相模原市中央区共和にて棟漆喰の崩れによる雨樋の詰まりを修繕し乾式工法で棟の取り直し工事を実施

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相模原市中央区共和にて棟漆喰の崩れによる雨樋の詰まりを修繕し乾式工法で棟の取り直し工事を実施

更新日:2025年10月23日

【施工前】
瓦屋根の棟漆喰が崩れた状態

【施工後】
乾式工法で棟の取り直し工事をした後の状態

施工内容棟瓦取り直し

築年数32年

平米数棟28m

施工期間1週間(足場の架設から解体含む)

使用材料乾式面戸シートハイロール、防腐処理木材

費用詳しくはお問合せください

保証3年間

ハウスメーカーハウスメーカー不明

足場アイコン火災保険アイコン台風アイコン棟瓦取り直し

【お問い合わせのきっかけ】


担当:高田


相模原市中央区共和にお住まいのO様は、雨樋の詰まりを知人の業者に相談されたところ、「瓦屋根の漆喰が剥がれて雨樋を詰まらせているようだ」と指摘を受け、私たち〈街の屋根やさん〉へお問い合わせくださいました。
雨樋は一度掃除をされたそうですが、「原因を根本から直さないと、また同じことが起きてしまう」とお悩みのご様子でした。
調査日をお打ち合わせのうえ現地を確認すると、下屋根の隅棟部分で漆喰がすでに剥がれ落ちているのを確認しました。
さらに大屋根へ上がって点検を進めたところ、複雑な屋根形状の影響もあり、棟違い部分の漆喰も剥離しており、ほとんどの棟で漆喰が崩れて内部の土が露出している状態でした。
この劣化は、昨年の令和元年房総半島台風や東日本台風の影響も考えられましたので、火災保険を活用した復旧工事をご提案したところ、一部保険の適用が認められ、ご契約・工事を承る運びとなりました。
今回は、漆喰を使用しない耐久性の高い「乾式工法」にて棟の取り直し工事を行ってまいります。
相模原市中央区共和にお住まいのO様は、雨樋の詰まりを知人の業者に相談されたところ、「瓦屋根の漆喰が剥がれて雨樋を詰まらせているようだ」と指摘を受け、私たち〈街の屋根やさん〉へお問い合わせくださいました。
雨樋は一度掃除をされたそうですが、「原因を根本から直さないと、また同じことが起きてしまう」とお悩みのご様子でした。
調査日をお打ち合わせのうえ現地を確認すると、下屋根の隅棟部分で漆喰がすでに剥がれ落ちているのを確認しました。
さらに大屋根へ上がって点検を進めたところ、複雑な屋根形状の影響もあり、棟違い部分の漆喰も剥離しており、ほとんどの棟で漆喰が崩れて内部の土が露出している状態でした。
この劣化は、昨年の令和元年房総半島台風や東日本台風の影響も考えられましたので、火災保険を活用した復旧工事をご提案したところ、一部保険の適用が認められ、ご契約・工事を承る運びとなりました。
今回は、漆喰を使用しない耐久性の高い「乾式工法」にて棟の取り直し工事を行ってまいります。


担当:高田

瓦屋根の棟の点検調査

瓦屋根の棟の点検調査

相模原市中央区共和にお住まいのO様より、雨樋の詰まりの原因が棟瓦の漆喰の剥がれによるものとのことでご相談をいただき、私たち「街の屋根やさん」が調査にお伺いしました。

