりのご相談をいただきました。
現場調査を実施し、現状を写真や報告書で詳細にご説明したうえで、葺き替え工事および屋根カバー工法の見積もりとご提案を行いました。
また、雹害による火災保険の活用提案や、屋根だけでなく軒天や雨樋など住宅全体のメンテナンスも含め、どのように補修を進めるかを具体的にご提示しました。
お客様には、詳細かつ納得のいく提案内容をご理解いただき、工事をお任せいただくこととなりました。
これまでメンテナンスを行ってこなかったため、屋根全体に錆が広がり、屋根材自体も耐用年数を超えている状態でした。
腐食部分からの雨漏りが心配されており、お客様も大変不安を抱えていらっしゃいました。
リフォームにあたり、他社で屋根葺き替えの見積もりをご依頼されていましたが、提出された見積もりは「葺き替え工事一式」とのみ記載されており、具体的な工事内容や対応範囲、使用材料などが不明瞭でした。
そのため、高額な工事を依頼するにあたり不安を感じられたとのことです。
このような経緯から、弊社「街の屋根やさん」にも相見積もりのご相談をいただきました。
現場調査を実施し、現状を写真や報告書で詳細にご説明したうえで、葺き替え工事および屋根カバー工法の見積もりとご提案を行いました。
また、雹害による火災保険の活用提案や、屋根だけでなく軒天や雨樋など住宅全体のメンテナンスも含め、どのように補修を進めるかを具体的にご提示しました。
お客様には、詳細かつ納得のいく提案内容をご理解いただき、工事をお任せいただくこととなりました。
担当:高田
「トタン屋根・雨樋」を点検調査
トタン屋根の被害状況を確認
ご自宅は三棟が連なる建物で、中央に平屋部分を挟む形で二階建ての建物が建っています。
築30年時点で中古住宅として購入されたとのことで、屋根に関してはこれまでリフォームやメンテナンスを行った形跡はありませんでした。
当初は段階的に修繕を進める計画をお持ちでしたが、二階の窓から屋根を改めて確認されたところ、錆による腐食がかなり進行していることが判明しました。
そのため、まずトタン屋根を優先的にリニューアルしたいというご希望をお持ちでした。
使用されている屋根材はトタンです。
被害が最も進行しているのは、二階建て部分の屋根です。
屋根に上り間近で確認したところ、葺き板部分、瓦棒の凹凸部分、棟部分のすべてに錆が広がっていました。
トタンは鋼板を亜鉛メッキと塗膜で保護しており、通常はすぐに錆びることはありません。
現在、錆が発生しているということは、経年劣化により塗膜や亜鉛メッキが剥がれ、鋼板がむき出しになっている状態を意味します。
このまま錆が進行すると、鋼板に穴が開き、雨漏りの原因となる恐れがあります。
真ん中の平屋部分の屋根の状態を確認したところ、屋根上部(棟付近)に錆が広がっていました。
一方、葺き板部分は亜鉛メッキによる犠牲防食で発生する白錆によって、かろうじて持ちこたえている状況です。
「かろうじて」と申し上げたのは、この状態を放置すると経年で亜鉛メッキが剥がれ、全体に錆が広がってしまうためです。
トタン屋根のメンテナンスには段階があります。
-
・錆が部分的にしかない場合
-
・色褪せやチョーキングが見られる程度の場合
このような状態であれば塗装によるメンテナンスが可能です。
しかし、屋根全体に錆が広がり、屋根材自体の強度が著しく低下している場合は、塗装で強度を回復することはできません。
そのため、屋根カバー工法または葺き替え工事が最適な選択となります。
なお、雨水の浸入によって防水紙や下地まで傷んでいる場合は葺き替えが望ましいですが、今回はそこまでの劣化は見られませんでした。
お客様には、当初ご希望だった葺き替え工事のお見積もりに加え、屋根カバー工法という選択肢をご提案しました。
屋根カバー工法は葺き替えと比較して短工期で廃材撤去が不要なため、比較的安価に施工できる点もご説明し、最終的にこちらの工法で工事をお任せいただくこととなりました。
雨樋の被害状況を確認
併せて屋根以外の箇所も調査を進めました。
こちらは雨樋の様子ですが、大きな穴が空いているのがお分かりいただけると思います。
被害は降雹によるもので、2017年7月には東京でも広範囲に被害が出たことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
