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横浜市戸塚区原宿にて瓦棒葺き屋根にコロニアルクアッドで屋根カバー工事を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法
築年数50年
平米数30㎡
施工期間5日間
使用材料コロニアルクアッド
保証10年

【お問い合わせのきっかけ】
担当:増田
横浜市戸塚区原宿にて屋根カバー工事をおこないました。今回ご依頼を頂いたのは増築部分のトタン屋根の錆びが酷い事もあり、改善したいとのご相談になります。I様宅は築50年、3階建ての鉄筋コンクリート造です。約30年前に3階部分の一部を増築し、現在は既存の屋根(陸屋根)と増築部分の瓦棒葺き屋根がくっついた状態になっております。増築部分に関しては、現在に至るまでメンテナンスを行った事がないそうで、今回が初めてのメンテナンスになります。雨漏りなどが無く下地もしっりとしているのならば、塗装を行うのも選択肢の一つにはなります。しかし、O様宅の屋根では錆の拡がりが酷く、下地(防水紙)などの劣化も考慮に入れ、今回は屋根自体を見直すことになりました。I様からは、築も大分経っている建物でもあるので、先10年程の耐久を考慮に入れた上でのメンテナンスのご要望でもあります。瓦棒葺きへの葺き替えはコストが掛かるため、今回は既存の屋根(瓦棒葺き)を平滑にし、その上に新たに下地を造り、新規屋根材(コロニアル)を葺くカバー工事を行う事になりました。
担当:増田
「工事前の様子」
3階建ての鉄筋コンクリート造のルーフバルコニー部分に、約30年前に増築した建物になります。もとの建物の屋根は陸屋根タイプで屋上になっております。増築部分の屋根は、その陸屋根とつなげたように施工されております。30年前に増築されたままの金属屋根(瓦棒葺き屋根)とのこともあり、屋根全体が錆で変色しておりました。
(錆で変色した瓦棒葺き屋根)
ご覧の様にトタン全体が錆で色が変色して隣の陸屋根の防水にまで錆の色が移っている状況です。雨量が多い時などには室内天井に雨染みも確認されるそうで、防水との取り合い部分や屋根下地の劣化も心配です。築年数から考慮しても、屋根全体を見直すのが賢明と判断できます。
調査を進めると、意外にも中の垂木や棟部分の貫板の強度は保たれている印象でした。もちろん、踏んだ感触などによるところもありますので、実際に工事を行う際は(トタンを剥がし)改めて下地の確認を行った上で最善の工事を進めてまいります。当初I様からは、コスト面を考慮に入れ、塗装でのメンテナンスも考えたいとのご相談もございました。しかし、ここまで錆が広がってしまっていることと、築年数からの下地(防水紙)の劣化を考慮に入れると、塗装でのメンテナンスはお勧めできる状況ではございません。最低限、野地板の補強と、防水紙を新たにする必要はございます。そこで今回ご予算に合うプランといたしまして、既存の瓦棒葺きを平滑にして、その上から野地板を貼り、新規屋根材にコロニアルを葺く「屋根カバー工事」を行うことにいたします。新たに瓦棒葺きの葺き替えをおこなうより、コストは抑えられます。陸屋根(防水面)との取り合いは既存のままですが、増築部分の屋根に関しては下地も補強され、屋根材も新たになりますので、雨漏りのリスクも軽減できます。
「工事開始」
屋根は陸屋根部分とつながっていることもあり、作業は行いやすいのですが、部分的に足場を組んで飛散防止用のネットを張れるようにいたします。屋根工事ではまず棟部分の撤去から行います。既存の棟板金を外し、下地の貫板を撤去します。30年前とのこともあり、貫板の木に部分的に水を吸った跡や腐食が見受けられます。それでも板金はしっかりと付いていた印象です。
(棟板金・貫板・垂木撤去)
棟板金、貫板の撤去を行った後は、瓦棒のキャップ、カッパ部分と中の垂木の撤去を行います。瓦棒は金属板葺き屋根で、屋根の傾斜に沿って一定間隔に並べて取り付ける棒状の角材を言います。その上に金属板で覆うので、雨には強い施工です。垂木の撤去では、下地(野地)の傷み具合を確かめながら進めます。