現地に到着してすぐに確認できたのは、下屋根棟部分の漆喰の剥がれです。

屋根はS型瓦で仕上げられており、棟は7寸丸瓦の一段積み仕様となっていました。

漆喰が経年劣化により剥がれ落ちた状態 漆喰が剥がれ落ち雨樋に詰まった状態

棟の内部は土を基礎にして造られており、その側面を漆喰で覆う構造になっています。

その漆喰が経年劣化により剥がれ落ち、破片が雨樋に溜まって詰まりを引き起こしていたようです。

雨樋の中に残っていた漆喰片は、すでに清掃によってほとんど取り除かれていました。

大屋根の棟でもしっくいが剥がれている 内部の土が流れ出して棟のラインが凸凹になっている箇所

大屋根に上がり調査を進めると、こちらの棟でも漆喰が剥がれているのを確認しました。

軒先側は危険なため、カメラのズームで確認しましたが、同様に漆喰の剥がれが見られます。

さらに、一部では内部の土が流れ出しており、棟のラインが凸凹になっている箇所も確認されました。

棟を固定している釘も多くの箇所で浮いている状態 棟を固定する釘が多くの箇所で浮いている状態

棟を固定している釘も多くの箇所で浮いており、このまま放置すると棟瓦の落下につながる恐れがある状態でした。

被害の状況から、過去の台風による影響も考えられましたので、火災保険を活用した修繕のご提案をさせていただきました。

切妻屋根と寄棟が組み合わさった複雑な形状の屋根 切妻屋根と寄棟が複雑に組み合わさった形状の大屋根

大屋根は、切妻屋根と寄棟が組み合わさった複雑な形状で、棟違いの部分もあります。

今回は、すべての棟を取り直し、漆喰を使用しない耐久性の高い「乾式工法」を基本として施工を進めてまいります。

乾式工法で棟の取り直し工事

乾式面戸シート「ハイロール」を用意

ハイロール(乾式面戸シート)

今回は、瓦屋根の施工基準であるガイドライン工法(地震台風に強い瓦屋根実現のための施工方法)。に則り、工事を進めてまいります。

雨樋詰まりの原因となっていた漆喰や土を一切使用せず、「ハイロール」と呼ばれる乾式面戸シートを採用します。

ハイロールはアルミと樹脂、そして強力な防水テープを組み合わせた建材で、最大の特長はその「軽量さ」にあります。

これにより、屋根への負担を大幅に軽減しながら、耐久性と防水性を両立させることができます。

「防腐処理が施された木材・予備瓦」の用意

防腐処理が施された木材を使用 同じ形状・色味の予備瓦を準備

棟の芯木には、耐久性を高めるため防腐処理が施された木材を使用します。

これにより、長期的に見ても腐食や劣化の心配が少なく、安心してお使いいただけます。

また、棟の解体作業では既存の瓦を一部取り外す必要があるため、作業中に破損が生じる可能性を考慮し、あらかじめ同じ形状・色味の予備瓦を準備しておきました。

こうした事前対応によって、仕上がりの美しさと安全性をしっかり確保いたします。

既存の棟を解体

既存の棟を解体 既存の棟を解体した後の状態

施工の流れは、まず既存の棟を解体し、その後棟金具を設置して芯木を金具に固定する、という手順で行います。

従来の南蛮漆喰を用いた棟工事と比べると非常にシンプルな工程で、施工を見ただけでも大幅な軽量化が実現されていることが分かります。

棟金具を設置し芯木を固定

大屋根の既存の棟を解体と清掃する作業 棟金具を設置し芯木をしっかりと固定

大屋根の棟も、まず既存棟の解体と清掃を丁寧に行ったうえで、棟金具を設置し、芯木をしっかりと固定します。

事前に瓦の破損防止や清掃を行うことで、作業中のトラブルを防ぎ、仕上がりの精度と耐久性を高めています。

ハイロールを芯木に被せ棟瓦を戻して仕上げ作業

ハイロールを芯木に被せ瓦面に隙間ができないように貼付 ハイロールを芯木に被せ瓦面に隙間ができないように貼付した状態

ハイロールを芯木に被せ、瓦面に隙間ができないよう丁寧に貼り付けた後、棟瓦を元の位置に戻します。

その後、パッキン付きビスで芯木にしっかり固定すれば工事は完了です。

施工手順がシンプルで作業性が高い点も、この乾式工法の大きな利点であり、短期間で確実な施工が可能となります。

完工

乾式工法で棟の取り直し工事後の瓦屋根

工事前に浮いていた棟の釘は、耐久性の高いビスに打ち替えられました。

これにより棟瓦がしっかり固定され、棟の高さも元の水平な状態に戻っています。

安全性と見た目の美しさの両方が確保された仕上がりです。

施工後の隅棟

以前は凸凹していた隅棟も、今回の施工によりきれいに整えられました。

棟のラインが均一になったことで、見た目の美しさだけでなく、雨水の流れもスムーズになり、雨漏りのリスクも軽減されています。

下屋根の隅棟部分に漆喰の補修を行いながら詰め増しを施した状態

下屋根の隅棟部分には、漆喰の補修を行いながら詰め増しを施しました。

棟金具を用いたガイドライン工法で、従来の漆喰ではなくハイロールを使用したことで、屋根全体の重量軽減にもつながっています。

さらに、雨樋詰まりの原因が解消されたことで、O様にも大変ご満足いただける工事となりました。

 記事内に記載されている金額は2025年10月23日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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