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昔ながらの茅葺き屋根を徹底解明!茅葺き屋根の特徴やトタンでのカバー工事実例紹介
茅葺き屋根は茅を屋根材として葺いた屋根を言います。
今ではほとんど見る機会がなく、寺社仏閣といった100年以上も前の重要文化財に指定されるような建物ばかりだと思います。
もともと、日本古来の屋根工法である茅葺きですが、長い時間をかけて現在のような瓦、トタンなどの金属、さらにはスレートというかたちで現在に至っています。
最近では茅葺き屋根の古民家を改装し、おしゃれなカフェやショップ、旅館や住居のように快適に過ごせるような古民家再生がブームになっていますよね(#^^#)
茅葺き屋根のメリット、デメリットはもちろん、茅葺き屋根の上からトタンでカバーをした工事についてご紹介いたします。
茅葺き屋根とは
茅葺きというからには茅が屋根に使われていると思われますが、実は茅という植物はなく屋根材に使われる植物の総称として茅という言葉が使われています。
この茅にはすすきや葦(アシ)、チガヤなどがあり、これらを使った屋根が茅葺き屋根というわけです!
とても歴史がある屋根葺き工法で、古くは縄文や弥生時代から茅葺きの原点があったと言われます。
屋根の形には現在にも通じるものがあり、寄棟や切妻、入母屋といった現在の屋根にも使われる形状が茅葺き屋根にも使われています。
茅葺き屋根で有名な建築として白川郷がありますが、あの合掌造りは切妻屋根が基本になっています。
茅葺き屋根のメリット
古くから長く日本に根ざしていた茅葺き屋根ですが、使われてきたにはやはり多くのメリットがあります(#^^#)
一つは通気性の良さです!
建物に大敵な湿気を茅葺き屋根は逃しやすいので、結露を起こしにくくカビの発生や木部の傷みなどが少なく、結果として建物が長持ちします。
また、吸音性も高いため降雨や風などの騒音も少ないことや、断熱性も高いことから夏場など屋根からの温度上昇も少なく過ごしやすいというメリットもあります。
そして、一番の特徴としてインパクトのある大きな屋根です!
茅葺き屋根は天井が高くとっており、屋根裏のスペースも広いです。
昔は屋根裏のスペースで農機具をしまったり、作業をするといった使い方をされていました。
茅葺き屋根のデメリット
すでに現代では一般住宅に使われていないことから、施工できる業者が少ないことが挙げられます。
また、全て手作業になることからメンテナンスコストがかかるというデメリットがあります。
そして、茅が使われていいるため燃えやすいということが最大のデメリットで、家事になると鎮火させるのも困難なため大火事になりやすいと言えます(>_<)
最近の住宅に使われる建材は難燃性の高いものが多く、住宅火災時にも被害が大きくならないようになっています。
茅葺き屋根にトタンをかぶせた工法
もともと茅葺き屋根だったお住まいですが、その上からトタンで茅部分をカバーしてしまう工法があります。
古くからある農家のお住まいなどで、住みやすくリフォームし屋根も同時に施工するといった感じです。
こちらの写真は台風の影響でトタンをカバーしていた茅葺き屋根のトタンが剥がれたため、新たに波板トタンで復旧工事をした様子です。
使われていたトタンも古くなっていたため、下地の復旧にあわせて新しいトタンを設置しております。
茅葺き屋根は前項でもお話しましたとおり、施工できる業者が限られることからメンテナンスが大変ですので茅葺きからトタンなどの金属屋根でカバーするケースが多いです。
最近では、トタンよりも耐用年数の長いガルバリウム鋼鈑を使った工事も多く、一度工事しておけば30年以上は安心できます(*^-^*)
〇トタンで覆った中の茅はどうなるの?
茅葺き屋根をトタンでカバーしたとして、中の茅は中に封じ込められてどうなってしまうのでしょう。
実はトタンで覆ったことで水分が内部に入ってこなければ何十年と腐らずそのままの状態を維持できます。
しかし、トタンが剥がれたり穴あきなどが発生した状態が長く続けば、茅は早ければ3年から10年ほどで腐食してしまい、補修が必要になります。
〇トタンで茅葺き屋根を覆う利点は?
もともと茅葺き屋根が有しているメリットとして、遮音性や断熱性はそのままトタン屋根にも引き継がれます。
その上で屋根材はトタンなので、茅葺き屋根のメンテナンスからは開放されるためその後かかってくる維持費は削減できます。
〇茅葺き屋根をトタンで覆った後のメンテナンスは?
トタンに限らず金属屋根材は塗装によるメンテナンスをすることで、材を長持ちさせることができます。
その場合は一般的なお住まい同様足場の仮設を行います。
屋根が大きく傾斜もあるため、必要であれば屋根足場を設置する場合もあります。
屋根塗装においては高圧洗浄で汚れや異物を除去し、下塗りにシーラーを塗布、その後中塗りと上塗りの重ね塗りで仕上げます。
街の屋根やさんでは屋根材の状況や建物全体を見た上で、最適な工事のご提案をさせていただきます。
茅葺き屋根をトタンでカバーした特殊な建物においても、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年11月16日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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