茅ヶ崎市松が丘にて集合住宅の瓦屋根を点検

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茅ヶ崎市松が丘にて集合住宅の瓦屋根を点検

更新日:2022年11月25日

 茅ヶ崎市松が丘にて現地調査を実施しました。屋根に使われていたのは「モニエル瓦」でした。モニエル瓦はすでに生産が終了しているため、破損してしまった場合、部分修理ができず葺き替えしか選択肢がないこともあります。

塗装剥がれによる影響

塗装剥がれ

 屋根は色褪せ、全体に苔(こけ)やカビが発生している状態でした。モニエル瓦は「乾式コンクリート瓦」に分類されます。セメント瓦と見た目や特徴も近いため区別しにくいのですが、小口部分(デコボコした形状かどうか)で判断することが可能です。モニエル瓦は表層が劣化しないよう、スラリー層と呼ばれる着色層を形成しています。スラリー層があることでセメント瓦よりも劣化しにくく、長期使用が可能ですが定期的な塗装メンテナンスが必要です。

屋根の状態

ズレ 割れ

 一部にズレが発生していました。こちらは、強風や地震等によりさらに状態が悪化してしまう恐れがありますので、早めの対処が必要です。また、欠けも数ヶ所で見受けられました。下地の防水紙がきちんと機能していれば、屋根内に入った雨水は建物内部へ侵入する可能性は低いですが、耐用年数を迎える頃であれば注意が必要です。防水紙の耐用年数は種類により異なりますが、大体20年ほどです(10年経過頃から劣化が始まります)。

その他も確認

パッキンビス 浮き 漆喰劣化

 棟瓦(冠瓦)の固定は、パッキン付きのビスで固定されていました。パッキンが付いていることで防水性が高まります。しかし、内部の芯木(木材)の劣化が進むとビスの固定が弱まります。そのため、パッキン部分が浮き出て隙間が出来ている部分もありました。棟瓦の真上に隙間が開いているため、雨水が浸入しやすい状態にあります。漆喰の劣化も進行していましたので、屋根全体のメンテナンス時に併せて補修等をおすすめします。

 モニエル瓦は、割れていない限り透水する可能性が低いため、雨漏りの心配がない場合は10年~15年を目安に、塗装メンテナンスを行うことできれいな外観を保てます。既に雨漏りしている場合や、防水紙の耐用年数を超えている場合、近い将来雨漏りの可能性が高い場合は葺き替えのご提案となります。モニエル瓦から葺き替えされる場合、金属屋根(ガルバリウム鋼板・エスジーエル鋼板)を選ぶお客様が多いです。瓦をご希望のお客様には、軽量で丈夫なルーガがおすすめです。

 こちらの建物は集合住宅で、屋根だけでなく外壁や鉄階段などの修繕もご検討中ということでした。私たち街の屋根やさん(街の外壁塗装やさん)では、集合住宅の改修工事も数多く承ってきております。入居者様へのご挨拶や書面にて工事日程等のご案内はもちろん、入居者様の安全と工事中のご不便が最小限となるよう努めておりますのでご安心ください。

 私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウィルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用等の徹底をおこない、訪問時もご安心していただけるよう努めております。

 

 記事内に記載されている金額は2022年11月25日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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