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横浜市旭区市沢町にて築12年目の屋根調査、スレート表面の剥がれの原因はパミールの疑い
本日は横浜市旭区市沢町S様宅にて行いました、屋根調査の様子をお伝えいたします。きっかけは屋根材の一部が剥がれているのを見つけたことによる調査のご依頼です。
屋根の様子
S様宅は築12年目になる建物です。屋根材はスレートが葺かれており、一見すると、築年数相応の傷み(色褪せ)は見受けられるものの、塗装によるメンテナンスで屋根材としての機能は十分に満たすと判断できます。しかし、屋根材の先端が所々で剥がれているのが確認で行きます。
屋根材の剥がれ
表層の剥離です。S様も屋根からパラパラと屋根材の一部が落ちてきたことにより、屋根の不具合を感じたそうですが、こちらはニチハのパミールの疑いありです。ニチハのパミールは1996年から2008年まで製造されたスレート材で、アスベストの使用を控えたために屋根材表面がミルフィーユ状に剥がれると言う問題が発覚した商品です。環境によっては築12年程でも屋根全体がボロボロの状態に見られるほど、剥がれが進行しているお宅もございます。
S様宅の屋根は今後さらに剥がれが拡がっていくことが予想されます。こちらの屋根へのメンテナンスは塗装はお勧めできません。カバー工法か葺き替えを行うのが賢明です。改めてS様には建築当時の資料を確認いただき、屋根材にパミールが使用されていることがはっきりと分かりました。今後は施工店にも補償に関する相談を行うとのことで、早期解決をのぞみたいところです。
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