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西洋の屋根に使われる屋根材の特徴とメンテナンス方法をご紹介します
西洋の建物によく使われる屋根には、現在日本でも使われる屋根材があります。日本で古くから使われてきた和瓦などがありますが、江戸時代末期にフランス人によって製造された洋瓦は現在においても多く見ることができます。洋瓦を使っているお住いは、それだけでお住まいの雰囲気に違いがあることから分かる通り、屋根材はお住まいの景観に大きな影響を与えるのです。また、洋瓦と一言でいっても大きく分けて粘土瓦とセメント瓦があり、それぞれ耐用年数やメンテナンス方法などにも違いがあります。このページでは西洋風な建物に使われる屋根の種類やメンテナンス方法をご紹介いたします。
洋瓦の種類
・F形瓦
平たい形状の瓦で、F形瓦のFはflat(フラット)のFです。この形状から平板瓦(へいばんかわら)とも言われますがどちらも同じ屋根材を表します。西洋風な建物にマッチするのはもちろん、一般的なお住まいにも使われモダンな雰囲気に仕上がります。F形瓦の歴史は古く鎌倉時代の屋根にも使われていたそうです。現在でも神社やお寺にも使用されています。
F形瓦の中では更に種類があり、防災型のF形瓦もあります。瓦同士が組み合っているため、ズレにくく地震や台風などの強風にも強い特徴があります。他にも傾斜がゆるい緩勾配型のもの、ほとんどフラットな形状のものなどもあります。
・S形瓦
S形瓦のSはspanish(スパニッシュ)からきており、スペインに由来しています。また、瓦の断面がS字になっているからこの名前がついたともいわれています。S形瓦が使われた屋根は凹凸の立体感が美しく高級感を感じさせます。歴史は大正時代からで現在に至っては改良されたものが使われています。色のバリエーションも豊富なため、カラフルな仕上がりにもできる特徴があります。
混ぜ葺きで印象的な仕上がりに
混ぜ葺きとは同じ形の瓦で数種類の色をつけて仕上げられた瓦を使った葺き方です。一般的に屋根の色は統一させることがほとんどですが、F形やS形の屋根には混ぜ葺き仕様にすることで独特の雰囲気になります。新築のやねに対しても色ムラなどの変色した瓦を配置することで、意図的に趣のある景観のお住まいになります。南欧風な雰囲気をお好みの方にはこの混ぜ葺き仕様がおすすめです。
洋瓦における屋根のメンテナンス
屋根材に使われている材によって耐用年数が変わりますが、瓦に発生する問題として次のようなケースがあります。
・割れや欠け
経年劣化だけでなく台風や地震といった自然災害でも割れや欠けが発生します。このような場合は屋根材の部分交換が可能ですが、古い建物の場合ですが同一の型の瓦の製造がすでにされていないこともあります。そういった場合は屋根材を交換するために屋根葺き替え工事が必要となります。また、割れや欠けが発生したことで雨漏りの危険もでてきます。基本的に屋根材の下には防水紙が設置されているため、屋根材で防げなかった雨水も防水紙があれば雨漏りはしません。しかし割れた衝撃や経年で防水紙が傷んでいる場合はすぐに雨漏りが始まりますので早急に補修が必要です。
・塗膜の剥がれや色あせ
セメントタイプの洋瓦の場合は定期的に塗装をして保護をする必要があります。使用している塗料によって変わりますがだいたい10年を過ぎたことから塗膜は劣化が見られ、剥がれや色あせなどがでてきます。塗膜が劣化してくると撥水効果もなくなり、紫外線からの影響も強く受けることになるため、より劣化が促進します。このような状態が長く続くと表面だけでなく屋根材自体がもろくなって割れなどに発展しますので、洋瓦を長持ちさせるためには定期的な塗装をするようにしましょう。
・漆喰の剥がれ
棟や外壁との取り合い部に使われる漆喰は10年程度で定期的に点検、必要であれば補修を行う必要があります。きれいに仕上げられた漆喰も年数が経つと変色して汚れが目立ったり、ひび割れ、さらには剥がれるといった問題がでてきます。漆喰が剥がれると棟などは積んだ瓦の重さで歪んだり崩れる危険がありますので早めに補修をする必要があります。
洋瓦のメンテナンスといっても粘土瓦の場合は40年以上もつ耐久性があるため、そんなに定期的にメンテナンスは不要と思われている方もおります。しかし、実際は瓦は長持ちするとしても、それ以外の漆喰や防水紙はそこまで長持ちするわけではありませんので、メンテナンスは10年程度で行っていくことが望ましいです。
屋根の状態がどうなっているか確認する場合、どうしても屋根まで届くはしごが必要であったり、高所からの転落の危険もあるためご自分で行うのはおすすめしません。私達街の屋根やさんは無料にて屋根の調査を行っておりますので、長年屋根の状態をチェックしていないという方、またすでに屋根に不具合がある方はお気軽にご相談ください。
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