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瓦や棟だけじゃない!屋根の用語を知って屋根工事に役立てよう
屋根の補修などを行う場合、いざ修理会社に連絡しようと思っても屋根の修理したい部分がなんという名称なのかわからないため、説明に困ったことはないでしょうか?一口で「屋根」といっても部分を指す名称はたくさんあり、その一つ一つに機能を有しています。このページでは修理やリフォームを行う上で最低限押さえておきたい代表的な用語についてご紹介いたします。なお、私達街の屋根やさんではこのような知識をもっていなくとも、お客様の意思をくみとりご対応させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
屋根材
屋根と言えば瓦やスレートなどの屋根材がまず頭に浮かぶのではないでしょうか。屋根材は雨や日材などからお住まいを守ってくれていますが、その分夏場は強烈な紫外線と高温になり、冬場は反して氷点下まで下がることがあります。また風雨にも常にさらされる過酷な環境のため、それだ経年劣化しやすいのが屋根材です。そのため屋根材は高い耐候性をもっており、数十年持つような部材が使われてるのです。代表的な屋根材といえば粘土を焼いた和瓦、セメントに繊維質を混ぜたスレート(コロニアル)、最近では軽量で耐久性も高いガルバリウムや更に高性能なSGL鋼板などの金属製、さらにはアスファルトシングルなど様々なものがあります。
※お住まいのメンテナンス周期については専用サイトを御覧ください。
棟(むね)
屋根の面と面が合わさる箇所を棟といいます。この箇所は水分が入り込みやすい箇所のため、棟板金や棟瓦などを設置しています。ちなみに屋根の中でも一番高い箇所に横一文に設置されているのが大棟、そこから下に向かっているのが隅棟(下り棟)といいますが、どれも総称として「棟」と言われています。
野地板
野地板は屋根の下地となる板のことです。屋根構造でももっと重要な基盤となる部位で、この野地板に後ほどご紹介する防水紙(ルーフィング)や屋根材を固定します。屋根材や防水紙を撤去しなければメンテナンスができないため、もし劣化していれば葺き替え工事で新しい野地板へ交換します。
防水紙
上記でご紹介した野地板の上に葺かれるのが防水紙(ルーフィング)です。雨漏りを防ぐ役割を持つ部位であり、劣化したり傷んだ場合には必ずメンテナンスが必要になります。防水紙がしっかりとしていれば、瓦がズレたりスレートが欠けてしまってもすぐに雨漏りが発生することはありません。
野地板同様に葺き替え工事で新たなものへ交換する他、カバー工法の際には既存の屋根材の上に新しい防水紙を葺く場合もあります。
雨樋
屋根に落ちた雨水をスムーズに地上に排水するための設備が雨樋です。雨樋は様々な部品で構成されており、屋根からの雨水を受けるのが軒樋、軒樋の雨水が集合する集水器、それを地上まで下ろす筒状の縦樋なそれぞれ名称があります。雨樋は雨水を地上に排水させるというと、それほど重要な部分ではないように思われますが、雨樋がないと屋根からの雨水が屋根の裏に回り込んで木部を濡らしたり外壁を伝って汚すことになります。また、屋根から直接地上に雨水が落ちると雨量によって大きな騒音になることや、落下した雨水によって地上に穴が空いてしまうなど様々な問題になります。
鼻隠しと破風
どちらも屋根の縁部分ですので、鼻隠しと破風は混同されがちですが、軒樋が取り付けられているのは鼻隠しで、ついていないのが破風と覚えておきましょう。どちらも屋根の縁部分で、この箇所は風雨が当たりやすい箇所です。特に強風で屋根が煽られると破損する危険があるため、破風や鼻隠しで風逃して屋根への風の負担を軽減しています。
雪止め
屋根に雪が積もった時のために設置しておくのが雪止めです。実は屋根に雪がつもり、それが落下すると大変危険です。カチカチに凍った雪は落下して人に当たれば怪我をさせてしまいますし、カーポートや庇に落ちて破損させてしまうこともあります。これらを防ぐために雪止め金具を屋根につけておくと安心です。雪止めは金属製のものが多く使われておりますが、瓦そのものが雪止めになっているものもあります。降雪量に応じて雪止めを取り付ける間隔や数などに違いがある他、雪止め金具に加えアングルを取り付けることで傾斜の急な屋根や雪が多い地域などにも対応できます。
ケラバ
前項でお話しました破風の部分と、屋根のL部分をケラバといいます。板金が設置されていたり、瓦屋根の場合はケラバ専用の瓦が使われます。ケラバは雨水が軒天に吹き込むのを防いだり、外壁へ当たる紫外線量を抑えるなどの機能があります。
トップライトとドーマーについて
ドーマー
屋根に小さな屋根付きの窓がついているのを見たことはありませんか?あれがドーマーです。ロフトや屋根裏部屋があるお住まいに多く見られ、採光や換気といった機能性に加え、景観を良くするという意味でも取り付けられることがあります。
トップライト・天窓
ドーマーは屋根付きの窓ですが、屋根の面に取り付けられたものがトップライト、もしくは天窓です。トップライトも天窓も同じものを指し、主に採光と換気などの目的で取り付けられます。
軒天
軒先の天井部分、または屋根の裏とも表現できる箇所を天窓といいます。軒天があることで窓から入る光の量を調整したり、万が一火事になった場合屋根裏まで一気に燃えることを防ぐといった目的で設置されます。
屋根の用語まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。屋根といっても様々な用語があるといことがご理解いただけたと思いますが、屋根リフォームや修理をする上で知っておけば修理業者とのやり取りもスムーズになりますし、工事についての理解もしやすくなります。また、傷んだ箇所がどのような機能を果たしているか知ることで理想的な屋根リフォームを実現できることになるでしょう。私達、街の屋根やさんは屋根工事専門です。屋根のこと、お住いのことで気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年11月11日時点での費用となります。
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