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バルコニーのウレタン防水を行う上で知っておきたい4つのポイント
バルコニーは屋外にあるため、雨が降れば吹き込んできてバルコニー内を濡らすことになります。バルコニーの防水が十分でなければ、そこから下に雨水が浸透し内部の木部を傷めたり、壁や柱を伝って屋内を濡らすことにも繋がります。ですので、バルコニーの防水はお住まいを健全に保つためには必要な工事と言えるでしょう。このページではバルコニーの防水でよく使われるウレタン防水についてメリット・デメリットや工事が必要な状況・工事の様子などのポイントをご紹介いたします。
バルコニーの防水工事が必要な状況とは
冒頭文でお話したような雨漏りがしている場合は当然防水工事が必要となりますが、他にも様々な問題から防水工事を行います。そもそもなぜバルコニーから雨漏りしてしまうのでしょうか?もともと防水工事がされていないバルコニーもありますが、防水工事がされていても経年によって防水機能が失われている場合もあります。経年劣化によるひび割れや、防水シートの破れなどがそれに当たります。また、そこまでに至らずとも表面に苔や汚れがひどい場合や、トップコートが剥がれてきているなど、すぐに雨漏りはしないが、このまま時間が経てば雨漏りしてしまう状況においても工事が必要と考えられます。
バルコニーのウレタン防水工事メリット・デメリット
防水工事は数種ありますが、一般住宅で多く施工されているのはウレタン防水工事です。ウレタン防水のメリットとして、液状のウレタン樹脂を塗ることで防水層を作るため、バルコニーの形状が複雑でも施工することができます。また、他の防水工事よりも工期が短いため、工事費用も抑えることができます。他にも液体で防水層を作るため、シート防水などの継ぎ目は発生しないことや、防水層自体が軽量であるためバルコニー自体の重量増も最低限に抑えることができるといった利点もあります。
とても多くのメリットのあるウレタン防水ですが、デメリットとしては施工が手作業になるため施工スタッフの技術に仕上がりが左右されるということです。液状のウレタン材を均一に塗っていくことで、厚みを一定にしムラをなくすことが重要です。また、他の防水工事よりも耐用年数が短いですが、防水層を紫外線などから保護するためのトップコートを5年程度で塗り替えることで長持ちさせることができます。
バルコニーは防水不良以外にもこんな異常に注意しましょう
排水詰まりによって、バルコニーの床に水が溜まってしまっていることがあります。排水口部分の詰まりであれば清掃によって詰まりが改善できますが、配管内に詰まってしまうと清掃では改善できないため、一旦縦樋を解体する必要があります。もし排水口にゴミが溜まっていたら早めに清掃をするようにしましょう。
他にも土砂が溜まっていたり、更にはそこから植物が生えている場合なども要注意です。バルコニーに水が溜まっていたり土砂溜まりなどはどちらも防水層を劣化させる原因にもなります。
バルコニー床の雨漏りをウレタン防水工事で改善
ここからは実際にバルコニーの床から水が下の軒天に染み出している問題を、ウレタン防水工事で改善する様子をご紹介いたします。
まずは工事前のバルコニーの状態です(左写真)。ご覧の通り排水溝は黒く汚れが溜まっており、苔なども生えていました。防水処理はもともとされている床ですが、経年劣化によって表面にザラつきが有り、すでに防水の効果はなく、それにより雨漏りしている状態です。
バルコニーの床の下は水分が滲み出て汚れが出てしまっています(右写真)。
続いて工事の様子を見ていきます。床は補強のためにコンパネを設置し、その上からソフラボンドを塗っていきます。また、コンパネの継ぎ目にはソフランテープでしっかり固定します。更にSSAシート(通気緩衝シート)を設置し、これにより下地内に水分を脱気装置から外部に排出できるようにします(右写真)。
続いてウレタン防水材のソフランシールを塗布していきます。どの位置も均一の厚さにするために、一度に厚塗りするのではなく、2回塗りにて仕上げていきます。防水材が乾燥するのに時間がかかるため日を明けて2回塗りをおこなっております。
そして最後に表面の保護にトップコートのライトグレーを塗ってウレタン防水工事は完了となります。
ウレタン防水工事も状態によって下地の調整の工程は変わってきます。ですので必ずしも今回と同じ作業になるというわけではありませんので、まずは現地の調査を行うことで適切な工事が可能となります。私達街の屋根やさんでは現地調査から工事のご提案、お見積り書の作成などすべて無料となっております。これからバルコニーの防水工事をご検討の方はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年06月14日時点での費用となります。
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