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アスファルトルーフィングってなんだろう?種類と選ぶポイントを屋根の専門家がご紹介します

更新日:2020年5月27日

 屋根は当然ですが、降雨がお住まいに入らないように防水されています。その中でもこのページでご紹介いたします、アスファルトルーフィングは特に防水において大きな役目を担っているのです。ルーフィングには様々な種類があり、その一つがアスファルトルーフィングです。このアスファルトルーフィングには他のルーフィングと比較して色々な特徴がありますのでこれから屋根工事をご検討中の方はご参考にしてみてください。

 

 

アスファルトルーフィングとは

 そもそもルーフィングとは、屋根材の下に設置されているシートで、「防水紙」とも呼ばれます。よく屋根の防水は屋根材でされているイメージを持っている方が多いのですが、実は屋根材が欠けたりして、水分が屋根材で防げなくても、その下のルーフィングがあることですぐには雨漏りしないようになっています。
 また、強風などによって雨水が屋根材の隙間から内部に入り込んでしまうのは、以外とよくあることです。ですので屋根の防水は、最初に屋根材で防ぎ、そこで防ぎきれなかった水分をルーフィングで完全シャットアウトするような仕組みになっているのです。
ルーフィングといっても最近はアスファルト製の製品が多く使われていることか、ルーフィング=アスファルトルーフィングでも意味が通じています。
アスファルトとはよく、道路の舗装に使われているイメージがあると思います。とても防水性に優れており、それを屋根の建材に使っています。

 

アスファルトルーフィング 屋根カバー工法のルーフィング設置の様子

 

 

アスファルトルーフィングの種類

 一言でアスファルトルーフィングといっても、色々な種類が存在します。

アスファルトルーフィング

 世の中で多く汎用されているのがアスファルトルーフィングです。製造会社の田島ルーフィングの商品でアスファルトルーフィング940という製品がこれにあたります。新築のお住まいの場合、特にルーフィングに指定がないとこのアスファルトルーフィング940が使われるケースが多いのですが、その理由の一つが価格が安いということです。価格は安くともルーフィングの中でも一番グレードが低いので、そのデメリットも知っておく必要があります。
 一つが耐用年数が一番年数が短く、約10年程度と言われています。また、他のルーフィングと比較して、軽量であることや、透湿性があるなどの機能はありません。街の屋根やさんではもう一つグレードが上の改質アスファルトルーフィングという耐用年数が高めのルーフィングをお勧めします。

 

 

改質アスファルトルーフィング

 アスファルトルーフィングが改良されたものです。耐用年数は20年ほどと、無印のアスファルトルーフィングの2倍です。近年の住宅には多くスレートという薄型の屋根材が使われていますが、この耐用年数が約20年程度なので屋根材の交換時期に合わせて防水紙も交換できるため、メンテナンスサイクルを合わせることもできます。
 また、改質アスファルトルーフィングは、別名「改質ゴムアスファルトルーフィング」とも言われ、その理由は改質ゴムアスファルトという成分を使って作られているためです。
 耐久性以外にも強風などによる破れにくさ(引裂強さ)も高いことや、製品自体に柔軟性があること、屋根に設置する時にカッターで打ち込みますが、その釘穴からの雨水の侵入も防いでくれるといった特徴があります。

改質アスファルトルーフィング 改質アスファルトルーフィング

 

粘着層ルーフィング

 改質アスファルトルーフィングではありますが、接地面に粘着性があり下地材に密着させることができるのが粘着ルーフィングです。田島ルーフィングの製品でタディセルフという製品については一旦張り付けた後に、貼り直しの修正ができる遅延粘着型のものもあります。これは粘着性が弱いわけではなく、張り付けた数時間後に協力な粘着力を発揮するというものです。
 また、全面が下地に密着する為、防水性が高いことも大きな特徴です。
 屋根カバー工法では既存の屋根の上に防水紙を設置しますが、傷みが進んでいたり、ひび割れしているスレートにはルーフィングが密着しずらいため、粘着層ルーフィングを使用するケースが多いです。

粘着層ルーフィング 屋根材の上から設置 粘着層ルーフィング 屋根カバー工法で防水紙設置

 

高分子系ルーフィング

 このルーフィングの特徴はなんといっても軽さです。アスファルトルーフィングではなく、合成樹脂を主成分で作成されていることで耐久性はアスファルトルーフィングと同じ性能があり、さらに軽量化を実現させています。その軽さはアスファルトルーフィングの1/3程度です。
 近年では地震対策を意識されている方も多く、お住まいの耐震性は大丈夫か?といったご質問をお受けする機会があります。屋根の重量が軽くなると、お住まいの揺れを軽減できるため、建物自体がダメージを受けにくくなることから屋根を軽量化するリフォームが増えています。その上で防水紙を軽量なものにすることはとても効果があります。街の屋根やさんでは防水紙だけでなく、屋根材自体も軽量な金属屋根材を使った地震に強い屋根へのリフォームも多く実績がありますので、お気軽にご相談ください。

