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神奈川県横須賀市で緩い勾配の屋根に最適な屋根材は？
神奈川県横須賀市で屋根工事をおこなっています。屋根の形は様々ありますが、屋根の形状によっては適さない屋根材もあるんです。厳密に言うと屋根の形状というより屋根の『勾配』が重要になります。勾配とは屋根の角度の事で、急な屋根や緩やかな屋根によって使える屋根材が決まってきます。屋根材の表面だけで雨を凌いでいるわけではなく、屋根材の裏側にも雨水がまわります。瓦やスレートなどは勾配が急であればそもそも雨水が裏側に回りにくくなりますが、緩くなると簡単に回ってしまい釘穴などから雨漏りしてしまいます。勾配が緩い場合は、繋ぎがなるべく出ない屋根材を選択する必要があります。
今回屋根工事をおこなっているのは、倉庫の屋根で非常に勾配が緩い構造になっています。軒先に水切りを取り付けていき、防水紙を敷くのですが、勾配が緩いので万が一裏側に水が回った場合、通常のルーフィングですと直ぐに雨漏りしてしまうかもしれません。そこで使用した防水紙はガムロンという裏側がブチルテープになっていて、野地板に貼り付ける防水紙なんです。重なり部分も粘着して張り付きますので、雨漏りなどの心配も殆どありません。
茶色い紙を剥がしながら野地板に密着させていきます。
今回使用した屋根材は、スターンビーという材料です。屋根の高い方、水上から水下まで一枚の屋根材で形成されている屋根材で、耐久性も非常に高いガルバリウム鋼板で出来います。昔から、緩い勾配の屋根の場合よく使われていたのが、瓦棒葺きという屋根材が大変普及しておりました。瓦棒とスタンビーの大きな違いが、釘を使うか使わないかです。スタンビーですと、上から挟み込む納まりになり、屋根の表面に釘やビスなどで穴が開く心配がありません。
仕上がりの状態です。スタンビーに使用しているガルバリウム鋼板は、表面の塗膜保証が１５年付く屋根材なので耐久性も非常に期待が出来ますし、なにより金属製の屋根なので非常に重量が軽い屋根材です。見た目もシンプルでスッキリしていて、軽くて耐久性が高いというメリットが凄くあります。今回は緩い勾配に葺きましたが、急勾配の屋根でも使用できますので、皆様のご自宅を拝見して最適なご提案が出来ると思います。
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