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藤沢市善行にて雨漏りしている屋根をスーパーガルテクト(モスグリーン)を用いた屋根カバー工事で改善
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根補修工事、屋根カバー工法、雨漏り修理
築年数20年
平米数52㎡
施工期間7日間
使用材料IG工業 スーパーガルテクト
費用125万円
保証10年
ハウスメーカー地元工務店
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
藤沢市善行にお住まいのK様より調査の依頼を頂いたきっかけは、以前他社でトップライトからの雨漏り補修をしてもらった屋根からまた雨漏りが起きた事でした。
実は今まで何度も同じトップライト回りから雨漏りがあり、その度に色々な業者へ修繕をお願いしてきたが、結果雨が降ると室内へ雨漏りしてしまっていたようです。K様自身、リフォームに不信感を頂いておいででした。
屋根の調査後に原因をすぐに特定し、それに合わせたご提案をさせて頂きました。今回も数社でお見積りを取られてのですが、弊社の提案が一番信頼できるとの事で、ご用命頂きました。
今回は問題が見つかったトップライトだけを撤去し、下地を入れた後に部分的に新しい屋根材を差し込み、その上に屋根カバー工事をすることで、雨漏りを解消しつつアスベストを含むスレート屋根の処分費や野地板が新しく必要な葺き替え工事をしなくても済むよう出費も抑えるご提案を致しました。
トップライトだけ撤去をする、といった提案は今までにされた事がなかった様で、それならと不信感がなくなり、信用いただけた要因だと思います。
今回はアイジー工業さんの超ガルバリウム鋼板を採用し、遮音性能・断熱性能にも優れ、表面にちぢみ塗装を採用し意匠性の高い金属屋根を使用しました。
色はモスグリーンをお選び頂きましたので今までの黒から、パっと屋根が明るくなる様子をぜひご覧ください。
実は今まで何度も同じトップライト回りから雨漏りがあり、その度に色々な業者へ修繕をお願いしてきたが、結果雨が降ると室内へ雨漏りしてしまっていたようです。K様自身、リフォームに不信感を頂いておいででした。
屋根の調査後に原因をすぐに特定し、それに合わせたご提案をさせて頂きました。今回も数社でお見積りを取られてのですが、弊社の提案が一番信頼できるとの事で、ご用命頂きました。
今回は問題が見つかったトップライトだけを撤去し、下地を入れた後に部分的に新しい屋根材を差し込み、その上に屋根カバー工事をすることで、雨漏りを解消しつつアスベストを含むスレート屋根の処分費や野地板が新しく必要な葺き替え工事をしなくても済むよう出費も抑えるご提案を致しました。
トップライトだけ撤去をする、といった提案は今までにされた事がなかった様で、それならと不信感がなくなり、信用いただけた要因だと思います。
今回はアイジー工業さんの超ガルバリウム鋼板を採用し、遮音性能・断熱性能にも優れ、表面にちぢみ塗装を採用し意匠性の高い金属屋根を使用しました。
色はモスグリーンをお選び頂きましたので今までの黒から、パっと屋根が明るくなる様子をぜひご覧ください。
担当:新海
着工前の現場調査の様子
調査に伺うときに一番心配だったのが、K様邸が「三階建て」という事でした。
普段弊社で調査に伺うときは車に三連梯子をのせてそれを使用しております。大抵の二階建て屋根には上がれるのですが、三階建てとなると話が変わってきます。
まず軒先まで梯子を架けられませんので、ベランダから脚立を用いて上がるしかありません。今回は無事に三階のベランダからケラバへ梯子を伸ばしてなんとか屋根に上がる事ができました。
写真左が今回雨漏りしているトップライトです。到着した時にも思っていたのですが外壁は綺麗でしたので屋根も一緒に塗装しているだろうと思っておりましたが、なぜかスレート屋根に必須の縁切り作業(タスペーサーの差し込み)、隙間を開けておき雨水や毛細管現象で屋根材の裏に回った雨水などを逃げれない状態でした。意図が不明なコーキングも使用されている箇所も確認できました。
スレート屋根は基本見えている部分以外塗装などでコーティングされていませんので、見えてないところで屋根材が湿気や雨水を吸って屋根材が傷んでいる事が多いのですが、K様邸もその可能性がありました。
また見える範囲でトップライトを点検しますと、まず網目入りガラス自体に亀裂が入っており、また枠とガラスの隙間を埋めるコーキングの傷みがあり、隙間が出来てしまっています。これでは雨が降る度に雨水が中へ入りこんでしまいます。
