塩害によるアスファルトシングルの劣化｜横浜市金沢区

海に近いところや潮風の影響があるところでは、塩害というのが付いて回ります。それは屋根材にも言えることです。塩の影響により屋根材の表面は、潮風の影響を受けないところ比べると劣化の進行が早くなる傾向があります。建物に関して言えば、立地の環境によっても劣化の進行に違いが出てくることもあります。潮風を直接受けてしまう建物と、沿岸部に建っているが周囲の建物に隠れている建物とでは、劣化の進行に違いが出てくることもあります。横浜市金沢区H様のお宅より、「庭先部分の屋根材が劣化してきた」とのお悩み・お困りのご相談がありました。

【塩害により劣化の進行が早まる】

アスファルトシングルは、他の屋根材に比べて軟らかい屋根材です。平らでなく少し丸みを帯びた屋根面にも使用できるため、施工性が高い屋根材と言えます。また耐候性も高いので、近年では化粧スレートに変わって、新築の住宅屋根に使用されるケースも増えて参りました。最近ではファイバーグラスシングルと呼ばれるようになってきました。横浜市金沢区H様のお宅は、少し高台にあり周囲に高い建物がなく、正面は見晴らしが良く海が見えます。よって潮風が直接当たる環境にあります。

屋根に上がりアスファルトシングルを確認してみます。アスファルトシングルの表面がゴツゴツとしており、触ってみるとボロボロと崩れてしまう状態です。大屋根の軒下に入り込んでいるアスファルトシングルは、潮風に当たりづらいこともあって、まだ原型を留めている状態でした。長い年月を経て、潮風に当たりやすいところと当たりづらいところとでは、このような差が出ることが見て取れます。

横浜市金沢区H様のお宅の庭先部分の屋根は、非常に勾配が緩く低勾配です。屋根の上は誰でも普通に歩行が出来るくらい緩やかな勾配です。屋根は建物それぞれ勾配に違いがあり、屋根材も施工する際に勾配の制限があります。アスファルトシングルは施工性が高い屋根材ですが、横浜市金沢区H様のお宅の庭先部分の屋根には、通常のアスファルトシングルではなく低勾配仕様のアスファルトシングルで施工されてあります。屋根材は低勾配の環境になると、使用できる屋根材や葺き方がかなり限定されます。低勾配でしかも沿岸部ともなると、屋根材選びはもっと限定されます。塩害と低勾配という環境下においては屋根材選びもより慎重に行う必要があります。海に近いところで潮風の影響があるところのような沿岸部や低勾配の屋根に対する屋根材選びと施工は、街の屋根やさんにお任せ下さい。

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