HOME > ブログ > 屋根用コーキングとは?塗装の有無で適したコーキング材が違いま.....
屋根用コーキングとは?塗装の有無で適したコーキング材が違います!
皆さんはコーキングという材料をご存じでしょうか?外壁の目地や少しの穴を埋め塞ぐなどの際に役立つコーキング(シーリング)材ですが、屋根にも施工されることがあります。この際、屋根は外壁よりも過酷な環境下にあるため、より環境に適したコーキング(シーリング)材を使用されることが求められます。
そこで今回は屋根に施工する際にオススメのコーキング材をご紹介したいと思います。
屋根のどんなところに使用される?
コーキング材は住宅の至るところで活躍しています。確認しやすい外壁であれば、サイディングの目地部分もそうですし、モルタルのクラックが発生した部分の補修にも使われます。
では屋根はどうかというと、頂部にある棟板金の継ぎ目や釘穴を塞ぐために施工されることがメインですが、スレート屋根材のひび割れ補修や瓦屋根でも瓦のずれや浮き抑制のためにラバーロック工法と呼ばれる施工でコーキング材が使用されることが多いです。また棟にある冠瓦の継ぎ目や鬼瓦と冠瓦の間は、雨水が浸入しやすいためコーキング材で埋める施工がスタンダードです。
※ラバーロックとは、瓦の一部をコーキング材で留めていく施工ですが、誤った施工や説明からトラブルが相次いでいるケースが非常に多く存在しています。
瓦の全面にコーキングを施工することで固定力・防水性向上と謳われることがあるようですが、実際は毛細管現象が起きることで雨漏りに発展してしまいます。またコーキングを施工した瓦屋根は再利用できないためほとんどのケースで屋根葺き替え工事が余儀なくされてしまいます。また固定といっても一時しのぎでしかないため、私たち街の屋根やさんではラバーロック工法をオススメしておりません。
屋根に適切なコーキング材は?
屋根に施工される場合のコーキング材は屋根材によって異なります。まず和瓦や陶器瓦の場合、今後塗り替えする必要がないため防水性に優れたシリコン系コーキングが使用されます。水分を弾くため、塗装に向かない瓦でこそ使用できます。
一方今後塗装を行う必要があるスレート屋根材や金属屋根材、セメント瓦にはシリコン系コーキングを使用すると、その場所のみ塗装できなくなってしまいます。そのため塗料の密着性に優れた変性シリコンでの補修がオススメです。べたつきがあり埃や汚れが付着しやすかったり、可塑剤が含有されているためにブリード現象(黒い汚れのような染み)が拡がる可能性があったりと、種類によって性質が異なりますのであらかじめ確認しておくことも大事です。屋根は太陽光に晒され続ける場所ですので、高耐久のコーキング材を使用したうえで塗装メンテナンスにより保護してあげるのがベストな補修方法となりますので、機会をあわせて補修に臨む様にしましょう。
DIYをオススメしない理由
コーキング材での補修自体は、材料もホームセンターで販売しておりますし難しくはありません。しかし屋根となると梯子や脚立をつかっての作業になりますので大変危険です。また瓦であればコーキング材で補修するよりも瓦のずれや漆喰の補修を最優先で行う方が効果的です。スレート屋根材等であっても雨漏りを起こしていればコーキング材で改善できるものではありませんし、全体的な劣化は塗装メンテナンスや屋根カバー工法が必要となります。
コーキング補修はあくまで応急処置、一時しのぎといった施工になりますので、あえて危険を冒して行うべきものではありません。まずは屋根工事専門業者に見てもらい状況の把握、そして適切なメンテナンスを提示していただき何が最適かを判断していく必要があります。
私たち街の屋根やさんでは点検・お見積りを無料にて実施しておりますので、お気軽にご相談ください。ドローン調査も承っておりますので、隣家との距離がほとんどなく梯子調査が不可能と言われた方、急勾配屋根にお住まいの方もご安心ください(一部ドローン飛行が許可されていない地域もございますので、お住まいのご住所をお知らせください)。
まとめ
コーキング材は外壁のみならず屋根の補修や防水性向上のためにも使用されています。継ぎ目を塞ぐことで雨水の浸入を防ぎ、雨漏りや下地の腐食を防ぐ効果がありますが、無知や悪質な営業を行う業者によって瓦屋根全体にコーキング材を施工されるラバーロック工法は、かえって雨漏りを起こす眩暈になってしまいますので十分にご注意ください。
屋根に使用されるコーキング材は屋根材によって異なります。塗装が必要ない瓦の場合はシリコン系コーキングでの施工が可能ですが、今後塗装を行う可能性のあるスレート屋根材・金属屋根材・セメント瓦の補修には、下地にも塗料にも密着する変性シリコンコーキングの使用が望まれます。
コーキング材は簡単に手に入りますし施工自体は難しくありません。しかし屋根というと高所作業となりますので非常に危険です。また補修といっても応急処置・一時しのぎにしかなりませんので、必ず屋根工事業者に見てもらいメンテナンス方法を検討しましょう。
記事内に記載されている金額は2021年07月06日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック!
葺き替えよりリーズナブル!屋根カバー工法で雨漏り解決!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。

このページに関連するコンテンツをご紹介
あなたの近くの街の屋根やさんはこちら
街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

屋根塗装を行った現場ブログ
屋根塗装を行った施工事例
お問い合わせフォーム

点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!
お電話でのお問い合わせは
通話料無料

0120-989-936
8時30分~20時まで受け付け中!