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住宅だけではなく工場の屋根修理も対応いたします|横浜市金沢区
面積が大きい工場の場合、戸建て住宅とは違う屋根材が使用されています。費用を抑えながら施工が出来、耐久性にも優れた屋根材が非常に多いのですが、それでもいずれはメンテナンス・補修が必要となります。しかしその際にどのような屋根材を使用しているかを把握していないと、費用や施工方法をイメージすることすらできません。そこで今回は工場に使用されることの多い屋根材とその特徴についてご紹介したいと思います。倉庫やテナント等も同じ屋根材を使用していることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
大波・小波スレート
昔から広い施工面積に使用されていた屋根材として波を打ったような形状のスレートが挙げられます。大きな波と小さな波がありますので、大波スレート・小波スレートと分けられることが多いです。
素材は戸建て住宅に使用されているスレートと同様、セメントと繊維質を混ぜ波型に圧縮しています。耐久性・耐火性に優れている為、過酷な環境下に置かれる工場の屋根でもしっかり役割を果たしてくれます。ただ波の凹部分に土や埃が溜まりやすく、知らないうちに苔や藻が繁殖してしまったという事もあります。
一部分でも割れてしまうと雨漏りが起きる可能性がありますので、部分的な張替が必要になります。注意点としては2004年以前に建てられた工場ではアスベスト含有のスレートが使用されておりますので、解体時や補修時には粉じんマスクを着け然るべき対応をしていく必要があります。
横浜市金沢区の現場
横浜市金沢区で強風の被害に遭った建物です。先月の台風の時に屋根の一部が飛んでしまい、向かいの建物にぶつかってしまったそうです。台風の時は瞬間的に風が吹く事がありますので、工場などの高さがある建物は風に対しても対策する必要があります。
こちらの建物は3階建て相当の高さがあり、回りは2階建ての建物しかありませんので屋根の上を抜けてきた風がぶつかってしまい、壁を吹き上がった風によって屋根の側面にあるケラバ部分が飛んでしまった様です。屋根に葺いてあるのは大波スレートという屋根材で、数十年紫外線や風雨に晒されている為に非常に脆く割れやすくなっていました。何箇所か補強してありましたが、今回の工事では更に補強を強固にして風でも飛ばない様に直しました。台風21号が近づいて来る様なので、それまでに直せてお客様も安心されていました。
侮れない風の力
台風で飛んでしまったのは赤いラインで表示した部分です。このケラバ部分が全て吹き飛んでしまいました。一枚一枚の材料がそこそこな重量がありますが、やはり風の力は凄いです。まだ屋根の上に乗っているのを取り除かないと落下してしまいますので、大波スレートを歩いて抜かない様に慎重に取りにいきました。
見た目よりも強度を重視
お客様からのご要望はただ一つ『飛ばない様に頑丈にして欲しい』というものです。強風が吹いても飛ばない様に、見た目は全く気にしないからとにかく頑丈にという事でしたので、補強する金物の数を増やして対応します。
大波スレートは鉄骨の骨組みにボルトを使って固定されていますので、このボルトを利用して上から金物で押さえつける方法を取りました。元々のケラバもこの様な納め方をしていましたが、全体で3箇所だけしか使用しておらず金物も平たいプレートを曲げていただけの様で、風には耐えられませんでした。今回使用した金物は簡単には曲がらない様に補強してある材料ですので、まず折れ曲がる事は無いと思います。
全体で3箇所だけの固定金物を、一枚につき2箇所使用しました。ここまで補強しておけば前回の様に飛んでしまう事もありません。
状況次第で足場よりも費用を抑えられる高所作業車
今回直した建物は3階建てと同じ高さで、しかも屋根には劣化が激しい大波スレートが葺いてあるので、通常では工事をおこなう為に足場が必要になります。しかし、こちらの建物で足場を架けようとすると、屋根の一面だけの作業なのに倒壊しない様に作業範囲以外の部分にも足場を架ける事になります。壁繋ぎを取ったり、材料の上げ降ろしも高さがあればある程大変になってきます。
その様な部分的な工事の時に有効に使えるのが『高所作業車』です。画像の様に人が乗れる箱がクレーンと同じ様に上まで伸びていって、乗ったまま作業も可能です。但し、使用する為には条件が必要になります。作業する所の横にトラックが止められるかどうか。高所作業車はサイズにもよりますが、ほぼトラックと同じ大きさです。しかし、高所作業するためには、アウトリガーという足を前と後ろで左右に四本伸ばさないとなりませんので、その分のスペースを確保する必要があります。また、電線などが何本も行き交っている所などは、電線に接触して切ってしまう可能性もある為に使用は難しくなります。
