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天窓からの雨漏りが?その原因と対策方法
高い天井から自然光を取り入れることができて、開ければ風まで運んでくれる、天窓。
天窓は別名トップライトとも言い、天井に取り付けられた特殊な窓の事をさします。天井にある窓なので、雨の日は常に雨水に晒されることとなり、雨漏りの心配がつきものです。いざ雨漏りが発生すると、とても高い位置にあるので、補修するのは大変そう、修理費も高くつきそう、と色々な不安が頭を過ってしまいますよね。
天窓の雨漏りにはどう対処するべきなのか、その原因や修理の方法について詳しくご説明します。
天窓から雨漏りする主な原因
壁に取り付けられている一般的な窓と違って、天窓は天井に設けられているので、他の窓と比べて比較的雨漏りしやすい窓といえます。屋根に穴を開けた上でそこを天窓するので、天窓の周囲の屋根材が天窓の形状に合わせて加工している点が挙げられます。天窓周辺の屋根材が天窓に合わせて加工されているので、その部分の下地材などが経年劣化によって破損したり、また天窓の枠が雨水がたまりやすくなったりするのが特徴です。
天窓からの雨漏りには、次の主要原因があります。
1.ゴミなどの蓄積
屋根の上には、風で飛ばされてきた葉や草、場合によってはポリ袋などのゴミが溜まることがあります。このゴミの蓄積が雨水の滞留に繋がり、天窓周囲の屋根材や下地材を傷め、天窓の雨漏りにも直結するケースがあります。ゴミが溜まっただけで雨漏りになるとはちょっと信じがたいですが、構造的に屋根と天窓の間に隙間ができてしまうことから、このような雨漏りが起こってしまいます。
2.コーキングの劣化
天窓の窓枠部分には、窓のガラスを固定したり隙間を埋めたりする為に、コーキング処理が施されています。施工されたばかりであれば、雨が隙間から入ってくることはありませんが経年劣化によって傷んでくると穴が開いたり剥がれてしまったりといった不具合が起こります。その破損部位の隙間へ雨水が入り込み、雨漏りになってしまうのです。コーキングの劣化によって起こる年数は、一般的に10年前後です。
3. 防水シートの劣化
天窓の下の部分には、防水シートが施工されます。この防水シートが切れてしまっている場合にも、天窓からの雨漏りは発生します。防水シートは天窓から下に流れてくる雨水が、スムーズに下へ落ちるようにします。雨水が屋根下地に流れ込むのを防ぐので、雨漏りのリスクを軽減するのですが、防水シートが破損してしまうと雨水が瓦などの屋根材の下に入り込むのを防げず、屋根の下葺き材に徐々に浸透し雨漏りとなります。
4.メーカー撤退によるメンテナンスの難しさ
かつては10社ほど存在した天窓を制作しているメーカーも、現在では日本ベルックスとリクシルの2社だけとなってしまい、他社メーカー製の天窓の場合は、メンテナンスが困難な状態です。いざ、部品を交換しようとしても会社が存在しないのだから、手に入らない状態です。このような状況から現在は、葺き替え工事等の際は日本ベルックス製品に交換するケースが増えてきています。
雨漏りと結露の見分け方
雨漏り?とおもったら結露によるしずくだった、そんなケースは意外と多いです。高い位置にある天窓からの雨漏り、それが雨漏りなのか結露なのかを判断するには、まず雨が降っていない時の天窓の状態を確認しましょう。雨漏りは雨水が浸透して発生しますので、雨が降っている最中から雨が上がったすぐ後に起きます。ですが結露は雨とは関係なく湿度のある空気と外気温と室内気温の差があれば発生します。ですので雨の時以外の天窓の水濡れは、結露である可能性が高いと判断できます。冬場など、冷暖房などの空調機器をつけた後の天窓にも注意してみましょうその時に水濡れが起こっていれば、それも結露である可能性が高いのです。特に冬場の暖房は、室内が暖かく外気が寒いため、天窓の内側に結露が起こりやすい状態なのです。
まとめ
天窓の雨漏りの原因は、ガラスを覆っているコーキングやパッキンが経年劣化により傷んでしまい、その隙間から雨水が染み込んで雨漏りがするケースや、天窓の周囲に葉っぱやゴミなどが蓄積することにより雨水の滞留し周囲の下地材を傷めてしまうケース、防水シートの破損によって雨漏り、メーカー撤退によるメンテナンス不足による原因が多いです。
天窓は天井に設置されているので、構造上雨漏りが起こりやすいです。それに正確に取り付けられている天窓であっても、経年劣化によって雨漏りは起こります。
雨漏りは他の屋根と同様、早期にメンテナンスを行えば、その雨漏りが重症化せずに済むことが多いです。屋根のメンテナンスと同様定期的な点検が大切です。私達街の屋根やさんでは、天窓の点検・補修作業も承っております。お悩みでしたら一度ご相談ください。
記事内に記載されている金額は2020年09月02日時点での費用となります。
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