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鎌倉市岩瀬にて10年以上塗装でのメンテナンスをしていなかった化粧スレート屋根は下地が腐食し葺き替え工事が必要でした
鎌倉市岩瀬にお住まいのY様より、遠くから自宅屋根を見たときに全体的に黄色くなっていて様子がおかしいので一度点検してほしいと屋根調査のご依頼がありました。
Y様邸は築25年ほど経過しており、過去一度だけ屋根と外壁塗装のメンテナンスを行っていたそうです。ただ、それも10年以上は前でいつやったのかも覚えていらっしゃらないとの事でしたので、まずは屋根の状態を把握してみるため屋根に上がります。
塗膜の効果が失われており雨水を吸い込みすぎた化粧スレート
屋根に上がるとまず真っ先に目に入るのは苔やカビなどで覆われてしまった屋根の様子です。前回メンテナンスを行ってから10年以上、どうやら塗装時の塗膜の効果がとっくになくなってしまっており、防水性能が落ちた化粧スレートは雨水を吸い込みやすい状態になってしまっていたようです。日当たりの悪い北側を中心に苔やカビが多く散見されます。
またその屋根を移動しているとどこもミシミシと音がしており、絨毯のように沈み込むところもございます。室内へは何も雨漏りしていないとの事でしたが、見えない所で雨漏りが始まっているようです。
傷みすぎた化粧スレートには塗装でのメンテナンスが不可能になります
写真左は特に劣化が進み塗膜の剥がれがよくわかるところです。化粧スレートのセメント素地が出てしまっておりそこに雨が降った結果苔やカビが生えてしまい黄色く目立つようになっています。これらが遠目からご自宅を見たときにY様が屋根が黄色く様子がおかしいと感じた部分です。
ここまで下地が傷んでしまっていますと塗装でのメンテナンスは不可能になります。また軒先から野地板を見てみますと雨水を吸いすぎた影響か指で触れただけでへこむほどブヨブヨな状態でした。
今回は現在の屋根の状態を正確にお伝えし、屋根葺き替え工事をご提案いたしました。
屋根が今以上に黄色く苔やカビがあったとしても雨漏りしていなければ屋根カバー工事も選択肢に入りますが、すでに雨漏りしている屋根にカバー工事は行えません。野地板、下地から新しく重ね張りする屋根葺き替え工事を行っておきましょう。
初めてのメンテナンスは築10年前後で行っていたが、その次のメンテナンスをしておらず築20年以上経過し雨漏りしている屋根に、今回のケースが多いようです。
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