昨年の台風報道などで火災保険が話題になったこともありましたが、火災保険は台風だけでなく雹害にも適用可能です。
また、申請は過去3年間まで遡って行うことができます。今回、雨樋については火災保険を活用した交換をご提案させていただきました。
「お見積り・工事の詳細」の提案書をお客様へ提出
街の屋根やさんでは、お客様に納得・安心して工事をご依頼いただくため、「屋根工事一式」といった曖昧なお見積りではなく、工事内容や使用材料などを明記した詳細なお見積りをご提出しております。
また、お住まいの状況に応じて複数の工事パターンが考えられる場合もございます。
その際は、ご希望に応じて複数のお見積りをご用意いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
ただ、屋根工事は専門外のお客様にとって、見積もりの金額は理解できても、「工事内容」や「使用材料」の詳細まで把握するのは難しいこともあります。
もちろん私たちは、できる限りわかりやすくご説明し、ご理解いただけるよう努めます。
しかし、例えばご家族に説明しなければならない場合などは、さらに難しくなることもあるでしょう。
そこで街の屋根やさんでは、お客様が費用を出す工事について十分に理解いただけるよう、見積もりに加えて、現地調査で確認した屋根の状況や必要な工事内容、使用材料などがわかるご提案書も併せてご提出しております。
これにより、
-
・「どのような工事を行うのか?」
-
・「どこまで対応してくれるのか?」
-
・「どのような材料を使用するのか?」
といった点が明確になります。
また、不明な点があれば具体的にご質問いただくことも可能です。
私たちは、金額だけでなく工事内容についても安心してご理解いただけるように工事を進めてまいります。
トタン屋根の屋根カバー工法
足場の架設
それでは、工事の様子をご紹介いたします。
まず初めに、屋根カバー工事を行うための足場を仮設します。
屋根工事は高所での作業となるため、安全かつ正確な施工を行うためには足場が必須です。
足場は架設・撤去するものであるため、「もったいない」と感じられる方もいらっしゃいますが、労働安全衛生規則で定められた安全対策でもあり、必ず設置する必要があります。
足場のない不安定な環境で作業を行う場合と、安定した安全な環境で作業を行う場合とでは、作業効率や工期にも大きな差が生まれます。
工期の短縮は費用にも直結しますので、結果的に足場を設置することは、お客様にとっても経済的で丁寧な工事を実現する大きなメリットとなります。
メッシュシート張り
足場の組み立てが完了した後は、足場の周囲にメッシュシートを張り、養生を行います。
これは、工事中に舞う埃などで近隣の方にご迷惑をおかけしないようにするための対策です。
また、足場と同様に、職人の安全を守る役割も果たします。
お客様にご満足いただける工事を行ううえで、職人の安全は最優先事項です。そのため、このような作業前の下準備も非常に重要な工程となります。
ガルバリウム鋼板を重ね葺き
既存の屋根材の上に、新しいガルバリウム鋼板を重ね葺きしていきます。
瓦棒部分(凹凸部分)は、あらかじめ既存屋根の形状に合わせて加工しており、内部の心木(凸部分の板金内に取り付けられた角材)にビスで固定して施工します。
凸部分へのキャップ被せ作業
次に、凸部分にキャップを被せていきます。
キャップは一枚で軒先から棟まで覆うのではなく、二枚の部材を重ねてカバーします。
施工は軒先部分から順に被せていきます。
二枚の部材を重ねると、当然重なり部分ができます。
この重なり部分が下向きか上向きかによって、雨水の浸入リスクが大きく変わります。
雨は上から下へ流れるため、重なりは下向きにするのが基本です。
そのため、キャップは必ず軒先側から被せるのが鉄則となります。
棟板金と貫板の交換作業
続いて、棟板金と貫板の撤去作業を行います。
これは新しい部材に交換するため、既存の棟板金を取り外し、撤去する工程です。
棟板金内部の貫板には木材が使用されていました。
棟は屋根の最も高い位置にあり、雨の影響を受けやすく、雨漏りの発生箇所になりやすい場所でもあります。
しかし、貫板の状態を確認したところ、雨水の浸入や腐食はほとんど見られませんでした。
ここまで耐えてくれた貫板には、称賛に値しますね。
棟までキャップを被せ、貫板と棟板金を設置することで、屋根カバー工法が完了となります。
