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川崎市中原区の屋根点検で棟瓦の漆喰劣化から棟瓦取り直し工事をご提案
川崎市中原区のお客様より漆喰が傷んでいて、地上から見ても瓦が落ちそうになっているとご連絡をいただきました。瓦屋根のお住まいとのことで、今まで特に異常がなく点検やメンテナンスを受けていないそうですので他にも不具合が見つかりそうな予感がします。
それでは早速点検スタートです。弊社では屋根点検を行う場合、必ず屋根まで届く長い梯子を持参いたします(左写真)。この梯子を使って屋根に上り、屋根材や漆喰の状態。さらに下地の劣化具合までもしっかりと調査します。以外と多いのが屋根の点検といっても実際屋根には上らず地上から見える範囲済ませてしまう業者です。これでは細かい割れや下地の状態など分かる訳がありません。いざ工事が始まってから他にも直す必要がある箇所が出てくることも考えられますので、そのような事がないように直接屋根に上って補修が必要な箇所を洗い出すことが大事なのです。
問題の地上から見える漆喰の傷んだ箇所です(右写真)。漆喰が剥がれて今にも落ちそうになっています。
漆喰が剥がれた箇所を見ると、漆喰はほとんど残っておらず漆喰の下の粘土が露出しています(左写真)。この粘土も剥がれてきていますので、これ以上放置すれば棟が倒壊してしまうでしょう。
鬼瓦もかろうじて針金でぶら下がっている状態で、今にも落ちそうです(右写真)。
棟瓦を左写真の角度から確認すると固定用の銅線は切れたりしていません。漆喰がダメになって棟が
全体的にずれているのが現状です。棟だけでなく、外壁の取り合い部の漆喰も同様に剥がれて粘土がむき出しになっていますので(右写真)、こちらも合わせて補修しなければなりません。
今回は棟自体がずれてしまっているので、一度棟をばらして作り直す棟瓦取り直し工事をご提案いたしました。ここまで進行してしまうと漆喰詰め直しなどでは元に戻りません。もっと早い段階で屋根の状態に気が付き、補修していれば軽度の工事で済んでいたでしょう。そうすれば工期も短くなりますし、費用も抑えることができたでしょう。できるだけ定期的に点検を行い、不具合の早期発見に努めることがお住まいにとってもお財布にとっても優しいといえるのではないでしょうか。
記事内に記載されている金額は2016年02月08日時点での費用となります。
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