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雨漏りの原因を突き止める方法と修繕の範囲・概算費用をご紹介
いざ大切なお住まいで雨漏りが起きてしまったら費用は?補修方法は?と、色々な不安を抱えるでしょう。雨漏りを起こしてしまうという事は直すべき場所があるのですが、雨漏りを起こした原因次第で修繕費用も大きく異なってきます。屋根葺き替え工事を行わなくてはいけないような場合もありますが、中にはシーリング材での修繕で改善することもあります。そこで今回は雨漏りの原因を突き止める方法と正しい修繕方法を解説していきたいと思います。
1.雨漏りはどこから?
雨漏りを修繕するのに欠かせない基本的なことは雨漏りの原因を突き止めるという事です。雨漏りを起こす原因というのはいくつかありますが、大きく分けると
①経年劣化
②台風・地震等の自然災害
③施工不良
が挙げられます。
台風等で突発的に発生した雨漏りは目視で確認できる被害が生じている可能性がありますので、原因特定は比較的容易です。経年劣化等で長期的に雨漏りが発生している際にも木材等に染みが残るため雨漏りの入り口を探し出すことは難しくありません。この場合は下地も腐食していることが考えられる為、修繕範囲が広くなるということは頭に入れておきましょう。
比較的難しいのは、風の強さ・向きで起こる雨漏りや気づいたら雨漏りを起こしていたというパターンです。調査時に雨漏りが起こるとは限りませんし、いつ頃・何が原因で・どのように雨漏りを起こしたのかが判断しにくい為、長期的な調査となる可能性があります。
ただ雨漏りの原因がわからないのに「やみくもに補修する」と、雨漏りが直らないばかりか雨漏り被害が拡大してしまう可能性がありますので絶対にやめましょう。運よく完全に雨漏りが止まれば良いのですが、雨水の浸入経路が変われば別の場所に雨漏りを起こし、修繕範囲を広げてしまいます。
雨染みが天井であれば屋根、壁であれば屋根からの伝ってきているのか壁やサッシと大方の予想はつきますので、まずはしっかり調査を行い雨漏りの原因特定に努めましょう。
2.散水試験・赤外線カメラ
雨漏りの原因が目視で確認できない場合、別の方法を取り入れ雨漏り調査を行うこともあります。
一つは散水試験です。雨が降ったことを想定しホースで雨漏りの原因と思われる部分に水を掛けます。室内でもう一人が雨水の浸入があるかを確認します。いくつか作業にあたっての注意点がありますが、雨漏りの原因をピンポイントで見つけることが出来ます。ただ作業を伴う事、2人での点検になることから費用がかかることがありますので、散水試験を依頼する前に確認しておきましょう。
もう一つは赤外線カメラです。非破壊検査とも呼ばれますが、赤外線サーモグラフィ法を用いて調査対象、今回は建物の表面温度を計測します。雨漏りを起こしている部分は温度が低くなっている為、雨漏りを起こしている場所が一目瞭然です。只こちらも高い検査機器を使用するため、費用が発生します。
3.雨漏りの修繕費用について
雨漏りを修繕するにあたっての費用は修繕範囲と施工方法でまちまちです。コーキング材の注入のみで改善されるのであれば数万円程度ですが、屋根全体の修繕になれば数百万円はかかってしまうでしょう。その費用も既存屋根材の種類や新規屋根材、施工面積と下地の修繕を含むかどうかで変わりますので、一概には言い切れません。雨漏りの修繕はお金がかかるものだと思われている方も、最低限の修繕で改善させたいと考えられている方もまずは数社での相見積もりを推奨します。雨漏りの原因が間違いなくそこで合っているのか、今後の事も考えた最適な修繕方法はどういうものなのかをしっかり考え修繕にあたりましょう。
4.雨漏りの原因となりやすい場所
瓦やスレートのズレ・割れた部分
経年劣化や台風、地震などの自然災害によって瓦やスレートがずれたり割れたりすることがあります。割れたりずれたりしたところには隙間が開きますので、そこから雨が侵入してしまい、最終的に雨漏りしてしまうのです。瓦は1枚ごとの差し替えが可能です。スレートも一部の差し替えができますが、隣のスレートが割れてしまったりといったリスクがあります。
棟板金
屋根の頂点にある棟に被せてある金属を棟板金といいます。棟板金について、強風や台風後に落下や飛散といったお問い合わせをたくさんいただきます。経年で棟板金を固定している釘が緩んでしまい、風に煽られると釘が抜けてしまいます。棟板金の劣化は、雨漏りだけでなく飛散してご近所への被害も招いてしまう可能性がありますので定期的な点検・補修が必要です。
谷板金
屋根の凹んだ部分にあるのが谷板金(谷樋)です。実は谷板金は屋根の中で最も雨漏りの原因になりやすい場所でもあります。谷板金は屋根に降った雨を下へ流す役割があり、雨が集まりやすい場所です。その分雨漏りのリスクも高くなり、谷板金の劣化やゴミの詰まりによって雨が正常に流されなくなります。
笠木
ベランダやバルコニーの立ち上がり部分の上部に被せられている部材を笠木といいます。笠木同士の結合部や外壁との取り合い部など、シーリングが使用されているところがたくさんあるため、雨漏りの原因となりやすいのです。しかし、笠木のコーキングが劣化したからといって隙間を全て塞いでしまうと、かえって雨漏りをひどくさせる可能性があります。笠木の補修は専門業者に任せましょう。
5.プロに任せたい雨漏り修繕
雨漏りは建物の寿命を著しく低下させてしまいます。それは木造だろうと鉄骨だろうと変りません。見てわかる雨漏り、経年劣化による雨漏りであれば補修方法も限定できますが、検討もつかないような雨漏りの原因特定はやはり専門家に任せる他ありません。中には防水層が原因だと思われていたバルコニーの雨漏りも、笠木が原因で外壁も腐食していたということもあります。施工不良でサッシの隙間から雨水が入り込んでしまっていたという事も十分あり得るのです。もちろん築年数が経過している方が雨漏りのリスクは高まりますが、築浅物件でも雨漏りを起こす可能性はあるという事をしっかり頭に入れ、いざ雨漏りが起きた時は早急に修繕に取り組めるよう心がけていきましょう。
私たち街の屋根やさんでは新型コロナウイルス対策を徹底した上で、お住まいの雨漏り修繕工事に取り組んでおります。点検・お見積り、散水試験等での調査依頼はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月19日時点での費用となります。
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- 施工内容
- 防水工事
- 築年数
- 11年
- 使用材料
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