先述の通り、棟板金は屋根の中でも最も雨の影響を受けやすい箇所の一つです。
私たちは、棟板金や貫板の設置に際して、雨に弱い釘や木材は使用しません。
貫板にはKMEW社の樹脂製貫板「タフモック」を使用し、固定用のビスにはステンレスビスを採用することで、より雨に強い屋根へとリニューアルいたします。
取り合い部分をシーリングで防水処理
棟板金以外にも、雨漏りが発生しやすい箇所があります。
それは「取り合い部分」と呼ばれる、屋根と外壁が接する部分です。
外壁から屋根が直接生えているわけではないため、この接点にはどうしてもわずかな隙間が生じます。
この小さな隙間が雨漏りの原因となることがあります。
そこで、雨漏りのリスクをできる限り減らすために、取り合い部分には雨仕舞用の板金を設置し、シーリング材を充填してしっかりと防水処理を行います。
金属屋根には縦葺きと横葺きがあり、今回のお宅の屋根は縦葺きです。
縦葺きの特徴は、瓦棒が棟から軒先まで垂直に設置されている点です。一方、横葺きは屋根材の重なりが軒と平行に線状に並ぶのが特徴です。
縦葺きは棟から軒先まで一枚の板金で覆われるため、横葺きのような重なりがなく、雨漏りに強いという利点があります。
今回のカバー工法では、さらに錆に強いガルバリウム鋼板を採用したことで、素材・施工の両面で雨漏りに強い屋根へと生まれ変わりました。
雹害で穴の空いた雨樋の交換工事
雨樋の交換工事については、火災保険を活用して実施いたしました。
火災保険を利用したことで、お客様の自己負担はなく交換が可能となりました。
お客様も、雹害でも火災保険が使えることをご存じなかったようで、大変喜んでいただくことができました。
雨水は自然に屋根から地面へ流れ落ちますが、なぜ雨樋で受け止めて地上へ運ぶのでしょうか。
雨樋がない場合を考えるとわかりやすいです。
雨水は屋根から直接落下し、地面を打ち付けます。
土の地面であれば水たまりができたり、泥が跳ねて外壁を汚す原因となります。
コンクリートの場合も、跳ね返った水で外壁が濡れてしまいます。
さらに、屋根から直接流れ落ちた雨水が外壁に当たることで、外壁にヒビ割れがあれば雨漏りにつながることもあります。
雨樋は、外壁や基礎を水の影響から守り、外観の保護だけでなく、耐久性の低下や雨漏りを防ぐ重要な役割を果たしているのです。
軒天の補修工事
こちらは施工前の軒天の状態です。
木製の軒天に雨染みや黒カビが広がっているのがお分かりいただけると思います。
確かに雨に直接濡れにくい箇所ではありますが、雨樋の不具合や横殴りの雨の影響により、このように劣化してしまうことがあります。
木材にとって雨水は大敵ですので、完全に腐食する前に補修を行います。
衝撃や火災に強いケイカル板を、既存の軒天の上から重ね張りして補修を行います。
既存の軒天が割れていたり剥がれていたりと傷みが激しい場合は張替えが必要となりますが、今回の軒天は重ね張りに耐えうる強度があったため、重ね張りによる補修で対応しました。
仕上げとして、廻り縁で外壁との取り合い部分を押さえ、塗装を施すことで工事は完了となります。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスについて
トタン屋根の耐用年数はおよそ10年~20年ですが、ガルバリウム鋼板は20年~30年以上の耐用年数・耐久性を持ち、さらに錆にも強い屋根材です。
適切なメンテナンスを定期的に行えば、トタン屋根と比較しても倍近い寿命でお住まいを守ってくれます。
施工前のトタン屋根は、塗装を怠ったことで紫外線や熱、風雨の影響を受け、経年により塗膜の剥がれや錆といった劣化が進行していました。
これは必要なメンテナンスを怠った一例です。
塗料にもよりますが、約10年ごとに塗装によるお手入れを行うことで、末永く健康な屋根を維持することができます。
また、私たちも施工後のフォローとして、1か月後、1年後、その後は隔年でアフターサービスにお伺いし、屋根の状態を確認いたします。
この度は、街の屋根やさんに工事をご依頼いただき、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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