この様な条件はありますが、使用出来るのであれば足場を架けるよりも費用を抑える事が可能ですので、状況次第で高所作業車での作業を検討してみる価値はあると思います。
折角高所作業車を頼むという事で、高さがありすぎて足場が無いと出来ない雨樋清掃も一緒におこないました。海の近くの立地で周りには殆ど木が生えていませんので葉っぱは全然ありませんでしたが、泥(砂)が結構溜まっていました。工場などの大型の雨樋は、住宅用に比べてサイズが大きいので掃除もし易いんです。
横浜市金沢区の建物はケラバも補強しましたし雨樋も綺麗になりましたので、台風も近づいていますが対策は万全になりました。
折板屋根
広面積で使用されることの多いもう一つの屋根材が折板屋根です。名前を聞いてもピンとこないという方は多いと思いますが、台形が連続したように折り曲げられている金属屋根材です。強風に耐えられるように断面の構造に重点を置いて設計されており、100mほどの長い屋根にも施工することが出来ると言われています。
折板屋根の特徴としては梁や母屋に対しタイトフレームと呼ばれる下地材を取り付けることで施工できますので野地板が必要なく、全体的な施工コストを抑えることができます。
上記2種類の屋根材は特徴的な形状はしていますが、屋根カバー工法が可能です。屋根カバー工法であれば、万が一既存屋根材にアスベスト(石綿)が含まれていても費用や処理方法を気にせずに施工が可能です。また葺き替え工事よりも工期短縮・コスト削減が図れますので大規模な屋根程オススメな施工方法です。
雨漏りが起こる原因は?
設備や大事な製品がある工場での雨漏りは、想像以上の損害を出す恐れもありますので、避けなくてはなりません。そこで今回ご紹介した波型スレートと折板屋根で雨漏りが起きる原因・可能性をしっかり把握しておきましょう。
屋根材の割れ
工場等で使用されているスレートは強度も高い為、割れやすいということはありませんが、頻繁に修繕することもないため経年による劣化がみられる工場も多いです。そこに飛来物の衝突や強風での煽りがあれば割れてしまう事もあります。割れた場合は同等の製品で張替を行います。
屋根材の錆
折板屋根等には錆びにくいガルバリウム鋼板が使用されていますが、塗膜の劣化や傷から錆が発生・進行してしまいます。常に紫外線・雨水に晒されている為少しの錆びであれば仕方ありませんが、素材を腐食し穴あけさせるほどの劣化は雨漏りを引き起こしてしまいますので、錆を進行させないように定期的な塗装メンテナンスが必要です。
ボルトの劣化
工場屋根で雨漏りを起こす原因として意外と高いのがボルトの劣化です。戸建て住宅で使用されているスレートも金属屋根材は非常に薄い為ビスで止めることができますが、耐久性が求められる工場の屋根材はボルトで止められていることがほとんどです。ボルト穴から雨水が入り込まないようパッキンで対処していますが、ボルト自体が浮いてしまった、錆びてしまった状態が続けば、屋根に問題がなくとも雨漏りを起こしてしまう恐れがあります。
そこで私たち街の屋根やさんでは、屋根メンテナンス時にボルトキャップの取り付けをお薦めしております。ナイロン製のボルトキャップはボルトと雨水の接触を減らし劣化を防ぎます。折板屋根は下地も無い為、わずかなボルト穴からの雨漏りも致命傷です。錆が酷くなる前の塗装メンテナンス、ボルトの状態確認をしっかり行うようにしましょう。
工場の屋根に関するまとめ
工場の屋根は滅多にメンテナンスを行うことが無いと思います。また工場の規模にもよりますが屋根が高く梯子での点検が出来ない、足場仮設費用が莫大になるというケースもあります。だからこそ一度のメンテナンスで無駄なく効率的な補修工事を行う必要があります。破損しない限り問題はないと思われがちな工場ですが、雨漏りが起きてしまってからでは遅いです。しっかり計画性を持ちメンテナンスに臨むようにしましょう。
街の屋根やさんでは、住宅に限らずこちらの様な工場の不具合にも対応しておりますので、お困りの方はフリーダイヤル0120-989-936までお気軽にご相談・お問合せください。
記事内に記載されている金額は2020年11月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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