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メーカーによって屋根材の特徴も異なる!注意したい屋根材の製品も合わせてご紹介
屋根メンテナンスをされる際、現在使用している屋根材はもちろんのこと、新たに使用したい屋根材の事も知っておきたいですよね?昔ながらの瓦はもちろん、化粧スレートや金属屋根材も様々な屋根材メーカーが高性能を求め開発しているのですが、その特性は多種多様です。そこで今回は施工数が多くなってきた屋根カバー工法で使用される金属屋根材の製品・メーカーに注目してご紹介したいと思います。また現在こんな屋根材を使用していたらメンテナンスに注意!という屋根材もあわせてご紹介いたします。施工した年によって特徴も異なりますが、リフォーム時には一度チェックしておくべき屋根材ですので参考にして頂ければと思います。
屋根カバー工法で人気のある屋根材・メーカー
アイジー工業 スーパーガルテクト
私たち街の屋根やさんでも施工数が非常に多いのがアイジー工業のスーパーガルテクトです。海岸線から500m以遠のお住まいであれば製品保証を受けられますし、塗膜・穴あき保証も非常に長い優れものです。表面のちぢみ塗装は上品で立体感のある仕上がりにしてくれます。
ニチハ 横暖ルーフ
窯業系外壁材販売数が16年連続1位のニチハは屋根材も販売しています。横暖ルーフはスーパーガルテクト同様に鋼板と断熱材が一体になった屋根材で、金属屋根材で懸念されがちな雨音による騒音や暑さ・寒さが伝わりやすい断熱性をしっかりカバーしてくれています。施工保証・保証範囲に関してはスーパーガルテクトと同じですが、施工可能地域に制限がないというのも心強いですね。
ディーズルーフィング ディプロマット・エコグラーニ等
錆びにくく高耐久なガルバリウム鋼板とほぼ同じ組成で出来たジンカリウム鋼板に自然石粒を吹き付けた屋根材がディーズルーフィングの強みです。アイジー工業やニチハの屋根材とは異なり断熱材がありませんが、石粒が雨音の軽減を図ります。また下地と屋根材の間に通気層を設けることで内部に溜まった熱を逃がすこともできます。
KMEW ルーガ雅・鉄平
一般的な瓦の半分以下の重量で仕上がるルーガは樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦です。セメント瓦というと重さは瓦と同等で塗装メンテナンスも必要とする、いわゆる長期的にみると面倒という印象があるかと思いますが、ルーガの場合塗装が必要ないセメント瓦と言われています。また通常よりも軽い為カバー工法が可能といわれています。瓦にあこがれていた、遮音性・断熱性の向上を図りたいという方には最適な屋根材です。
この屋根材はメンテナンス前にチェック!
ニチハ パミール
ニチハのパミールは1996年から2008年まで販売されていた屋根材ですが、アスベストの使用制限がかかり、ノンアスベストの先駆け製品として販売され問題が生じた屋根材です。主なトラブルとしては層間剥離、釘の劣化、屋根材の落下等です。塗装を行う前の工程「高圧洗浄」で層間剥離が起きてしまい、塗装が出来る状態を維持できない為屋根葺き替え工事か屋根カバー工法でしか施工できない屋根材です。
セキスイ かわらU
薄い瓦のような形状でカバー工法も出来るという画期的な点から人気が高かった屋根材です。しかしアスベスト含有屋根材とノンアスベスト屋根材での強度に大きな開きがあり、施工年数によってはパリパリ割れてしまい補修が出来ない屋根材も存在します。パミール同様洗浄で表面が剥がれてしまう為、塗装も出来ません。また屋根カバー工法が見慣れない頃の施工で、屋根材の下に防水紙が葺かれていないお住まいが存在します。雨漏りを起こして際には早い段階で修繕に踏み切りましょう。
松下電工 シルバス・レサス
現パナソニックの松下電工が販売したシルバス・レサスは、強度が低く非常に割れやすいという特徴を持っています。細かなひび割れ程度ならと塗装する業者もいるようですが、屋根材自体の強度を強化することはできない為、塗装をしてもその後すぐに他のリフォームが必要になってしまうこともあります。
クボタ アーバニー
鱗のようなデザインと少し厚めな屋根材はお洒落で人気の高い屋根材でした。しかし厚めな屋根材であっても割れやすく、足を乗せた瞬間に屋根材ごと一気に滑り落ちるということもある非常に危険な屋根材です。差し替え等も対応できない為、葺き替えか屋根カバー工法でメンテナンスすることがオススメです。
これらの問題が生じた屋根材は主にアスベストからノンアスベストに切り替えた年代の屋根材ばかりです。各屋根材メーカーは様々な工夫を凝らし屋根材の強化にあたりましたが、アスベストよりも強度に優れた素材が存在しなかったという結果でしょう。現在は開発の末20年程度は問題なく使用できる屋根材ですが、メンテナンスをされる際に「我が家はどのような屋根材を使用しているのだろう?」と一度チェックしてみることも大事ですね。
寿命を迎えた屋根には屋根葺き替え工事または屋根カバー工法を
屋根は定期的にメンテナンスをしていても、いつかは寿命を迎えてしまいます。寿命を迎えてしまった屋根には、屋根葺き替え工事か屋根カバー工法の2つの選択肢があります。上記でご紹介した金属屋根材やルーガはカバー工法だけでなく葺き替え工事でもお選びいただくことができます。屋根葺き替え工事・屋根カバー工法それぞれの特徴を理解し、ライフプランにあった工事を行いましょう。
屋根葺き替え工事
古い屋根材を撤去して新しい屋根材に変える工事で、全ての屋根材で施行可能です。葺き替え工事最大のメリットは、屋根材を撤去するので屋根材の下にある防水紙や野地板の確認ができ、必要に応じてメンテナンスができることです。下地の補修ができることで、長い間安心してお過ごしいただけます。
一方のデメリットは、大規模な工事になるため費用が高くなることと工期が長いことです。既存の屋根材にアスベストが含まれている場合には廃材処理費用がさらにかかり高額になる可能性があります。
屋根カバー工法
既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工事です。廃材がほとんど発生しないため葺き替え工事よりも費用は安く、工期も短いです。また、屋根が二重になるので遮音性や断熱性が高くなるのもメリットです。
しかし、屋根カバー工法では屋根の重量が増してしまうため、瓦屋根への施工はできません。カバー工法が可能なスレート屋根や金属屋根、アスファルトシングルであっても劣化症状などによっては施工できない可能性もあります。また、カバー工法後は太陽光パネルの設置が難しくなるので、太陽光パネルの設置を検討している場合は葺き替え工事をおすすめします。
まとめ
今回は今後更に人気が高まる金属屋根材の製品(メーカー)、メンテナンス時にチェックしておきたい化粧スレートについてご紹介させて頂きました。年々屋根材の特徴や性能は向上していますので更なる期待を持ちますが、時代の変わり目・製品の変わり目にはやはりある程度の課題が付きまといます。しっかりメンテナンス時には長期的に将来を見据え、どの屋根材が良いのかを検討していきましょう。私たち街の屋根やさんは屋根材に関するご相談はもちろん、点検・お見積りも無料にて承っておりますので、お気軽にお問い合せ下さい。
記事内に記載されている金額は2021年04月26日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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