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横浜市青葉区で台風によりベルックス製トップライト(天窓)から室内へ雨漏り、その原因とは?

更新日:2018年08月11日

本日は横浜市青葉区のお宅より先日の台風でトップライト(天窓)より雨漏りしているのがわかったので点検調査をしてほしいとのご依頼を受け、お伺い致しました。

屋根裏など、既に雨漏りが進んでいてもわからない所とは違い、今回はいやでも目に入ってしまう室内への雨漏りです。

まずは屋根に上がってみる前に室内から調査を始めます。

【そもそもトップライトって何年もつものなんだろうか?】

新築や、物件購入時には気に入っていたトップライトも築年数が経つに連れてあまり気にしなくなり、今回みたいな雨漏りが発生すると、なんでつけてしまったんだろうと思い返す方は多いようで、現場調査で様々なお客様の屋根に上がらせてもらった後にお話しを伺うとその様な「なんでつけてしまったんだ」という話になる事もございます。

建物を外的要因から守ってくれる屋根に穴を開けてついている訳ですので、きちんとメンテナンスをしてあげませんと屋根や外壁と同じで雨漏りの要因になってしまいます。

ちなみにトップライトの耐用年数は20年と言われています。家電製品等と一緒である程度年数が経ちますとメーカー側が部品製造をしなくなってしまい、直したくても部品の取り寄せが出来ない為、直せない事もございます。そうなるともう今回の場合に当てはめるとこの枠におさまるものに新品交換をするか、もう撤去して部分的な葺き替え工事をして埋めて上げるしか選択肢がありません。では次に屋根に上がり雨漏りの原因を探してみます。

屋根に上がる前にお伺いした話ですとまだ4~5年前に屋根塗装したばかりと聞きましたが、多くのひび割れ部分は補修されぬまま塗装をしてしまっており、色褪せも顕著に見られ、軒先には苔なども多く見受けられました。スレート屋根の重なり部の小口(こぐち)は雨水を吸ってしまい変色している様が見て頂けると思います。

その以前塗装した時のお見積りの内容を見せて頂く事ができたのでよく見てみますと、塗装の工程である中塗り、縁切りといった本来しなければいけないはずの工程が抜けています。これでは上記補修もせずに塗装した事も踏まえ屋根全体を考えますと、棟板金も釘が浮いている箇所も多いことからどこかしらに雨水の入り込む余地がある事、台風や大雨ではなくとも雨が降ると塗装の防水性能もない状態である事や屋根材の裏に入ってしまった雨水の逃げ道もない事から考えますと、それらの雨水がトップライト回りに集中してしまった可能性があります。結果経年劣化で雨水から守るためにあるパッキンやコーキングが傷んでいる所から雨漏りに繋がっている可能性があります。

今回はその点に着目し、今後どうするかのご提案になります。屋根材の劣化具合を見ますと短期的な目で見るよりも長期的な目で見た方が良さそうです。

明かりを取るためにつけたトップライトが今はお客様の顔を曇らせています。

もしご自宅にトップライトがついているならば、屋根や外壁と同じく点検をしてあげましょう。最悪は今回みたいな雨漏りに繋がってしまいますので特に築年数が10年を超えてきましたら屋根や外壁の状態を知るついでに一緒に調べておいて万事に備えましょう。

 

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