ここまでで、トップライト表面と縁切りをしていない事による屋根材の裏側からの雨水がトップライト周辺に集まって雨漏りしていると推測できます。
さらに調べを進めると写真左の矢印マークがある棟板金直下のスレートがあるはずの所に、なぜか板金が差し込まれていました。なぜかはわかりませんが、以前修理した業者がこれで雨漏りが止まると工事していったようです。どういう理屈でこのような工事をする事になったかわかりませんが、おかげで板金とスレートの重なり部分に苔が大量に繁殖してしまっております。
これでは改修ではなく改悪になっています。今回はトップライト自体の耐用年数と、以前雨漏りを止めようと色々小手先の修繕で済まそうとした業者の工事が合わさって雨漏りを助長してしまっているようです。
こちらは室内からトップライトを調べている様子。木枠自体も雨水の吸い込みが激しく黒く変色してしまっています。
また先ほど見られた亀裂も室内から確認できました。それではK様の不安を取り除く為、着工です。
屋根カバー工事着工
既存役物撤去作業
まずは既存の役物の中で、棟板金と雪止め金具を撤去します。雪止めは電動工具でカットし、防水紙を敷けるようにこの時点でカットしておきます。
棟板金を撤去してみて分かったのが、写真左の赤丸で囲んだ貫板の部分。貫板が腐食しており撤去時に触ってみると湿っておりました。また棟板金と貫板の下に設置してあるスレート屋根が部分的に割れており、今回屋根工事を行わなかったとしたら、近い将来棟板金も飛散していた可能性がありました。
棟板金の飛散の多い要因の一つとして、この貫板の腐食による釘の浮きが挙げられます。
トップライト撤去
最後の下地処理としてトップライトを撤去します。立ち上がり部分も含めて全て屋根が均一になるようにしなくてはならないために、まずは枠のビスを外してから立ち上げている板金を全て撤去してゆきます。
水が回らない様に立ち上げてあり、思ったよりも撤去には手間と時間がかかります。
思っていたよりも、板金内部に錆が確認できます。雨水が入り込んでいたのが分かりますね。
撤去しなくてもいい所を傷つけては意味がないので、慎重に作業しています。
板金を全て撤去した所で木枠の解体です。写真左を見ると分かりますが、やはり雨水が回って木材が黒く変色しているのが確認できました。
トップライトの雨漏りは経年劣化による所が多く、大雨が降るときに雨漏りしたのが分かる頃にはすでに相当前から腐食が始まっているということになります。ようやく屋根に出ている部分を全て撤去して室内が見えました。もちろん養生を敷いてあるので木くずや金属が落ちても問題ないようにしてあります。
最後に補助の新規垂木を組み込んだ後に、新しく部分的に下地を張り、この後用意した新しいスレートで段差を無くして次の工程である下葺きに移れるように準備いたします。
トップライトの雨漏りを部分的に葺き替えする工事もありますが手順としては同じです。スレート屋根の部分的な葺き替えの場合は既存の色と同色にならない事もあるので注意が必要です。
またK様邸にはもう一つトップライトがありましたがこちらはまだ雨漏りもしておらずガラスと枠の間にありますゴム製パッキンも傷みがなかった為、カバー工事に合わせた板金加工とコーキング施工を行いました。こちらはK様のご要望により残す事となりました。
トップライトを残すということは先々起こりうる事も説明し、それに対しお客様に理解していただかなければなりません。
下葺き開始
七王工業さんの下葺き材、ツバメ印のモラサンで下葺きをします。
こちらのモラサンは鍵穴シール性能が強く、下葺きを固定するために多くの金具を打ち込み固定しますが、このシール性能が低い下葺き材ですとその固定するために穴が開いてしまう箇所から漏水してしまう事も将来的にありますが、高いシール性能によりこちらの下葺き材はその心配がありません。改質ゴムアスファルトルーフィングはこの点に非常に優れています。
役物設置し本葺き開始
下葺きが終わったら役物を設置します。軒先、ケラバに水が野地板に染み入らない様に水切り板金を設置します。
下葺きが水をはじいてくれてもそれが正常に雨樋まで流れてくれませんと、屋根材内部で雨水が溜まり下葺きが傷み野地板に雨漏りしてしまうので役物設置は重要な工程です。
軒先から葺き始めます。後付け設置が不可能な雪止め金具は写真左の様に2列目が葺きあがった時点で設置しておきます。
陶器瓦など、一部後付けできる雪止め金具もありますが、スレートや金属屋根など多くは後付けできないために、屋根カバー工事や葺き替え工事を行うタイミングで同時に新しく設置しなおします。何か起こった後では遅いので、万が一に備えておくことが必要です。特に金属屋根はすべりやすいため、雪止めは必須と言えます。
