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屋根の防水紙であるライナールーフィングシリーズの特徴をご紹介
ライナールーフィングとは、田島ルーフィング株式会社で製造販売している屋根用防水紙のことです。屋根において防水紙は必須ですが、品質によって耐用年数の違いや防水性能の違い、さらには透湿性や軽量といった様々な種類の防水紙があります。
ライナールーフィングはシリーズもので、ニューライナールーフィングやライナールーフィング ラダム、ライナールーフィング500などがあります。
このページでは防水紙の性能に加え、ライナールーフィングシリーズそれぞれの特徴をご紹介いたします。
屋根に求められる防水性は防水紙できまる
「屋根の防水と言えば屋根材じゃないの?」と多くの方が思われると思いますが、実は屋根材だけではすべての雨水の侵入を防ぐことはできません。それは瓦やスレート、金属、どの種類の屋根材においても同じことが言え、雨量や風向などの条件によって屋根材を通して内部に雨水が入り込んでしまうものです。そのため、屋根材の下には必ず防水紙を設置し、そこで完全にシャットアウトしているのです。
防水紙に求められる性能とは
名前の通り防水紙は雨水を屋内に侵入させないという、1番重要な性能がありますが、実はそれ以外にも必要な性能があります。特に屋根は夏場は50℃~70℃と非常に高温になりますが、冬場には氷点下まで下がることも多いです。その温度変化によって物質は伸縮・膨張しますがその温度による変化を最小限にすることが必要です。防水紙はカッターなどで下地に打ち込んで固定しますが、その釘穴が温度変化による伸縮から雨水が入りこんでしまうケースがあります。また、屋根材はそう頻繁に工事をすることがないよう耐用年数は20年以上のものがほとんどです。当然防水紙にも同様かそれ以上の耐用年数が求められます。
ライナールーフィングシリーズ
一般的な防水紙はアスファルトルーフィングですが、その弱点である高温下で柔らかくなりすぎたり、低温下で割れてしまうといった問題がありますが改質アスファルトルーフィングではその点をポリマーなどを添加して改善しています。
メーカーからは通常のアスファルトルーフィングよりも3倍の耐久性があると言われています。ライナールーフィングシリーズはこの改質アスファルトルーフィングが使われているため、高温から低温まで広く対応し釘穴からの浸水などを防ぐとともに、高い耐久性を持っています。
・ニューライナールーフィング
シリーズの中でも最高級の防水紙がニューライナールーフィングです。改質アスファルトルーフィングを不織布と原紙で挟んでおり、表層には防滑特殊塗料を塗っています。軽量かつ高い耐久性によって屋根を守ることに加え、防滑性にも優れた製品です。重量は20m x 1mで17kgとなります
・ライナールーフィング ラダム
ニューライナールーフィングの表面に鉱物質粉粒仕上げが施された防水紙です。ニューライナールーフィングでは防滑特殊塗料によって滑りにくくなっていますが、ラダムでは鉱物質粉粒仕上げにより、より滑りにくくなっていることから急勾配な屋根でも安心して使用できます。鉱物質粉粒によりニューライナールーフィングよりもやや重量があり20m x 1mで22.5kgとなっています。
・ライナールーフィング500
今までご紹介したニューライナールーフィング、更にラダムに関しては屋根に直接施工しますが、ライナールーフィング500は屋根の部分においても特に雨漏りの危険が高い谷部や立上りといった防水紙が折れ曲がってしまう箇所を、増張りするために適した防水紙です。そのため高度だけでなく施工しやすいよう柔軟性にも優れた製品です。
改質アスファルトルーフィング以外の防水紙
ライナールーフィングシリーズは改質アスファルトルーフィングですが、それ以外にも様々な種類の防水紙があります。
田島ルーフィングの中でも最も安価なものがアスファルトルーフィング940です。耐用年数が10年程度ですので近い将来建て替えなどを検討しているなど、それほど長持ちさせる必要がないといった理由がなければ、これ以上の製品をおすすめします。
改質アスファルトルーフィングにはニューライナールーフィング以外にPカラーEX+があります。他にも複雑な屋根やずれやすい急勾配の屋根などに粘着性のある粘着層ルーフィングが使われます。また、防水紙に透湿性の性能も持たせた透湿防水ルーフィングもあり、湿気による劣化が少ないため耐用年数が50年程ある防水紙もありますが、高性能な分価格も割高になってしまいます。
このような様々な種類がある上で、コストと性能のバランスが取れたものが改質アスファルトルーフィングです。防水紙に求められる防水性・耐久性に優れていることから多くの屋根に使用されています。
私達街の屋根やさんでは、お住いの状態を事前に調査させていただき、最適な工事のご提案をいたします。その上で使用する防水紙についてもどのようなものが適切か判断いたしますので、これから屋根のメンテナンスをお考えの方はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年01月20日時点での費用となります。
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