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藤沢市西富にて行いましたスレート屋根調査、パミールとトップライトが使用されている屋根のリフォームは注意が必要です

更新日:2019年07月09日

最近よく訪問業者に屋根の事を指摘される事が続き、本当だったら雨漏りする前にリフォームをと考え始めた事がきっかけで調査の依頼を頂きました藤沢市西富にあるお住まいへ調査に伺いました。築15年程のお住まいで外から見上げたところ複雑な屋根形状になっているのは確認できました。

では屋根調査の様子です。

 

招き屋根と切妻屋根が複合しているような形状でした

招き屋根のような切妻屋根のような形状

 

上がって見ると、下から見上げていた通りかなり複雑な屋根形状をしておりました。

2面の屋根が段違い招き屋根にも見えますし、片流れや切妻にも見えるような複雑さです。そこに谷も設置してありトップライトも3箇所もあるなど、きちんと定期的にメンテナンスを行っていないとすぐに雨漏りに直結しそうな屋根形状です。以前外壁塗装のリフォームはされたとの事ですが、なぜか屋根はその時一緒には塗装せず何もしていなかったようです。

 

既に屋根表面に多くの剥離が見られます

表層剥離が見られるニチハパミールが使われている屋根 谷付近は雨水の通り道であり、パミールでなくとも塗装での保護が長年されていないと水を吸って傷んでしまう箇所です

 

一枚目の写真の場所から少し軒におりて撮ったものです(写真左)。すでに屋根表面に多くの剥離が見られます。パミールの特徴です。谷付近のスレートは水も吸って何層にも剥離している間から苔や藻が生えてしまっているが分かります。パミールが塗装できない屋根と言われるのは、この剥離が起きてしまうのでせっかく塗装したとしても剥離が進み塗膜が破壊され意味を成さなくなってしまうのです。

 

トップライトも経年で必ずパッキンなどが劣化し雨漏りの原因としてよくあります 三か所あるトップライトのうち一か所を建物内から見ると雨漏りしている跡が確認できます

 

またトップライトが設置してありますが、こちらにも耐用年数があります。窓枠とガラスの隙間を埋めるパッキンやシーリングが紫外線の影響でダメージを受けて隙間が生じ、そこから降雨時に雨水が入り込んでしまって雨漏りに繋がることもございます。その恐れもある為に屋根から降りた後に室内から確認すると赤丸に囲んだ所が雨水が入り込んでしまっておりクロスが茶色く汚れております。雨漏りしているかどうかで言うと雨漏りしてしまっています。今回は葺き替え工事しか選択肢はないと思います。

 

パミールだったらカバー工事がおすすめですと言われる事もあると思いますが、パミールはカバー工事が行える時もあれば葺き替え工事をしなければいけない事もあります。

点検時にしっかりと見極めて報告してくれる業者に工事をお願いしないと、数年後にまた屋根工事をすることになる事も十分考えられます。

塗装できないスレート屋根材は他にもありますが、お住まいの状態によってどの工事が最適か変わります。街の屋根やさんではその場で判断が可能です。

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