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瓦屋根の種類や特徴|共通して必要となる「漆喰」の場所や役割とは?
住宅の屋根を選ぶ際、「瓦屋根」をご検討されている方もいらっしゃると思います。
瓦屋根は日本において住宅・歴史的建造物の屋根材として古来より使用されており、その独特なデザインや耐久性の高さが特徴です(^^♪
しかし、一口に瓦といっても種類によって特徴が大きく異なり、メンテナンスにおいて気を付けなければいけないポイントも変わってきます!
そこで今回は、瓦屋根の種類や特徴について詳しくご紹介いたします。
瓦屋根の種類・特徴
瓦屋根の種類は、その原料や形状によって分類することができます。
まずは、瓦の形状の違いについて詳しくご紹介いたします!
形状で見る瓦屋根の種類
瓦の形状は主に3つに分類され、以下のような特徴を持っています(^^)/
J形(和瓦)
J形の和瓦は、最も伝統的で日本的なデザインといえる瓦です。
典型的な波状の形状をしており、その波形が重なり合うことで屋根に美しい曲線を生み出します。
通気性と断熱性に非常に優れており、屋根裏の湿気を排出しやすくするため、湿度が高い地域や温暖な地域で特に効果的です!
日本の伝統的な建築物に使用されており、特に和風の住宅にぴったりと合います。
F形(平板瓦)
F形の平板瓦はフラットで直線的なデザインが特徴で、その都会的で洗練された印象からモダンな住宅に非常に適しています。
他の瓦と比べて比較的軽量で設置が容易であるため、現代の建築に広く使用されています。
S形(スパニッシュ瓦)
S形のスパニッシュ瓦は、より大きな波打つデザインが特徴です。
名前の通り、スペインの伝統的な瓦に由来するこの形状は、洋風の建物や地中海スタイルの家屋にぴったりです。
独特の立体感を生み出すため、どこか豪華でエレガントな印象を与えます!
原料で見る瓦屋根の種類
また、瓦は種類によってその製造方法や原料も大きく変わります!
それぞれの特性やメンテナンスの注意点を下記にご紹介いたします。
1.粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦・素焼き瓦)
主に天然の粘土を高温で焼き上げて作られる瓦が、「粘土瓦」です。
皆様がイメージ事の多い瓦の種類であり、古くから日本国内で使用されてきました。
断熱性・遮音性、なにより瓦自体の耐久性が高く、種類によっては約50年の耐用年数を誇ります(^^♪
一方、屋根材の中でも最重量であることから、住宅の耐震面には気を付ける必要があります。
粘土瓦の種類としては、下記の様な瓦があります。
・陶器瓦(釉薬瓦):
表面に釉薬を塗布する事で滑らかな仕上がりとなり、様々なカラーバリエーションがあります。
・いぶし瓦:
釉薬を塗らずに焼成されることから色付けは炭素膜によってなされ、黒色の独特な色味がを持ちます。
・素焼き瓦
こちらも釉薬無しで焼成されたものです。
粘土自体の自然の色が生かされており、暖かいオレンジ色が魅力です。
2.セメント瓦・コンクリート瓦(モニエル瓦)
粘土瓦が粘土を主原料としている一方、セメントを主原料として製造されていたのがセメント瓦・コンクリート瓦(モニエル瓦)です!
粘土瓦よりも軽量でカラーバリエーションも豊富ですが、現在ではほとんど製造されおらず、新品を手に入れることは困難です。
また、セメントを主原料としている事から、定期的な塗装メンテナンスを必要とする点にも注意が必要です!
●セメント瓦
セメントと砂を主原料として製造される瓦で、カラーバリエーションやコストの低さから1950~1990年代にかけて広く普及しました。
粘土瓦と違い定期的な塗装メンテナンスを必要とする屋根材です。
●コンクリート瓦(モニエル瓦)
コンクリート瓦(モニエル瓦)もセメントを主原料として作られる瓦であり、1970~1990年代に普及した屋根材です。
セメント瓦同様に塗装メンテナンスを必要とする瓦ですが、こちらは表面に「スラリー層」と呼ばれる層が存在し、それによって塗装の難易度が高くなっています(>_<)
瓦屋根に共通して必要となる漆喰のメンテナンス
ここまで、瓦屋根の種類やそれぞれの特徴について詳しくご紹介させていただきました。
一口に瓦と言ってもその種類は意外に多く、形状や製造方法は様々です!
しかし、その一方でどの様な瓦屋根にも共通して必要となるのが漆喰のメンテナンスです(^^)/
こちらは、横浜市旭区四季美台で施工させて頂いた棟瓦をメンテナンスする様子です。
瓦屋根において漆喰は、主に棟瓦の施工に使用されます!
棟部分の瓦を固定し、さらに防水性を高める事で棟瓦周辺を保護する役割を担っています😊
しかし、その一方で漆喰の耐用年数は約20年程度と言われ、一般的には瓦の寿命を尽きる前に劣化によってボロボロと剥がれるなどの症状を発生させます。
防水性の低下や瓦の固定力が失われてしまう事で、棟瓦の歪みや倒壊を生じさせるリスクとなってしまいます!
セメント瓦・モニエル瓦以外の粘土を主原料とした瓦は塗装を必要としておらず、メンテナンスの手間が少ない瓦です!
しかし、だからこそ油断せず、定期的な点検・メンテナンスをしっかりと行っていきましょうね(^^♪
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