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コロニアル屋根にカバー工法は最適?気になる屋根葺き替え工事との違い
このページではコロニアル屋根のカバー工法をご検討中の方や、そもそもカバー工法はどういう工法なのかといった疑問を解消していきたいと思います。
特にコロニアルとカバー工法は相性がよく、今まで屋根材を交換するといったら屋根葺き替えというイメージだった方には、カバー工法という新しい選択肢が生まれるかもしれませんね。
コロニアルはどんな屋根材?
コロニアルとは、別名スレートとも言われます。もともとコロニアルというのはクボタという屋根材製造会社(現在のケイミュー)で販売していた商品名です。多くの住宅に使われる人気の屋根材だったことから、スレートよりも商品名のコロニアルと呼ばれることが一般的になったようです。
古くは屋根といえば瓦か金属でしたが、コロニアルが普及するようになり現在においては木造戸建てでの使用率は30%以上です。その人気の理由は価格の安さや耐火性の高さです。防水性は塗装をすることで向上できることや、耐用年数も20年とそこまで長寿命ではないにしても、コストパフォーマンスのバランスが取れた屋根材だったことが人気の理由といえます。
屋根カバー工法はどんな工法?
屋根材を新しくするという意味では屋根カバー工法も屋根葺き替え工事も同じですが、屋根カバー工法は既存の屋根に新しい屋根を作る工法です。
屋根葺き替え工事は一旦屋根材を撤去するため、廃材撤去の処分費もかかり工事日数や費用もそれだけかかることになりますが、屋根カバー工法はそれらの工程がありませんので結果、費用を抑えて屋根を新しくすることができるのです。
屋根カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法のメリット
まずは、上記でご紹介した通り、葺き替え工事に比べて費用を抑えられることです。廃材がほとんど発生しないのでホコリも少なく、ご近隣とのトラブル発生リスクが低くなります。また、アスベストが含まれたコロニアルでは、撤去時にアスベストが飛散してしまうのですが、カバー工法は既存の屋根を撤去しないのでアスベスト飛散の心配もありません。カバー工法では屋根が二重になるため、その分断熱性・遮音性が向上します。
カバー工法のデメリット
カバー工法は屋根を重ねるため屋根全体の重量が増します。そのため、もともと重量のある瓦屋根には施工ができません。他にも太陽光パネルの設置が難しくなるため、将来太陽光パネルの設置をご検討中の方は葺き替え工事をおすすめします。葺き替え工事では、新しい屋根材を選ぶことができますが、カバー工法ではほぼ金属屋根材に限られてしまいます。また、コロニアルの劣化が進んでいる場合には、カバー工法ではなく葺き替え工事でしかリフォームできない場合もあります。
コロニアルと屋根カバー工法
冒頭分でコロニアルと屋根カバー工法は相性がいいとお話しましたが、実は屋根カバー工法はどんな屋根にも適用できるものではありません。
屋根カバー工法は既存屋根の上に防水紙を設置しますので、屋根がフラットになっている必要があります。瓦屋根などは表面が凹凸になっているため、屋根カバー工法には適していません。
また、下地の状態が傷んでいる場合も屋根カバー工法は難しいです。下地とは野地板のことで、さらにその下に設置された母屋、垂木などが傷んでいる場合も同様です。その場合は一旦屋根材を撤去し野地板や垂木などを交換するため、結果的に屋根葺き替え工事を選択する必要があるのです。
コロニアルはその点、表面がフラットなため、防水紙の敷設も問題ありません。
コロニアルのアスベスト問題
コロニアルには人体に悪影響があるアスベストが含まれていた時期があります。約20年程前に法律の規制が入り、それ以降はアスベストの含まれていないノンアスベストのコロニアルが販売されるようになりました。
アスベストが含まれた屋根材の判断として、一つは規制を受ける前の2006年以前の建築の場合です。しかし、築年数だけでは確実に判断ができないため、商品名を確認しメーカーのWEBサイトで照合させる方法が確実と言えます。この場合は屋根材の外観だけでは確認できないため、剥がして裏側を確認するといった方法が必要になります。ご自身ではこのような作業は大変危険で、なおかつ判断が難しいため専門業者にお願いするようにしましょう。私達街の屋根やさんでは無料にて調査を承っております。
アスベストの含まれるコロニアル屋根には屋根カバー工法を
アスベストのコロニアル屋根は撤去時や処分費が、ノンアスベストのものよりもかかります。そのため既存の屋根を残す屋根カバー工法を行えば、撤去処分費などを抑えることができます。
「アスベストの含まれた屋根が残るのはなんだか不安」と思われる方もいるかもしれませんが、残されたコロニアルに含まれるアスベストは、飛散の心配がないため人体への影響を考える必要はありませんのでご安心ください。
コロニアル屋根の屋根カバー工法の流れ
コロニアル屋根のカバー工法を行う様子をご紹介いたします。過去に2回ほど屋根塗装をしているようですが、コロニアル自体の耐用年数を過ぎ傷みが進んでいることから塗装はできないと判断し、今回屋根カバー工法を行う運びとなりました。
左写真はこれから屋根カバー工法を行う屋根です。屋根カバー工法に不要となる棟板金や雪止め金具などの役物を取り外し、その上から防水紙を設置していきます(右写真)。
この時、傾斜が急勾配であったりコロニアルの表面の劣化が激しい場合は粘着性の防水紙を使うのですが、今回のコロニアルも傷みが進んでいることもありタディスセルフという粘着性のある改質アスファルの防水紙を使用しました。
防水紙の上から続いて屋根材を取り付けます。使用したのは横葺きの金属屋根材、カレッセです。釘を使って固定していきますが、横葺きなので横方向の結合には専用のジョイントを使ってつなぎ合わせていきます(左写真)。
屋根材設置後は棟板金などを取り付けて屋根カバー工法は完了となります(右写真)。
今回はコロニアルから金属屋根材への屋根へカバー工法を行いましたが、屋根が二重になる屋根カバー工法は重量が増すため軽量な金属屋根材を使うことで重さの負荷は軽減できます。また、屋根が二重になり夏場の照射熱を軽減できたり、雨音などの防音効果も高まります。
私達街の屋根やさんではコロニアルからの屋根カバー工法はもちろん、お住いやお施主様のご要望に合わせた最適な工事のご提案をいたします。事前の点検やお見積もりも無料ですのでお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年08月14日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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