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鎌倉市大船にて築40年程経過した赤瓦が使われた屋根調査、漆喰の劣化により棟取り直し工事が必要でした

更新日:2020年01月14日

鎌倉市大船にお住まいのI様より、瓦屋根の点検をしてほしいとのご相談を頂きました。

最近台風などが来て、自宅屋根の状態が心配になったとの事がきっかけです。お話をお伺いしますと、今まで和瓦だから大丈夫だろうとほとんど屋根の修繕はしていなかったそうです。

さっそく現地にて屋根調査を実施し、どのような状態かを確認致します。

 

赤瓦が葺かれた屋根は綺麗でしたが棟の歪みが気になりました

お隣と近すぎて一部からしか梯子を架けられませんでした 強風で何枚かの桟瓦がめくれてしまっている状態でした

 

和瓦自体は丈夫で長持ちする屋根であり、ほとんど手をかける必要がありません。しかし、「棟」に関してはそうはいきません。

土台の粘土や土の上に平たい熨斗瓦、丸い冠瓦を納めており、その土台が傷まぬように漆喰で保護してあります。しかしこの漆喰は経年劣化してしまい、劣化が進むとボロボロと剥がれてしまい瓦の上によく落ちている事が多いのです。漆喰が剥がれると土台の粘土や土が雨水を吸い込むようになってしまい、棟を正常な状態で保つ事ができなくなります。

もちろん隙間も出来ますので、そちらから建物内部へ雨水が侵入してしまう可能性もあります。

 

漆喰が剥がれ粘土や土は雨水を吸った影響でボロボロです

白い塊が剥がれた漆喰 漆喰が剥がれ保護できなくなった粘土や土は雨水を吸って棟を支える力を失い、屋根の防水性能も落ちてしまいます

 

写真左の白い塊が剥がれてしまった漆喰です。こちらが切妻屋根の両側全体に見受けられました。漆喰が剥がれた箇所に近づいてよく見てみると写真右のように粘土や土が雨水を吸ってボロボロな様子が確認できます。こうなってしまうと、新しい漆喰を詰める必要がありますが築40年程経過し一度も手をかけていない棟に漆喰詰め直しだけではまともな状態には戻せません。

一度棟瓦を全て撤去し、土台から新しく積み上げる棟取り直しが最適でしょう。棟の歪みは雨漏りに繋がりますので、注意が必要です。

 

現在は赤瓦は入手に少し時間がかかります

 

今回はまだ室内への雨漏りは見られないものの、漆喰の剥がれが全体的に多く確認できた為、まだ今後もお住まい続けるとの事もあり棟取り直し工事のご提案をさせて頂き、ご用命頂きました。漆喰を新しくする工事としては他に漆喰のみ新しく詰め直す工事もございます。ただ調査でよく見かけるのが古い漆喰はそのままに新しい漆喰をそのまま上塗りされている屋根です。

そのような時にどのような業者さんで以前施工されたかお伺いすると大抵訪問業者が多いようです。漆喰工事は古い漆喰は除去してから行うものです。注意しましょう。

 

また、和瓦は銀黒や青緑、来待や赤など様々なお色がございます。赤瓦はその中でも入手に時間がかかる事がございますので、なるべく定期的にメンテナンスをし瓦が破損しないように維持していくことが重要かと思います。いざというときに困ってしまいます。

屋根の事なら、和瓦から近年多く使用されるようになりましたガルバリウム鋼板までどんな屋根材も調査、工事が可能な街の屋根やさんへご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2020年01月14日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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 このご縁から2023年頃に再びお問合せをいただき、ポリカ屋根交換工事を行わせていただきました!

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