I様宅の建物の一階には飲食店があり、その飲食店の換気用に増築屋根上にダクトが設置されております。通常、屋根の上にモノを設置するのはあまりお勧めは出来ません。天窓や太陽光パネルなど、屋根用の設備もございますが、設置するには屋根面に穴をあけることになります。経年での劣化により、その接続部からの雨漏りが多いのも事実です。今回こちらのダクトは設置できる箇所が限られており、元の場所に設置し直す必要がございます。脱着時はできる限りの雨仕舞を施します。屋根面は棟、垂木の撤去を行い、立ち上がりの板金を叩いて平滑に整えます。その上に新たに野地板の増し張りを行います。
(野地板張り~防水紙(ルーフィング)敷き)
屋根面を平滑にし、野地板を張り、防水紙を敷きます。
(ケラバ・軒先施工)
屋根材はケラバや軒廻りに板金やスターターの設置を行い、棟に向かって葺いていきます。今回使用する屋根材はケイミュー社のコロニアルクアッドです。どんな外観の住いにも馴染む横一文字葺きデザイン。功耐候アクリルコートと無機2層で、経年による屋根の変色を抑制する特徴がございます。色はウェザード・グリーンです。屋根材の色はクロやグレーなどのダークな色が選ばれることが多いですが、グリーンなどで屋根にアクセントやインパクトをもたらすのも良いイメージチェンジになるのではないでしょうか。
また、屋根材の種類には今回のコロニアル(スレート)の他にもグラスファイバー基板にアスファルトをコーティングした「シングル」や軽量で錆に強い鋼板「ガルバリウム鋼板」、そのガルバリウム鋼板と似たジンカリウム鋼板に自然石粒をコーティングした素材などがございます。瓦にも和型やセメント瓦など、いくつか種類がございまして、最近では軽くて強いハイブリッド瓦などもございます。新規に屋根を葺く場合はある程度の屋根材が選択でします。カバー工法の場合は耐震性を考慮に入れ、軽い屋根材の選択になります。金属の屋根材かシングル材が妥当でしょう。
(貫板・棟板金設置)
今回I様宅の増築部分の既存屋根材は金属素材(トタン)が使用されております。すべてを剥がし野地板の増し張りを行い葺き替えることもできます。また、今回の様にトタンは撤去せず、平滑にした上で野地板を張るカバー工法に近い方法での施工も可能です。トタンを剥がす手間と撤去費用の削減で今回はカバーに近い方法での施工になります。カバーでも、新たに屋根材を葺く方に近いと言えるでしょう。下が軽量のトタンなので今回は上にコロニアルを葺くことも選択できました。こちらも改めて瓦棒葺きを行うよりコストを抑えた選択になります。尚、コロニアルを葺く場合は3寸以上の勾配は必要です。それ以下ですと縦葺き(瓦棒葺き)の選択肢になります。コロニアル葺きより若干コストが掛かります。
「瓦棒葺きからコロニアル葺きへ・完成」
最後は棟部分に貫板、棟板金を設置して、瓦棒葺きからコロニアルへのカバー工事の完成です。増築部分の屋根で大きさにしては約30㎡ほどですが、3階の屋上部分の工事でもありますので、材料の上げ降ろしに若干手間はかかりました。それでもベテランの職人2人で3日間の作業です。足場の設置と撤去を入れ計5日間です。錆色の屋根から心機一転、グリーンが映えるきれいになった屋根にI様も大変喜んでいただけました。施行保証が10年ございますので、屋根を気にせず安心して過ごしていけるでしょう。勿論、今後はアフター(メンテナンス)として定期点検を行っていきながら、見守っていきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2020年04月27日時点での費用となります。
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工事を行ったI様のご感想をご紹介いたします
I様のアンケート
【工事前】
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Q3.当社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
特に決め手というものはありませんが"屋根"という事が印しょう的でした

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