段々と屋根の頂点である棟近くまで葺きあがってきました。
片面を葺き終わったら、もう片面を葺き始めます。K様邸は切妻屋根ですので2面の屋根にカバー工事を行います。今回の現場は一日で工事自体を終わらせる予定で人数を多めに入れていた為、お昼過ぎには片面のカバーが終わっていました。
棟まで葺きあがって反対面も軒先から同じように葺きあがってきたところです。
工事中の写真を見ると屋根表面に足跡が目立って見えると思いますが、屋根材をカットしたりで粉塵が結構屋根上に舞っています。それを移動しながら職人さんが工事をしているのでどうしても屋根中に足跡がついてしまいます。こちらはスレートでも金属でもどうしても付いてしまいます。
工事完成直後も足跡は消えません。何度か雨が降ってくれれば綺麗な本来のスーパーガルテクトのちぢみ塗装が浮かび上がってきます。
最後の納めである棟板金の設置
防腐処理された新しい貫板を設置し、その上に棟板金を設置致します。棟の役割は雨仕舞です。雨が降った時に建物内部への雨水が入るのを防いでくれる役目を果たしてくれています。
風の影響を受けやすい屋根の一番高い所に設置してありますので、きちんと納めます。
板金ハサミで加工し最後はツカミと呼ばれる圧着や曲げに使われる専用工具で納めます。釘やビスでの固定はしません。
現場で見ていると自分でも簡単にできるような錯覚に陥りますが、実際にやってみるとうまく行きません。さすが職人さんです。これにて屋根カバー工事終了です。
屋根カバー工事完工
黒からモスグリーンに変わっただけで明るい屋根に生まれ変わりましたね!
アイジー工業さんのスーパーガルテクトはちぢみ塗装により、ランダムな模様が施されています。
藤沢市善行、K様邸の屋根カバー工事が無事に竣工となりました。
今回は色々な業者に頼んだ雨漏り修繕が何回工事しても直らないと、不安からのスタートでしたが工事後のお話を伺った所、雨が降っても染みこんでこないと大変喜ばれました。いい加減な業者により今まで工事をするたびに落胆しあきらめていた不安を消すことができ、また屋根もカバー工事をする事で先々のメンテナンス回数も減り満足していただけました。
今回使用した屋根材はアイジー工業さんのスーパーガルテクトです。色はモスグリーンを使用しましたが他にも4色の色からお選びいただけます。和風住宅にも合うデザインとなっておりますので、葺き替え工事でも選択肢に入る優秀な金属屋根です。
今回はご利用頂きまして誠にありがとうございました。
2021年11月25日追記
【定期点検の様子】
私たち、街の屋根やさんでは隔年にて定期点検でお伺いし、施工した箇所の確認を行わせて頂いております。こちらの屋根には施工前は天窓、トップライトが二カ所あり、その内の一か所から漏水し室内へ雨漏りしておりました。他にも原因があったのですが、屋根カバー工事をする際に一か所は撤去しております。お客様のご要望で残したもう一か所も、ドローンにて問題ないから確認が可能です。施工後から雨漏りはなくて安心ですと、今回お伺いした際もお話が出てうれしく思います。
今回点検をしている際に、最近近隣で施工をされていたお住まいがあるようで、そちらで施工をしていた業者から、棟板金が捲れていると指摘を受けたとの事でしたが、何も問題がありませんでした。街の屋根やさんでは簡単に梯子を架けて上がれない三階建てや狭小地でもドローンにて確認ができますのでご安心ください。
使用したIG工業のスーパーガルテクト、Sモスグリーンですが点検にお伺いした当日は日当たりが良すぎて見る角度によっては濃く見えたり薄く見えたりと屋根の表情が変わるのも面白いですね。
こちらのスーパーガルテクトは軽量なSGL鋼板を採用した横葺き金属屋根、また断熱材もたっぷりと充填されている金属屋根でして、私たち街の屋根やさんでも多く施工させて頂いております。表面には独自のIG工業独自のちぢみ塗装を採用し、遮熱ポリエステルでコーティングされた超高耐久ガルバがお住まいを守ってくれます。来年一月には新色、Sシェイドワインレッドも追加されます。金属屋根に葺き替えやカバー工事をご検討されているお客様、ぜひ私たち街の屋根やさんへご相談ください。
今後も定期点検でお伺いさせて頂きますので宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2021年11月26日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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