高分子ルーフィング(ノアガードⅡ) 野地板に直接設置 高分子系ルーフィング 設置

 

透湿防水ルーフィング

 屋根を防水するためのルーフィングなのに、なぜ透湿?と疑問に思われるかもしれません。これは、屋根からの雨水はシャットアウトし、屋内からの湿気は逃がすという機能が透湿防水です。実は防水紙の内側に溜まった湿気によって防水紙は劣化が進みます。また、下地材も当然湿気の影響を受けるため、防水紙の下にこもった湿気を逃がすことによって耐用年数50年と驚異的な耐久性を実現することができます。
 この性能から、屋根カバー工法のように屋根材に設置すると効果が期待できませんので、野地板に直接設置できる屋根葺き替え工事や、屋根葺き直し工事で使用することができます。

透湿防水ルーフィング(ルーフラミテクト) 透湿防水ルーフィング(ルーフラミテクト)

 

ルーフィングの施工方法

 アスファルトルーフィングは屋根材の下に敷かれているため、なかなか見る機会がありません。しかし知っておくといざと言う時に役に立つと思います。ではアスファルトルーフィングがどのように貼られているのかご紹介いたします。
 シートは屋根の下から上へ、横方向に敷いていきます。このとき、シート同士が重なる部分は20cm以上確保することがポイントです。悪徳な施工業者は、使用するルーフィングが少なくて済むように重なる部分を20cm以下で施行する可能性もあるので注意が必要です。心配な方は、写真を撮って見せてもらいましょう。屋根で雨漏りが多いのは、谷や棟部分です。ここのルーフィングの貼り方で雨漏りのリスクが大きく左右されます。谷や棟部分にはルーフィングを2重、3重と重ねるだけでも雨水の侵入を防ぐことができます。ルーフィングは、タッカーと呼ばれるホッチキスのような道具で野地板に固定します。タッカーは30cm間隔で留めます。ルーフィングに穴を開けて固定するのですが、太陽の熱でルーフィングが溶けて穴を埋めるという仕組みです。しかし、タッカーを野地板と垂直に打たないとルーフィングや野地板を傷めてしまうので高度な技術が必要です。心配な方は、タッカーを使用しないシール状のルーフィングもあります。

 

ルーフィングの下ってどうなっているの?

 屋根の構造をご存知でしょうか?屋根は、皆様が目にする屋根材や上記でご紹介したアスファルトルーフィング以外にもいろいろな部材で構成されています。名称や役割をしっておくことで、メンテナンス時にきっと役に立ちます。

屋根材
 屋根の1番上にある、瓦やスレートなどを屋根材と言います。1年中紫外線や雨、風の影響を受けているので、塗装などの定期的なメンテナンスが欠かせません。

防水紙(ルーフィング)
 アスファルトルーフィングなどの防水紙は屋根材の隙間から入ってしまった雨をお住まいに侵入させないという重要な役割をしています。防水紙が劣化していると雨漏りの原因になります。

野地板
 防水紙の下にあるのが野地板です。野地板は名前の通り板なのですが、屋根材を固定している部分でもあります。屋根を支えている部分ですので、外からは見えませんが重要な部分です。

垂木
 野地板の下にあるのが垂木という角材です。屋根材や軒の出の長さによって大きさは変わりますが、スレート屋根の場合幅4.5cm、高さ6cmの垂木が使われます。垂木は、屋根の斜面を支えています。

 

アスファルトルーフィングを選ぶポイント

 様々なルーフィングがある中で、どれが自分やお住まいにマッチするルーフィングなのか?と疑問を持たれる方も多いと思います。アスファルトルーフィングはお住まいを水分から守っている非常に重要な建材ですので、単純に値段が安いという理由だけで決めるのではなく、今後も長く安心してお過ごしいただくためにも耐用年数が20年以上ある製品がお勧めです。また、地震対策をお考えなら軽量なものを、といったニーズに合わせて選定することが重要です。
 街の屋根やさんではお住まいの現状を点検させていただき、今後のライフスケジュールにもマッチした最適なご提案を無料にて行わせていただきます。防水紙は屋根の上にあることや、さらには屋根材の下にあるため容易にチェックすることはできません。そんな時はお気軽に街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。

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