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相模原市緑区澤井にて令和元年房総半島台風の被害を受けた隅棟への棟取り直し工事を実施
【施工前】

【施工後】
施工内容棟瓦取り直し
築年数築28年
平米数3.3m
施工期間2日間(足場仮設工事含む)
使用材料シルガード
費用詳しくはお問合せください
保証お付けしておりません
ハウスメーカーハウスメーカー不明


【お問い合わせのきっかけ】

担当:高田
相模原市緑区澤井にお住まいのM様より、「お隣の方から、屋根の瓦が外れて落ちていると教えていただいたので点検をお願いしたい」とのお問い合わせを頂きました。
お話を伺うと、令和元年の房総半島台風が通過した直後に、お隣にお住まいの方がご自宅のベランダからM様邸の屋根を確認された際、瓦が外れているのを発見され、M様にお知らせくださったとのことでした。
現地にてM様に該当箇所をご案内いただき、梯子を使用して屋根の点検を行ったところ、隅棟部分の「熨斗瓦」が外れ、屋根上に落下しているのを確認いたしました。
外れた部分では棟の土台である葺き土が露出しており、このままの状態では雨水が浸透して棟の崩壊や雨漏りを引き起こす恐れがございます。
幸いにも被害はのし瓦が外れた箇所のみであったため、調査結果をご報告したところ、M様より「被害箇所だけの補修でお願いしたい」とのご要望を頂きました。
そのため今回は、隅棟部分の棟取り直し工事をご依頼いただく運びとなりました。
お話を伺うと、令和元年の房総半島台風が通過した直後に、お隣にお住まいの方がご自宅のベランダからM様邸の屋根を確認された際、瓦が外れているのを発見され、M様にお知らせくださったとのことでした。
現地にてM様に該当箇所をご案内いただき、梯子を使用して屋根の点検を行ったところ、隅棟部分の「熨斗瓦」が外れ、屋根上に落下しているのを確認いたしました。
外れた部分では棟の土台である葺き土が露出しており、このままの状態では雨水が浸透して棟の崩壊や雨漏りを引き起こす恐れがございます。
幸いにも被害はのし瓦が外れた箇所のみであったため、調査結果をご報告したところ、M様より「被害箇所だけの補修でお願いしたい」とのご要望を頂きました。
そのため今回は、隅棟部分の棟取り直し工事をご依頼いただく運びとなりました。

担当:高田
屋根の点検調査

こちらは瓦屋根の調査風景になります。
梯子を掛けて屋根に上がり確認を行ったところ、隅棟部分の熨斗瓦が外れ、屋根の上に瓦が落下しているのを確認いたしました。
瓦自体は非常に耐久性の高い建材ですが、瓦同士がぶつかると衝撃で割れやすくなるという特徴があります。
そのため、このまま放置してしまうと、落下の途中で桟瓦を損傷させたり、下屋根の瓦を割ってしまう恐れがございます。
さらに、瓦の破損箇所から雨水が浸入してしまうと、雨漏りの原因となる可能性もございます。
そのため、早めの補修対応を行うことが重要な状態でした。

熨斗瓦が外れてしまった箇所の様子がこちらになります。
現状では、棟の土台となる葺き土がむき出しの状態となっておりました。
葺き土は棟を支える重要な役割を担っておりますが、露出したままでは雨水に直接さらされてしまい、徐々に棟を固定する力が弱まってしまいます。
さらに、雨水が内部まで浸透すると、棟の内側から葺き土が崩れ出し、漆喰の剥がれや棟そのものの崩落を引き起こす原因にもなります。
また、浸透した雨水が建物内部に侵入すると、雨漏りを発生させる恐れもございます。
そのため今回は、被害を受けた隅棟部分に対し「棟取り直し工事」を実施し、しっかりと補修を行わせていただきました。
棟取り直し工事
既存の棟を解体

こちらは、台風で被害を受けた隅棟部分で行った棟取り直し工事の様子です。
直し工事とは、既存の棟を一度解体し、新たに棟を積み直して再構築する工事となります。
まず初めの工程として、既存の棟を丁寧に解体していきます。
この際には、棟に使用されている冠瓦やのし瓦の状態を一枚ずつ確認し、割れや欠けといった不具合がないかを慎重に点検します。
状態に問題がない瓦については再利用が可能ですので、破損を防ぐためにも近くに整然と並べ、仮置きをしておきます。
水糸の張り付け作業

既存の棟をすべて解体し、内部の葺き土を丁寧に撤去した後は、「水糸」を張っていきます。
この水糸は、これから新しく棟を造り直す際に非常に重要な基準となるもので、棟の幅を正確に決めたり、真っ直ぐで美しい仕上がりにするための目安として使用します。
この工程をしっかりと行うことで、仕上がりの精度や棟の安定性が大きく向上します。
漆喰材「軽量シルガード」で土台形成

水糸を張り終えましたら、続いて漆喰を使用して棟の土台を形成していきます。
今回は「軽量シルガード」という漆喰材を使用いたしました。
軽量シルガードは従来のように葺き土を必要とせず、一度の施工で仕上げることができる高性能な材料です。
また、土台を造る際には、漆喰の強度をさらに高めるために古瓦を組み込みながら施工を進めてまいります。
この古瓦を入れることで、棟全体の耐久性をより確実に保持することができ、長期的に安定した仕上がりとなります。
熨斗瓦の積み上げ作業

棟の土台が完成しましたら、その上に熨斗瓦を順に積み上げていきます。
熨斗瓦を積む際には、雨水を棟の外側へスムーズに流すため、片仮名の「ハ」の字型になるように角度をつけて設置していきます。
この角度が非常に重要で、もし水平や内向きに積んでしまうと、雨水が棟の中心部に流れ込んでしまい、内部へ浸透することで建物内への雨漏りを引き起こす恐れがあります。
そのため、正しい勾配で丁寧に熨斗瓦を積み上げることが、棟の防水性と耐久性を確保する上で欠かせない工程となります。
銅線を使用して瓦を固定

熨斗瓦を積み上げ、最上部に冠瓦を設置しましたら、あらかじめ仕込んでおいた銅線を使用して瓦をしっかりと固定していきます。
この銅線による結束は、棟全体の強度を高めるうえで非常に重要な工程であり、風や地震といった外的な揺れにも耐えられる、強固で安定した棟を形成することができます。
これにより、見た目の美しさだけでなく、長期的な耐久性と安全性も確保された仕上がりとなります。
完工

こちらが工事完了後の様子になります。
すべての工程が無事に終了し、お客様にも仕上がりをご確認いただいたうえで、今回の工事は竣工となりました。
令和元年の房総半島台風の影響により、熨斗瓦が外れてしまった棟でしたが、棟の崩壊や雨漏りなどの被害が拡大する前に工事を完了することができました。
その結果、お客様にも「安心しました」と大変ご満足いただくことができました。
記事内に記載されている金額は2025年10月28日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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